バンザイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2024年1月19日金曜日) – 5度の世界チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーア(HAW)は、人生とキャリアの新たな章をスタートさせるため、競技サーフィンから離れることを発表した。
オアフ島サウスショア出身の31歳の彼女は、チャンピオンシップ・ツアー(CT)を去る前に、地元ハワイで開催されるレクサス・パイプ・プロ Presented by YETIに出場。またSHISEIDOタヒチ・プロはワイルドカードで出場する予定。彼女はその後、2024年パリ・オリンピックに出場し、しばらく競技から離れる予定だ。
WSLスポーツ・チーフのジェシ・マイリー・ダイヤーは、「カリッサ・ムーアがこの新たな章の決意を語ったとき、私たちは彼女の素晴らしい旅路と、彼女がサーフィンに与えた深い影響について思い返しました。 」
「彼女はチャンピオンであり、海の中でも外でもロールモデルです。キャリアを通して、カリッサは優雅さ、苦境の中から立ち直る力、競争力の素晴らしさを体現してきました。彼女の功績はスポーツの枠を超え、サーフィンに新たな運動能力と進歩のレベルをもたらしました。限界をプッシュするカリッサのひたむきな姿はインスピレーションに満ちており、彼女が去った後の競技シーンにおける喪失感は計り知れないでしょう」。
生まれながらのコンペティターであり、2010年以来CTでその才能を発揮してきたムーア。長年にわたりサーフィンの最前線で活躍してきたハワイアンは、オリンピックの後、ジャージを脱いで新たに挑戦することを決意した。
引退という言葉は好きではありません。
「ジャージの向こう側に何があるのか見るのが楽しみです。」と言ったムーア。「引退という言葉は好きではありません。ツアーからの離脱とか、ステップバックとか、ギアチェンジとか、進化とか言うのが好きですね。」
パイプラインで2度の準優勝、そしてディフェンディング・イベント・ウィナーであるムーアは、レクサス・パイプ・プロでノースショアのコミュニティやファンと共に素晴らしいキャリアを祝う機会を楽しむことだろう。CTに入る前のワイルドカードでの優勝を含め、ハワイで5度の優勝を誇る彼女の実績は、絶対的な存在であることを物語っている。
2020年東京オリンピックでサーフィン界初のオリンピック金メダリストとなったムーアは、今夏タヒチで開催される2024年パリオリンピックでもメダル防衛を目指す。CTのチョープーで2度クオーターファイナルに進出した彼女は、オリンピックに向けて世界で最も危険なラインナップの1つであるタヒチで経験を積み、スキルを磨き続けるため、今年の大会にワイルドカードで出場する。
数字で見るムーアの記録破りのキャリア
ムーアの13年間のキャリアは、5つのワールド・タイトル、サーフィン初のオリンピック金メダルなど、プロ・サーフィン選手としてのあらゆる栄誉に彩られている。ムーアはチャンピオンシップ・ツアー・イベント120戦に出場し、キャリアを通して28勝を挙げている。
2010年にチャンピオンシップ・ツアーに登場したムーアは、すぐにライバルに脅威を与えた。ツアー初年度に総合3位に入り、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。翌シーズンには、史上最年少の18歳で初の世界タイトルを獲得。パワーサーフィンの新時代をCTにもたらしたのは間違いなくムーアだった。
アロハ・スピリットを体現するムーアは、次世代の若いサーファーを鼓舞するためにムーア・アロハ・ファウンデーションを設立。彼女はまさにこのスポーツの先駆者であり、新たな章でもサーフィンの進歩をプッシュし続けることだろう。
カリッサ・ムーアは、2024年1月29日から2月10日まで、ハワイ・オアフ島のバンザイ・パイプラインで開催されるLexus Pipe Pro Presented by YETIに出場します。このイベントはWorldSurfLeauge.comと無料のWSLアプリでライブ放送されます。WSLの放送パートナーから、より多くの視聴方法をチェックしてください。
詳しくはWorldSurfLeague.comをご覧ください。