WSLイベント「ニアス・プロ」男女プロジュニアから開幕。女子は早くもベスト8決定。ジャービス・アールが初日の最高得点

ジャービス・アール(AUS)Credit: WSL / Tim Hain

ラグンドリ・ベイ、ニアス島、インドネシア(2023年9月11日月曜日)インドネシア最高峰のライトハンダーであるニアスのラグンドリベイ・ソラケビーチで、男女QS5000&プロジュニア「ニアス・プロ」が9月11日から17日の日程で開催。大会初日はオンショアのスモールコンディションで、プロジュニアが男子ラウンド1、2、女子のラウンド1が行われた。

 

 

ジャービス・アール(AUS)WSL / Tim Hain

 

昨年に続き今回もニアス・プロQS 5000は、WSLアジアとWSLオーストラリア/オセアニアの両リージョンで共同開催され、2024年のチャレンジャー・シリーズへのクオリファイを目指す両リージョンのコンペティターにポイントが与えられるイベントとなる。

 

プロ・ジュニア・イベントは、WSLアジアのイベントであり、2023年ワールド・ジュニア・チャンピオンシップへの出場資格を獲得するために多くのサーファーが出場する。

 

ジャービス・アール(AUS)Credit: WSL / Tim Hain

 

大会初日は、現在のワールド・ジュニア・チャンピオンのジャービス・アール(AUS)がショーをリード。グーフィーフッターであるアールのバックハンドが火を噴き、初日最高の2ウェイブ・トータルをスコアして13.27で勝利を決めた。

 

「今朝はかなりタフなコンディションだったけど、良い波を2本ゲットして、ヒートを乗り切れたので嬉しかったです」とアールが言った。「もっと大きくてバレルがある波を期待していたのですが、暖かい海でヒートサーフィンが出来て本当に嬉しいです。残りのイベントもコンディションが良くなることを願っています。」

 

馬庭彩 WSL / Tim Hain

 

女子プロジュニアは早くもセミファイナリストのべスト8が決定。2023フォーム・サーファーである佐藤李(JPN)とエラ・マカフレイ(USA)がクオーターファイナルで目立っていたが、ベスト・パフォーマンスを披露したのは、10.93のヒート・トータルで女子のクオーターファイナルで最も高いスコアを獲得した馬庭彩(JPN)となった。

 

WSL / Tim Hain
WSL / Tim Hain
リナとココナ WSL / Tim Hain

 

明日大会2日目はオール・ディビジョンはスタンバイ。 ファーストコールは7時、7時30分スタート予定。現地時間の 2023年9月12日7時30分 は、日本時間の 2023年9月12日9時30分です。

 

加藤翔平 WSL / Tim Hain

 

男子ジュニアには、日本から加藤翔平、井上龍一、渡邉壱孔、長沢侑磨、岡野 漣、荒木 麗慎、金沢太規、岩見天獅、矢作紋乃丞、小濃来波、佐藤利希が出場。

 

男子ラウンド2のヒート8で岩見天獅、岡野 漣は同じヒートで出場、フィリピンのノア・アークフィルドらと対戦。見事二人がワンツーで勝ち上がった。

 

1位で勝ち上がった岩見天獅

岡野 漣 WSL / Tim Hain

 

1位でラウンドアップを決めた岩見はヒーローインタビューで「2本の波だけにフォーカスしていたんですが、スローヒートで良い波をつかめなくて。それで作戦を変えてキープビジーにして最後はビッグセットを待ちました。

 

かなり危ないヒートだったので、次は良いサーフィンしてぶっち切りで勝ちます。」と言った。

 

佐藤利希 WSL / Tim Hain

 

そのほかに矢作紋乃丞、金沢太規、加藤翔平、佐藤利希は2位でラウンドアップを決めた。

 

女子ジュニアは早くもベスト8が決定。

 

女子ジュニアは、松岡亜音、都筑虹帆、川瀬心那、佐藤李、池田美来、リディア・カトー、中塩佳那、松永莉奈、馬庭彩が出場。

 

1位通過の佐藤李

 

池田美来、佐藤李、馬庭彩が1位でラウンドアップ。川瀬心那、都筑虹帆が2位で勝ち上がり、ベスト8進出を決めた。馬庭彩は2本の5点台を揃えて本日のハイエストトータル10.93をスコア。

 

かなりトリッキーなコンディションの中で、昨年のジュニア優勝者である松岡亜音が、まさかの初戦敗退という番狂わせが発生。

 

アジアリージョンのジュニアランク1位の中塩佳那は、ラストウェイブで4.40をスコアして2位でラウンドアップ。同じヒートのランキング4位のリディア・カトー、松永莉奈もここで敗退となった。

 

大会オフィシャルサイト:

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/181/nias-pro/main