ネクスト・ジェネレーションの活躍が光る。CTレクサス・パイプ・プロ女子オープニング・ラウンド開幕。

モリー・ピックラム© WSL / Bielmann

バンザイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2024年2月7日水曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第1戦、レクサス・パイプ・プロ・プレゼンテッド・バイ・YETIは、今日もオアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで3~5フィートのコンディションの中で開催。

女子のオープニングラウンドは、ほぼバックドアのライトで終了、 バレルとターンが均等に混ざり合い、結果を決定づけた。

明日2月8日(木)は、数日後にはもっと大きな波が来る予報のため、大会はOFF。ネクストコールは現地時間の2月9日(金)午前7時45分、スタートは午前8時3分の可能性あり。

 

 

HIGHLIGHTS Day 3 // Lexus Pipe Pro presented by YETI

 

モリー・ピックラム© WSL / Bielmann

ピックラムとライトが女子開幕戦に華々しいスタートを切る

 

モリー・ピックラム(AUS)は、昨年のハワイでの活躍そのままに、この日のベスト・ウェイブを簡単にゲット。パワフルなカーヴも加えた2つの素晴らしいバックドア・バレルでトップスコアをマーク。7.33(10点満点)でスタートしたピックラムは、エクセレントな8.50をスコアしてソリッドな勝利を獲得。

彼女のヒートでは、タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)がビッグ・バレルを狙っていたが、なかなか出口を見つけられず、ルーキーのアリッサ・スペンサー(USA)は、ビッグ・バックハンド・ターンにフォーカスし、2位でラウンドオブ16進出を決めた。

 

モリー・ピックラム© WSL / Heff
モリー・ピックラム© WSL / Heff
モリー・ピックラム© WSL / Heff

 

「今朝は確かにタフなヒートが続いていて、幸運にも波に恵まれました」とピックラム。「今年はワールド・タイトルにフォーカスしているし、オリンピックの金メダルも視野に入れています。にかく楽しんで、自分のサーフィンを見せたいと思っています。」

 

タイラー・ライト(AUS)© WSL / Bielmann
タイラー・ライト(AUS)© WSL / Heff

 

2度の世界チャンピオンに輝いたタイラー・ライト(AUS)は、この日のオープニング・ヒートでバックドアで2本のグッドスコアを叩き出し、楽々とラウンドオブ16に進出。

 

ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)© WSL / Bielmann

 

2人のノースショアのローカル、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)とルアナ・シルバ(BRA)が2位争いを演じ、最終的にブラジリアンに軍配が上がり、サクラ・ジョンソンはエリミネーション・ラウンドへ回った。

 

 

「この場所で自分に自信を持っていられるかはわからない」と言ったライト。「でもパドルアウトして、波を待ち、自分の目印を見ながら、海の動きやエネルギーを感じることは本当に大切。ヒートに入っているときは、多くのフィードバックが得られますし、すでにラインナップがどうなっているかということは把握できています。プレシーズンには多くのエネルギーを注いできたし、ベストを尽くすことに集中したいですね」

 

 

アメリカ人選手が序盤のパイプのマッチアップで活躍

 

キャロライン・マークス© WSL / Bielmann

 

現世界チャンピオンのキャロライン・マークス(USA)は、波の少ない第1ヒートをバックハンドターンで最低限のスコアを確保。無傷で勝ち上がった。インディア・ロビンソン(AUS)とローカル・パイプ・スペシャリストのモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)は、30分のスロー・ヒートに苦戦しながらチャンスを模索。結局、2位に進んだのはハワイアンで、ロビンソンはエリミネーション・ラウンドへ回った。

 

 

(ランキングトップの選手が着る)イエロージャージを着ることは、明らかに自信につながります。誰もが着たいと思う色です」と言ったマークス。「パイプラインには様々な表情があり、風は本当に大きなファクターです。さらに自分のヒート中にリップがどこにあるかによって状況は変わります。勝ちは勝ちだし、次のヒートが本当に楽しいものになるか分からないから、全体的にとても良い感じです」。

 

ケイトリン・シマーズ(USA)© WSL / Bielmann
ケイトリン・シマーズ(USA)© WSL / Bielmann

 

