ジンズン・ハーバー、台東県、台湾(2023年11月8日水曜日)-強風のため、昨日はレイデイとなった2023年台湾オープン・オブ・サーフィン、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベントは、大会2日目。
ジンズン・ハーバーは2~3フィートのファンでクリーンな波となり、男子ラウンドオブ96のH11から再開。その後女子ラウンドオブ48、男子ラウンドオブ64がH8まで行われた。
男子ラウンドオブ96のH13では石川拳大と加藤嵐が登場。前半スコアをまとめた石川と加藤がリードするも、後半に逆転されて、石川は2位でアップ。加藤は3位敗退となった。
H14の岡村晃友は、ライトとレフトでそれぞれ4点台をスコアしてダコダ・ウォルターズに次いで2位でラウンドアップ。
H15では古川海夕と岡野 漣が、コビー・クレメンツらと対戦。クレメンツがハイスコアを2本揃えてヒートをコントロール。5.67を持った古川が2位につけていたが、後半追い上げた岡野が残り3分でバックハンドで5.83をスコアして逆転2位で勝ち上がった。
男子に続き、女子R2のラウンドオブ48が続けて行われ、H1で鈴木莉珠、宮坂麻衣子が登場。宮坂はスタートから4.00を含むベスト2を揃えて好スタート。鈴木は優先権を持ったままノーライドで後半へ。ブラジルのアン・ドス・サントスが6.33を含む高得点でトップ通過。宮坂は4.87を含む2本の4点台で2位で勝ち進んだ。
H2で川合美乃里、芳田 花瑚が登場。川合はスタートから4.17をスコアしてヒートをリード。後半にはバックハンドで5.50をスコア。しかしヒート終盤に3位だった芳田がバックハンドでリエントリーを決めて6.67の高得点をマークしてトップに。さらにバックアップを5.23まで上げ、そのまま1位通過。川合も2位で勝ち上がった。
H3では大村奈央、松山黎音が登場。大村がスタートから4.10をスコア。ラーヤ・キャンベルにヒート前半はリードされ、激しいデッドヒートの展開となるも、大村が後半に5.43 と5.33をスコア。逆転トップで1位通過。松山は惜しくも3位敗退となった。
H4の馬庭彩は、ヒート前半からヒートをリード。3ターンコンボで5.83をスコアし、3.80でバックアップでトップを独走したが、残り5分で3位のサシャ・ベイカーが大逆転トップに。最後は僅差の3位の選手をマークし馬庭が2位でラウンドアップを決めた。
H5では松田詩野と西元エミリーが同じヒートで対戦。松田はヒート前半に好調なキレのあるバックハンドを披露して6.17をスコアしてヒートを開始。すぐにバックアップ4.67をスコアしてヒートを完全にコントロール。
ヒート後半にアメリー・バークに逆転されるも、再びバックハンドで6.37をスコア。再びトップに躍り出て見事1位で勝ち上がった。西元は惜しくも3位敗退となった。
ジンズン・ライツでバックサイド・サーフィンを披露し、12.34のソリッドなミッドレンジ・トータルを記録した松田は、2023年のファイナル・デイまで数回勝ち残っており、ここ台湾でランキングをジャンプアップし、2024年のチャレンジャー・シリーズ出場権を獲得したいところ。
「結構波数もあって、レフトも乗りたかったんですけど、入ってみたらライトの波の方が多かったので、そっちに乗って、どんどん試合運び出来たのでよかったです。台湾は3回目ぐらいなんですけど、毎回波が良くって、食べ物もすごく美味しくて、人も優しいので好きなポイントの一つです。今年の冬はバレルの練習をもっとして慣れていきたいので、バリだったり、チューブのあるポイントに行きたいと思っています。」
続けて男子のトップシードが登場するラウンドオブ64がスタート。
H1では小濃来波、須田喬士郎が昨年の勝者であるジャービス・アールとマーロン・ハリソンと対戦。好調なハリソンがトータル12.87をスコアしてトップを独走。
須田が2位だったが、残り5分を切って4位だった小濃が、バックハンドで7.00をスコアして大逆転。2位にジャンプアップしてラウンドアップ。須田は惜しくも3位で敗退となった。
H2の萩田泰智は3位で敗退。H3の岩見天獅と三輪紘也は、波とのリズムが合わずに苦戦。岩見は残り5分まで4位を強いられていたが、5.50をスコアして2位に浮上。さらに5.67をスコアして2位でラウンドアップ。三輪は惜しくも4位敗退。
H4では大原洋人、加藤翔平が登場。ヒートは大原がヒート前半をリード。しかし後半に入り加藤がバックハンドでソリッドなターンをメイクし、トップとなり、そのまま1位通過。大原が2位で勝ち上がった。H6の太田拓杜と関口真央は惜しくも敗退。
H7の安室丈は、スタートから7.67というエクセレント・レンジのスコアをマーク。しかしバックアップが見つけられずに予想外の展開となった。パワーサーフィンのティム・ベインがベスト2を揃えトップに。
安室とタリー・ワイリーの2位争いとなったが、終了間際に3位だった安室は波を掴みインサイドまで波をメイク。しかし逆転には僅かに届かず、惜しくも安室はここで敗退となった。
H8の鈴木仁は、エアリバース決めまくり。これほどエア成功率の高いヒートはなかったのではないか。それでもジョエル・ヴォーンは2本のハイエアをメイクしトータル15.83をスコアして、ぶっちぎりのトップ。鈴木も2位で明日に繋いだ。
明日、男子の試合が再開となれば、H9山中海輝、H10田中大貴、伊東李安琉、安井拓海、H13金沢呂偉、岡村晃友、H14西慶司郎、石川拳大、H15大音凛太、H16矢作紋乃丞、岡野 漣がクレジット。
女子はトップシードのR3ラウンドオブ32がスタートとなれば、H1都築虹帆、川合美乃里、H2脇田紗良、中塩佳那、宮坂麻衣子、芳田花瑚、H3野中美波、大村奈央、馬庭彩、H4松岡亜音、池田美来、H5都筑有夢路、松永莉奈、松田詩野、H8佐藤李。
ネクストコールは日本時間9日8時30分、9時スタートの予定。
2023年台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000は、11月6日から12日までジンズン・ハーバーで開催されます。イベントの詳細やライブ観戦は、www.worldsurfleague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。
QS 5000 Taiwan Open of Surfing
November 6 – 12.
オフィシャルサイト:
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/187/taiwan-open-of-surfing/main