宮崎県日向の小倉ヶ浜で開催されているQS「The Open Surfing Hyuga Pro」&JR「The Open Surfing Hyuga Pro Junior」はDAY-2。
ジュニアに関して、決勝まで4メンヒートだった予定を日程に余裕があることで、クォーターファイナルからマンオンマンに変更。そして、今日のスケジュールはプロジュニアの男女ともクォーターファイナルまで行い、その後にQS1000の男子のR-3までで、本日は終了。
今日の会場は晴れで、昨日までの波はサイズダウンでヒザモモ。潮が乗ってきてモモコシというスモールサイズ。ワイドで速いし、ショルダーが続かない波。昨日の肩頭の波に比べてパワーも無いことで、選手には適応力が求められた。
まずはジュニアから。クォーターを終え、男女ともベスト4が出揃った。女子は中塩佳那が昨日と打って変わって無双の強さを取り戻し、7.83、7.17で合計15.00ポイントでぶっちぎり。シングル、トータルともハイエストを叩き出した。
続いて勝ち上がったのは佐藤李、池田美来、川瀬心那とISAやWJCの日本代表メンバー。ここでマンオンマンで敗れたのが同じくISA日本代表の庄司莉花、鈴木莉珠。
この差は波がプアーながら、2本まとめることができた精神力の強さか。敗退した鈴木はR-1で7.17のベリーグッドスコアを出して調子を上げていただけに、悔しい結果となった。
男子ジュニアのベスト4は永谷オダイ、酒井仙太郎、浜矢凪、岡野漣の4人。永谷は宮崎、大分ながら宮崎へ通う浜谷は、この波をよく理解しているだけに接戦を制する形で勝ち上がった。
残念だったのは、酒井仙太郎とのクォーターファイナルで戦った長沢侑磨。酒井はR-2では7.17ポイントを出し、トータル12.17ポイントと男子ジュニアでのハイエストを出している技巧派だけに侮れない存在。
だからか、試合開始早々、酒井にプレッシャーをかける形で、長沢は無理に波を追いかける。この行為がインターフェアに取られ痛恨のミス。これでベスト1ウェイブになってしまい、一転、追い込まれる展開へ。それでも攻めて、ヒートハイスコアの6.67ポイントを出すも逆転はできず、ここで敗退となった。
QS1000のR-3は4人ヒートに戻って、波の取り合いの戦い。こちらは今日でベスト8に絞られた。ここで目立ったのは松原渚生。得意のバックサイドサーフィンで6.25、5.00で11.25ポイントを出して、これがQS男子のヒートの最高点。バックサイドの膝の使い方、レールワークは見事。
また、昨日もQSでハイエストを出した矢作紋乃丞が、今日のコンディションながら、6.50ポイントとQS男子の中でのシングルハイエスト。試合での作戦等も上手くはまって、余裕で明日へつないだ。
そして、本日最後のヒートでは、ジュニアで予期せぬ敗退した長沢侑磨が、復活アピールの1位抜け。ショルダーのない波でもレールワークを駆使して、矢作に続く6.25ポイントを出してラウンドアップとなった。
明日のDAY-3は 9:00AMにファーストコールで、9:30AMから試合開始予定。Pro Jr 男女、QS男女ともスタンバイとなっている。
会場では選手向けに、国際的アンチ・ドーピング認証を取得したプロテインの試飲会も行っています。
試合の模様は、大会特設サイトにて無料ライブ配信されるhttps://hyugapro.com/live