2023年のルーキー・オブ・ザ・イヤーで世界ランキング4位のケイトリン・シマーズ(USA)は、クリーンなパイプ・レフトでのプログレッシブなバックハンド・ターンをプッシュ。バックドアでスタイリッシュなカバーアップをメイク。多才なテクニックを披露し、2024年最初のヒート勝利を飾った。カウアイ島のガブリエラ・ブライアン(HAW)は2位でラウンドアップ、イザベラ・ニコルズ(AUS)は敗者復活戦へ。

 

「1つのヒートで、4シーズン全てを経験したような気分です。」とシマーズは言った。「ここでのヒートはごく普通のことで、今年はそれを予想していたので、より準備が出来ていました。パイプラインだからバレルを狙っているのは明らかだけど、昨日は多くの人が1スコアしか出せなかったから、バックアップのプランを持ってフリーサーフィンでバックサイドターンにトライしました。」

 

 

CTベテランのムーア、ピーターソン、ウェストン-ウェブがエリミネーション・ラウンドに

 

ブリサ・ヘネシー© WSL / Heff
ブリサ・ヘネシー© WSL / Bielmann

 

ブリサ・ヘネシー(CRC)は、この日の第2ヒートを勝ち上がり、5度のワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)をエリミネーション・ラウンドへ追いやった。ムーアはラインナップでは珍しく動きが少なく、コスタリカのヘネシーはバックドアでチューブとターンのコンビネーションで2本のグッドスコアをマークした。

 

「このスポーツでは、リズムに乗ったり乗らなかったりすることがあるのが不思議。今日は幸運にも私の日だった」と言ったヘネシー。「今の私があるのは、本当に深く掘り下げ、恐れと向き合い、個人的な成長に取り組んだからです。そして、海の中でも外でも、自分がどうありたいかを考えなければなりませんでした。

いくつかの健康問題を経験しましたが、それは考え方の問題であり、私は自分の恐れや私を落ち込ませるものの犠牲になることを断ち切りました。だから、今年は新しいポジティブな心構えで臨んでいるし、このプラットフォームに立てて、またサーフィンできることを光栄に思うし、感謝しています。」

 

カリッサ・ムーア© WSL / Heff
カリッサ・ムーア© WSL / Bielmann

 

ベテランのムーア、ウェストン-ウェブ、そしてレイキー・ピーターソン(USA)は敗者復活のエリミネーション・ラウンドに追い込まれ、イベントが再開されると緊張感は最高潮に達するだろう。

明日もコンディションが悪化し続けるため、イベント関係者はすでに木曜日に試合をOFFとし、ネクストコールは現地時間の2024年2月9日(金)午前7時45分(HST)としている。

 

 

今日のレクサスパイププロのハイライトと最新情報は、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

レクサス・パイプ・プロ Presented by YETI 女子オープニング・ラウンド結果:
HEAT 1:タイラー・ライト(AUS)11.67 DEF. ルアナ・シルバ(BRA)7.67、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)4.33
HEAT 2:ブリサ・ヘネシー(CRC)10.66 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)6.66、カリッサ・ムーア(HAW)5.23
HEAT 3: キャロライン・マークス(USA)5.84 DEF. モアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)2.97、インディア・ロビンソン(AUS)2.60
HEAT 4:ケイトリン・シマーズ(USA)9.67 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)8.13、イザベラ・ニコルズ(AUS)2.06
HEAT 5:モリー・ピックラム(AUS)15.83 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)9.17、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)6.83
HEAT 6:ソイヤー・リンドブラッド(USA)10.77 DEF. ジョアン・ディフェイ(FRA)5.30、レイキー・ピーターソン(USA)4.70

レクサス・パイプ・プロ・プレゼンツ by YETI 女子エリミネーション・ラウンド組み合わせ:
HEAT 1:カリッサ・ムーア(HAW)対ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)対イザベラ・ニコルズ(AUS)
HEAT 2:レイキー・ピーターソン(USA)対タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)対インディア・ロビンソン(AUS)

レクサス・パイプ・プロ・プレゼンツ by YETI 男子クオーターファイナル組み合わせ:
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS)対 コナー・オレアリー(JPN)
HEAT 2:ジョーディ・スミス(RSA)対バロン・マミヤ(HAW)
HEAT 3:イアン・ジェンティル(HAW)対イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。