マーガレット・リバー、ウエスタン・オーストラリア、オーストラリア(2024年4月8日月曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)のオーストラリア・レッグは、2024年4月11日~21日のコンペティション期間を持つ第5戦「ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ」へと続く。
ミッドシーズン・カット前最後のイベントとなるマーガレット・リバーは、誰がツアーに残り、誰がチャレンジャー・シリーズに降格するかを決める最後の大会となる。
2024年のCTシーズンは、すでに半分が過ぎようとしている。ハワイでの歴史に残るパフォーマンスから、ポルトガルで目撃された信じられないような戦い、そして象徴的なリップカール・プロ・ベルズ・ビーチの第61回大会まで、2024年は歴史に残るものになることが明らかになっている。
様々なコンディションで開催された4つのアクション満載のイベントを終え、カリフォルニアのケイトリン・シマーズ(USA)とグリフィン・コラピント(USA)は、イエロー・リーダーズ・ジャージを着て西オーストラリアに向かう。
素晴らしいオーストラリア・ウェストコーストが待っている
パワフルな外洋のスウェルが押し寄せるウェスタンオーストラリアは、サーファーの実力を測る場所とされてきたが、現在ではミッドシーズン・カット前の最終戦ということで、選手の精神力が試される場所でもある。
歴史的にはマーガレット・リヴァーのメイン・ブレイクのレフトで行われてきたが、最近の大会では主にピークの反対側、より短くスティープなライトに舞台が移っている。
サーフボードを調整し、タイミングをパーフェクトに計ることは、世界最高のサーファーにとって、息を呑むようなオーストラリアの南西海岸に押し寄せる大きな南よりのスウェルに挑むための準備に必要な要素である。
オープンフェースカーブをドライブさせ、時にバレルをメイクし、むき出しのリーフをかわしドラマチックなエンドセクションをヒットすることが、メインのロケーションでのエクセレント・スコアを決める秘訣。
一方で、ザ・ボックスと呼ばれるバックアップ・ロケーションは、ディープでテクニカルなバレルが中心で、そのクオリティは地球上の多くのロケーションの追随を許さない。
大会が開幕すれば、誰がチャンスを掴み、誰がプレッシャーに押しつぶされるかが分かるだろう。ひとつだけ保証できることは、オーストラリアの荒々しい西海岸というチャレンジングでダイナミックなキャンバスの中で、その場にいるすべてのサーファーが全力で挑むということだ。
イベント・ワイルドカードと怪我人リプレイスメントが発表
先週末、メインブレイクで開催されたシンク・メンタル・ヘルスWAトライアルは、元女子CTコンペティターのブロンテ・マコーレー(AUS)と新進気鋭のオーティス・ノース(AUS)がワイルドカードでの出場を決めた。
またジョージ・ピター(AUS)は、チャレンジャー・シリーズ・ランキング3位のオーストラリア人サーファーとしてWSLワイルドカードを獲得し、リーフ・ヘイズルウッド(AUS)は、ジョアオ・チアンカ(BRA)の怪我人リプレイスメントとして出場する。
カノアはH7、コナーはH11に登場。
ポルトガルとベルズで9位となった五十嵐カノアは、現在ランキング7位でミッドシーズン・カットをクリア。17位が続いているコアー柄沢オレアリーは、現在ランキング15位でまだミッドカットをクリア出来ていないが、今回は良い結果を残したいところ。
オープニング・ラウンドでは、ヒート7で五十嵐カノア(JPN)は、イタロ・フェレイラ(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)と対戦。ヒート11でコナー・オレアリー(JPN)は、和井田リオ(IDN)、サミュエル・プポ(BRA)と対戦する。頑張れ!日本!
ファーストコールは日本時間4月11日の8時。
ライブを見る
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送される。WSLの放送パートナーから、より多くの視聴方法をチェックしよう。
https://www.worldsurfleague.com/events/2024/ct/200/western-australia-margaret-river-pro/main
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ女子オープニング・ラウンドの組み合わせ:
ヒート1:モリー・ピックラム(AUS)、ルアナ・シルバ(BRA)、アリッサ・スペンサー(USA)
ヒート2:ジョアン・ディフェイ(FRA)、レイキー・ピーターソン(USA)、ソフィー・マカロック(AUS)
ヒート3:ケイトリン・シマーズ(USA)、ソイヤー・リンドブラッド(USA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート4:キャロライン・マークス(USA)、ガブリエラ・ブライアン(HEAT)、インディア・ロビンソン(AUS)
ヒート5:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、タイラー・ライト(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート6:ブリサ・ヘネシー(CRC)、タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)、イザベラ・ニコルズ(AUS)
男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
ヒート1:バロン・ママイヤ(HAW)、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)、イーライ・ハネマン(HAW)
ヒート2:ジャック・ロビンソン(AUS)、ガブリエル・メディーナ(BRA)、デヴィッド・シルバ(BRA)
ヒート3:ジェイク・マーシャル(USA)、ラムジ・ブーキアム(MOR)、ケリー・スレーター(USA)
ヒート4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、イアン・ジェンティル(HAW)、ジョージ・ピター(AUS)
ヒート5:イーサン・ユーイング(AUS)、ケイド・マトソン(USA)、リーフ・ヘイズルウッド(AUS)
ヒート6:グリフィン・コラピント(USA)、セス・モニーツ(HAW)、オーティス・ノース(AUS)
ヒート7:五十嵐カノア(JPN)、イタロ・フェレイラ(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)
ヒート8:コール・ハウシュマン(USA)、ライアン・カリナン(AUS)、カイオ・イベリ(BRA)
ヒート9:クロスビー・コラピント(USA)、ヤゴ・ドラ(BRA)、フレデリコ・モライス(POR)
ヒート10:ジョーディ・スミス(RSA)、マシュー・マクギリブレー(RSA)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
ヒート11:和井田リオ(IDN)、コナー・オレアリー(JPN)、サミュエル・プポ(BRA)
ヒート12:リアム・オブライエン(AUS)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ミゲル・プポ(BRA)
詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。