QS5000台湾オープンが昨日終了し、今週2023年11月17日(金)から19日(日)まで韓国のシフン・ウェイブ・パークで第1回シフン・コリア・オープンが開催される。
WSLアジア・リージョンのクオリファイ・シリーズ(QS)3,000とロングボード・クオリファイ・シリーズ(LQS)1,000が行われる今回のイベントは、それぞれ2024年のチャレンジャーシリーズとワールドロングボードツアーへの出場権を目指し、アジア地域から120名以上の選手が参加する予定。
ウェイブプールで開催される初のアジア地域イベントで、ウェイブプールで開催される世界初のLQSイベントであり、韓国で開催される初のWSLイベントと初めて尽くしのイベントとなる。
現地からの情報ではかなり水温が下がっており、出場選手は真冬のフル装備の準備が必要なようだ。
今回は試合のフォーマットについて。海と違ったウェイブパークでの波に慣れてもらうために、選手の練習用に11月15日(土)16日(日)の2日間、ウェイブパークを無料開放予定。
イベントはウェイブパークのレフトサイドを使って行われる。
フォーマットは通常のQSイベントと同じ。
各サーファーはそれぞれ4本の波に乗り、トップ2の波がヒートトータルにカウントされる。
アーリーラウンドは4人ヒート。上位2名が次のラウンド勝ち上がる。QSではT6と呼ばれるウェイブセッティングを使用。序盤のラウンドでは3本または4本の波を使用し、選手は1本目と3本目に乗る。選手はヒートごとにウェイブ1とウェイブ3を2回ずつ合計4本のライディングを行う。
イベント後半は波がシングルのセッティングになり、波の間隔は76秒。サーファーはヒートを通して波を割り当てられ、順番に波に乗る。
また、LQSの序盤戦では、3ウェイブまたは4ウェイブのセットでM4ロングセッティングを使用し、選手はウェイブ1と3に乗る。選手はショートと同様に1ヒートにつきウェイブ1とウェイブ3を2本ずつ乗ることになる。
イベントの後半では、M4 LONGシングルセットと呼ばれる1ウェイブセッティングを使用。この設定では、各ウェイブの間隔が約56秒。サーファーはヒートを通して波を割り当てられ、順番に波に乗ることになる。というのがAPACの出している説明。
今回も台湾に引き続き、多くの日本人選手がエントリーしているようだ。前回の台湾はオーストラリア/オセアニア・リージョンとアジア・リージョンの共同開催だったが、今回の韓国はアジア・リージョンの試合となる。
QS日本男子は、東京オリンピック日本代表の大原洋人をはじめ、現アジアランク1位の安室丈、アジアランク2位の伊東李安琉、JPSA2023グラチャン西慶司郎が出場。
そして岡村晃友、窪田 栞太 、岩見天獅、古川海夕、加藤翔平、加藤賢三、大場玲遥、宇野雅志、大音凛太、齋藤 幹太、黒川 楓海都 、荒木 麗慎、安井拓海、金沢呂偉、小栗 碧壬、石井天使、矢作紋乃丞、加藤浩大、加藤嵐、堀越類、田中大貴、鈴木仁、山中海輝、太田拓杜、飯田航太、松下諒大、ロングボードの井上鷹もエントリー(エントリー順)
QS日本女子は、今回の台湾オープンで優勝してランキングトップとなった脇田紗良、東京オリンピック銅メダルで台湾で2位となった都筑有夢路、パリ五輪内定の松田詩野、JPSAグラチャンの川合美乃里、アジアランク2位の松岡亜音、台湾3位でアジア3位となった都築虹帆、アジア4位の野中美波が出場。
そして宮坂麻衣子、中塩佳那、芳田 花瑚、松山 黎音、松永莉奈、渡辺愛、馬庭彩、畑ハイネ、ロングボードの井上楓と井上桜、スカイ・ブラウンもクレジットされている。
LQS男子では、日本が世界に誇るチャンピオン浜瀬海をはじめ、井上鷹、秋本祥坪、森大騎、増山翔太、瀬尾亮一、塚本将也、佐藤広、牧野大敬、土屋貴洋がクレジット。LQS女子は、田岡なつみ、井上楓、桜らが参戦予定。
11月17日の夜には、韓国を訪れる選手たちを歓迎する伝統的な「ホット・ポット・イベント」も開催予定。今回のシフンコリアオープンは、韓国最大のネットワークテレビ局であるMBCとOBSで、各日3時間にわたって生中継される予定。大会全体は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでライブ放送されます。
詳しくはWorldSurfLeague.comをご覧ください。
Nov 17 – 19
Siheung Korea Open LQS Siheung, Gyeonggi-Do, Korea, Republic of