Men’s & Women’s QS1000「The Open Surfing Hyuga Pro」と Men’s & Women’s JR「The Open Surfing Hyuga Pro Junior」が 12/7-10の日程で、宮崎県日向市小倉ヶ浜で開催。
現在、QSは2024年3月までがシーズンとなり、CSに向けての争いはベスト5のポイント結果となっている。今大会はQS1000グレイドなので、優勝して1000ポイント。女子のQSランキングの1位 脇田紗良、2位 松岡亜音、3位 都築虹帆、4位 野中美波はベスト5の最低ポイントが 1000点を越えていることもあって、今大会は不参加。話題のスカイ・ブラウン(ENG)はキャンセル。
男子のQSは現在、1位 西慶司郎が 9000点代に乗せるものの、それ以降の選手は僅差の戦い。こちらは選手全般でベスト5の最低点が1000点を切っているものの、3位の大音凛太を除き、上位陣は今大会をスキップ。よって、男女とも下位の選手が挽回するチャンスとなりそうだ。
ジュニアに関しては、先月の11月から2024年度のシーズンがスタートし、次年度のWJCへの戦いがもう始まっている。前週に第1戦目となるインドネシアの西パプア大会が行われ、女子は中塩佳那が優勝、準優勝は川瀬心那。男子は金沢太規が3位とスタートダッシュを決めた。
ただ、2024年度のアジア地域のプロジュニア大会が何戦行われるかは、まだ未発表。大会が少ない可能性も考え、ジュニア選手はこの日向大会でポイントを獲得して、今後の戦いを優位に進めたいところ。
この大会には今年度のWJCアジア代表である中塩佳那、川瀬心那、矢作紋乃丞、長沢侑磨も参戦。また、ISA世界ジュニア大会から帰国したばかりの渡邉壱孔、岡野漣、小野里弦。女子は佐藤李、庄司莉花、池田美来、鈴木莉珠らもエントリーしていて、熱い戦いが予想される。
今日のスケジュールはQS男子のR-1からR-2に、QS女子のR-1とPro Jr男子R-1まで行って終了。会場の波は肩から頭。風はサイドオフで、昨日からのサイズはキープして最高のスタートとなった。
ただ、9時30分ごろからサイドの風が強く吹くコンディションに変化。沖のカレントは無いものの、波が開き気味で当てるタイミングが難しい。それでも張った波を選べれば、技数も入れられることで、その波をつかめたものが勝ち上がる結果になった。
今日のQSのハイスコアは、R-2でエアーを決めた矢作紋乃丞の7.50ポイントが最高点。トータルはR-1の大音凛太とR-2の松原渚生の11.90ポイントがハイスコアとなった。
QS男子ではその矢作、大音、松原に加え、佐藤利希、増田来希の波乗りがキレていた。
残念だったのはジュニア陣では岡野漣と渡邉壱孔が敗退。渡邉はインターフェアを取られて、挽回を試みるもベスト1ウェイブが大きく足枷になる結果に。
QS女子は川瀬心那がシングルで7.00ポイントを出して、これが女子のハイエスト。トータルでは池田美来が11.75ポイントで最高点を獲得した。
危なかったのは中塩佳那。波をつかみきれず、4位でヒートが進行。しかし、そこは乗れば点が出せることもあり、試合終了直前の波で逆転ライドで、明日へつないだ。
ジュニアでは宮崎の三木望末がエアリバを決めて7.00ポイントで、これが今日のジュニアのハイポイント。また、鹿児島の米山珠波瑠がトータルハイエストで11.64ポイントと波との相性の良さを見せつけて勝ち上がった。
明日のDAY-2は 8:00AMにファーストコール。830AMに試合開始予定。Pro Jr 男子QF→Pro Jr女子R-1の予定。その後は QS男女ともスタンバイとコールされた。明日のライブは下記から。https://hyugapro.com/live
今大会の豪華なMC陣。左から須田那月、渡辺寛、中島豪、水野亜彩子。
12月になって小倉ヶ浜ビーチに昇る太陽の位置が右に移動したことで、光の当たり方も変わった。
試合の模様は、大会特設サイトにて無料ライブ配信されるhttps://hyugapro.com/live