WSLインパクト・アワードを五十嵐カノアが受賞。CT開幕戦レクサス・パイプ・プロは今夜から大会期間に突入。

世界チャンピオンのキャロラインとインパクタ・アワードのカノア

バンザイ・パイプライン、オアフ島、USA(2024年1月28日日曜日)-2024年1月29日から2月10日まで、オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催される「レクサス・パイプ・プロ Presented by YETI」で、WSL(ワールド・サーフィン・リーグ)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)キャンペーンを開始する準備をする出場選手たち。

 

 

ハワイでのアクション満載の4週間を前に、2024年クラスが到着し、ラインナップに加わり始めている。WSLツアーズ・アンド・コンペティション・チームは、明日1月29日(月)午前7:30(HST)日本時間で1月30日深夜2時30分にファーストコールを行い、大会初日の午前8:00にスタートする可能性がある。

予報ではLexus Pipe Proのウェイティング・ピリオドには十分なスウェルが期待できるが、風のコンディションは問題とのこと。現時点では、イベントウインドウの前半に1~2回、まずまずのコンディションとなり、後半に風向きが良くなる可能性があるようだ。

 

 

レクサスWSLアワードが開催。WSLインパクト・アワードに五十嵐カノア

 

 

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2023年シーズンの功績を称え、2024年WSLチャンピオンシップ・ツアーの開幕を祝う「レクサスWSLアワード」が昨夜開催され、世界最高峰のサーファーたちが表彰された。

 

チャンピオンシップ・ツアー、ロングボード・ツアー、ワールド・ジュニア・チャンピオンシップで新たにワールド・チャンピオンに輝いた選手や、2023年チャレンジャー・シリーズ優勝者、2023年CTルーキーズ・オブ・ザ・イヤー、2023年ヴィスラCTシェイパー・オブ・ザ・イヤー、インパクト・アワード受賞者が表彰された。

 

 

WSLインパクト・アワードは、カリッサ・ムーア(HAW)、五十嵐カノア(JPN)、プアマカマエ・デソト(HAW)が受賞。WSLインパクト・アワードは、海を守るために世界のサーフィン・コミュニティを鼓舞し、力を与えるために、最も大きな影響力と卓越した努力を示したサーファー個人を表彰するものだ。3名には地元ネイティブ・ハワイアンのアーティスト、レレオ・キニマカが制作した伝統的なハワイアン「アライア」サーフボードが贈られた。

 

レクサスWSLアワード
WSLワールド・チャンピオン:キャロライン・マークス(USA)、フィリッペ・トリード(BRA)
WSLロングボード・ワールド・チャンピオン:ソレイユ・エリコ(USA)とカイ・サラス(HAW)
WSLワールド・ジュニア・チャンピオン:シエラ・カー(AUS)とジェット・シリング(USA)
チャレンジャー・シリーズ優勝者:インディア・ロビンソン(AUS)とコール・ハウシュマン(USA)
2023 CTルーキーズ・オブ・ザ・イヤー: ケイティ・シマーズ(USA)とイアン・ジェンティル(HAW)
2023 VISSLA CTシェイパー・オブ・ザ・イヤー: マット “メイヘム “バイオロス
ギネス・ワールド・レコーズ・タイトル: ローラ・エネバー(AUS)

WSLインパクト・アワード:カリッサ・ムーア、五十嵐カノア、プアマカマエ・デソト

 

 

 

写真:レクサスWSLアワードでの2024WSL CTルーキー、[左から]ケイド・マトソン(USA)、イーライ・ハンネマン(HAW)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)、クロスビー・コラピント(USA)、コール・ハウシュマン(USA)、アリッサ・スペンサー(USA)、ソイヤー・リンドブラッド。 Credit: © WSL / Heff

 

世界最高峰のサーファーたちとのデビュー戦に燃えるルーキーたち

 

ほとんどのサーファーが長年の経験で危険なレフトとライトのリーフブレイクをある程度把握しているとしたら、 ヘビーなバレルや大きな学びを記憶しているサーファーもいれば、今週は初めての経験というサーファーもいるはず。7人のサーファーが、2023年のチャレンジャーシリーズから、CTに新たに加わる。

 

カリフォルニアからは、ソイヤー・リンドブラッド(USA)、アリッサ・スペンサー(USA)、ケイド・マトソン(USA)、コール・ハウシュマン(USA)、そして世界ランキング3位のグリフィン・コラピント(USA)の弟、クロスビー・コラピント(USA)が参戦。

 

コールのプロフィール動画公開。

 

特に期待はハウシュマン。彼は新シーズンに向けて男子ニューカマーの才能ある選手たちをリードしていくことになりそうだ。この強力なグーフィーフッターはチャレンジャーシリーズで2度の優勝を飾っており、あらゆるコンディションで大きな脅威となるだろう。

