
ウエスタン ・オーストラリア・マーガレット・リバー・ プロ(2025年5月21日水曜日)- 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第7戦、ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、あのボックスで男子のラウンドオブ16が行われた。
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロのセカンダリー・コンペティション会場となるボックスは、スラビング・バレルで知られるシャローリーフ・ブレイク。

この波は間違いなく男子のクオーターファイナル進出者を決定するために世界最高峰をテストし、2019年以来初めてヒートが行われることになる。
男子ラウンドオブ16は、6~8フィートのコンディションで、35分ヒートでスタート。女子のラウンドオブ16はメインブレイクで10~12フィートのコンディションで行われる。男子のクオーターファイナルは今日中に行われる予定だ。
ヒート3では 五十嵐カノア (JPN)とコナー・オレアリー (JPN)がジャパンマッチが実現。過去にCTでは5回のマンオンマン対決がある二人は、コナーが通算3勝2敗とリード。6度目の対決は日本応援団としては注目のヒートとなった。
オレアリーは、今日のボックスではバックハンドでの戦いとなるが、このコンディションに全てを賭ける準備ができている。五十嵐は現在世界ランキング4位で、GWMオージー・トレブルをリードしており、その勢いを生かして今シーズン4度目のクオーターファイナル進出を狙う。


最初の波を掴んだのはコナー。ビハインドピークから大きく口を開けたバレルにバックハンドのグラブレールでチャージし、スピッツアウト。5.87をスコアする。
とにかくウェイブセレクションがモノを言うコンディション。ポジションからレールをセットしてチューブの中を駆け抜けるのだ。

カノアも奥から波を攻めるも潰されてメイク出来ない。そのままカノアはワンライドでヒート終盤へ。



アンダープライオリティで波を掴んだカノアだったが、ピークから降り落とされてスコアが伸ばせない。如何にこの波が難しい波なのかが理解できるヒートとなった。スローヒートの中で後半チャージしたカノアだったがメイク出来るバレルは最後まで見つけられず。
昨日ミッドカットをクリアし、先制攻撃を見せたコナーが逃げ切り、クオーターファイナル進出。カノアは惜しくもここで敗退。今大会は9位でフィニッシュとなった。
「昨日を乗り切ったことで、(ラウンドアップしミッドカットをクリアして)大きな肩の荷が降りたような気分でした。そして今日、何も期待せずに臨みました。」コナーが語った。
「とてもいいチャレンジです。昨日とは違うチャレンジだけど。プレッシャーのない、ストレスの少ないヒートでした。本当に良いバレルをキャッチできる、とてもエキサイティングなチャンスだと考えていました。それがそのヒートでの心構えでした。できるだけ多くのチャンスを自分に与えようとしていました。
あまり経験がないから、ラインナップの中で自分のやり方を見つけたり、方法を考えたりするのは難しいですが、なんとかやっています。今日は1本が必要でした。
僕のファンや家族、友人たち、これまで応援してくれてありがとう。今年は浮き沈みの激しい年でした。ストレスが溜まって申し訳ないです。」
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ、今日の大会の詳細とハイライトについては、WorldSurfLeague.comをご覧ください。