 

CTレベル最多出場(ワイルドカードでCT13回参戦)を誇るルーキー、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)も出場。またハワイアンが地元で競技キャリアの新章をスタートさせるということで、ノースショアの観衆から最も歓声を浴びるのはイーライ・ハネマン(HAW)。レクサス・パイプ・プロは、ルーキー達に最初から絶好の機会を提供する。

 

しかしもちろん、11度の世界チャンピオン、ケリー・スレーター(USA)、地元のスーパースター、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ガブリエル・メディーナ(BRA)、イベント・ワイルドカードのモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)、2023パイプ・プロ優勝者のジャック・ロビンソン(AUS)、5度の世界チャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW)など最高の選手たちと戦い、そのチャンスをものにしたい。

 

ついに発進!ジャパン2トップのコナー柄沢オレアリーと五十嵐カノア。

 

五十嵐カノアとコナー柄沢オレアリー

 

昨年、オリンピック日本代表出場を目指し、日本への移籍申請を行っていたコナー柄沢オレアリーの正式に日本へ移籍承認が発表された。そして、WSLにおいても2024年シーズンから彼の名前の後ろにはJPNの文字が加えられた。

 

今回のCT初戦レクサス・パイプ・プロ・オープニング・ラウンドでは、五十嵐カノアとコナー柄沢オレアリーの二人は同じヒート。ヒート10でルーキーハワイアンのイーライ・ハンネマン(HAW) と対戦する。五十嵐カノアとコナー柄沢オレアリーを日本の2トップとして応援していきたい。がんばれ!日本!

 

 

レクサス・パイプ・プロ・オープニング・ラウンドのビッグ・マッチアップ

 

 

キャロライン・マークス(USA)とフィリッペ・トリード(BRA)が世界チャンピオンに輝き、WSLファイナルで華々しく幕を閉じた昨シーズン。今大会で2023年に繰り広げられた壮絶なバトルが復活。男子34名、女子17名がトップ5入りを目指し、そして最終的には世界タイトルをかけて戦う。

 

2人の現役ワールド・チャンピオンは、今シーズン最初のヒートで地元のワイルドカードと対戦するため、最高のパフォーマンスを披露しなければならない。マークスはパイプラインで優勝経験のあるモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)と、トリードは2023年にハワイ/タヒチ・ヌイ・リージョンで優勝したシオン・クロフォード(HAW)と対戦。どのヒートも目の離せないヒートとなりそうだ。

 

レクサス・パイプ・プロ Presented by YETI 女子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
ヒート1:タイラー・ライト(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、ルアナ・シルバ(BRA)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ブリサ・ヘネシー(CRC)
ヒート3:キャロライン・マークス(USA)、インディア・ロビンソン(AUS)、モアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)
ヒート4:ケイトリン・シマーズ(USA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、イザベラ・ニコルズ(AUS)
ヒート5:モリー・ピックラム(AUS)、タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)、アリッサ・スペンサー(USA)
ヒート6:レイキー・ピーターソン(USA)、ジョアン・ディフェイ(FRA)、ソイヤー・リンドブラッド(USA)

レクサス・パイプ・プロ Presented by YETI 男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
ヒート1:ヤゴ・ドラ(BRA)、マシュー・マクギリブレー(RSA)、ケイド・マトソン(USA)
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)、デヴィッド・シルバ(BRA)
ヒート3:ジャック・ロビンソン(AUS)、和井田リオ(INA)、ケリー・スレーター(USA)
ヒート4:グリフィン・コラピント(USA)、セス・モニーツ(HAW)、ラムジ・ブーキアム(MAR)
ヒート5:イーサン・ユーイング(AUS)、コール・ハウシュマン(USA)、ジャクソン・バンチ(HAW)
ヒート6:フィリッペ・トリード(BRA)、サミュエル・プポ(BRA)、シオン・クロフォード(HAW)
ヒート7:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、カイオ・イベリ(BRA)、ジェイク・マーシャル(USA)
ヒート8:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、リアム・オブライエン(AUS)、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
ヒート9:ライアン・カリナン(AUS)、ジョーディ・スミス(RSA)、フレデリコ・モライス(POR)
ヒート10:コナー・オレアリー(JPN)、五十嵐カノア(JPN)、イーライ・ハンネマン(HAW)
ヒート11:バロン・マミヤ(HAW)、イアン・ジェンティル(HAW)、クロスビー・コラピント(USA)
ヒート12:ミゲル・プポ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)

 

ライブで見る

2024 Lexus Pipe Pro Presented by YETIは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送されます。また、WSLのブロードキャスト・パートナーからの視聴方法もチェックしてください。米国で観戦するファンのために、大会のクオーターファイナル以降の放送はWorldSurfLeague.comとESPN+で継続されます。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2024/ct/196/lexus-pipe-pro/main