JPSA第3戦 「茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」本戦前に大洗トライアルがスタート。3名がプロ公認獲得

JPSA2023 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第3戦
「第27回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」は茨城県東茨城郡大洗町磯場ポイントで開催。

本戦の前に今日から明日までの予定で「大洗トライアル」がスタート。今回は男子90名、女子17名がエントリーとなり、全部で49ヒート行われる。

 

 

会場の磯場ポイント。朝は潮が上げていて、昼には引きいっぱい。夕方に向けてまた上げるという潮回り。ここは砂浜が無いポイントで、引いてくると岩が露出してくる。インサイドでは、そのポコポコ出てくる岩を避けながらの演技。

 

酒井仙太郎

 

ただ、上げてくると今度はインサイドがマッシーになって、つなげる波を見つけるのに一苦労。左右に板を切り返して、何とかインサイドまでつないでフィニッシュまで。選手によっては、そのまま岸に打ち上がってしまうほど。どっちにしてもトライアリストにとってはスキルを試される試合となった。

 

酒井仙太郎
浦山斗希
眞榮城桜斗

 

今回は男子がR-4の上位3名で合計9名。女子はR-1の上位2名で合計10名が本戦に進出。その場合、トップシードが出てくるR-3を勝ち上がれば、公認プロ資格を与えられる。もちろん、このトライアルのヒートの中で、1ウェイブで7点以上。もしくはベスト2のスコアで11点以上を出した選手は、公認プロ資格を獲得できる。

 

酒井仙太郎
酒井仙太郎

 

本日、その公認プロ資格を獲得したのが、酒井仙太郎、浦山斗希、眞榮城桜斗の3人。酒井はTR-1でスピード、フローを魅せて7.17ポイントを出し、一発合格。浦山、眞榮城はTR-2でトータル11点以上を出してプロ公認をゲットした。

 

 

浦山斗希

 

もう一歩だったのが、強矢凛太郎。ワンウェイブで6.33ポイントを出したがバックアップが足りず、明日へ持ち越しとなった。調子が良さそうなのが、鈴木耀竣、河野真ノ彩、高木虹陽、岩瀬裕哉ら。僅差の戦いながら1位通過で勝ち上がり。

 

強矢凛太郎
鈴木耀竣
河野真ノ彩
高木虹陽
岩瀬裕哉

 

あとは松野杏莉の弟の松野太郎。松永三兄妹の松永健新。大橋海人の弟の大橋茅人。加藤三兄弟の長兄である加藤浩大らが粘りを見せて、ラウンドアップ。こちらも明日にはプロ公認を獲得したいところ。

 

松野太郎
松永健新
大橋茅人
加藤浩大

 

明日の集合は朝6時30分。可能であれば、7時スタート予定。男子のTR-3から始まり、女子のTR-1へ。続けて男子のTR-4まで行ったら、本戦へ突入。本戦は女子R-1、男子R-1まで行う予定。

 

明日のトライアルのライブはこちらから。

https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8j5kJzNamLBPT5

 

JPSAのHP
https://www.jpsa.com/

 

公認プロ資格獲得者

酒井仙太郎

「最初は波が来なくて、どうしようって思っていたんですけど、来るのは分かっていたんで、ずっとプライオリティ持って待っていたんで良かったです。ちょっとタル目で、あまり派手には行けなかったんですけど、ちゃんと波に合わせてメイクしようと思って。綺麗にまとめました。

ずっとプロトライアルに出たかったんですが、予定が合わなくて、エントリーできなくて。プロになったら自分の投資になるので、自分のお金で出ようと思って。しっかり自分のお金で出て一発で合格できて良かったです。」

浦山斗希

「めっちゃくちゃ嬉しいです。マジで。長過ぎたっす。ここまでが。5.5を持っていたんで、浜で親父(浦山哲也)とかコーチしてくれていたんですけど、サイズあるの乗れって指示があったんで。このチャンスを逃すわけにはいかないと思って。

とりあえず待ったすね。あの波は神様ありがとうございますって感じでしたね。今年になって自分もサーフショップを始めたんで、いろんな人にサーフィンの楽しさを教えていきたいのと、少しでも親父の背中に近づけるように頑張りたいですね。

眞榮城桜斗

「実感ないですね。兄(真栄城 碧)と同じヒートだったんですが、海の中では会話はなくて、お兄ちゃんと、くっつかないで離れて。自分の狙ったところで乗ろうって決めていたんで、そこでたまたま良い波来て乗れたので良かったです。波も沖縄に似ていて、乗りやすかったです。」

 

 

選手はまずビーチマーシャルでエントリー確認と体温チェック。問題なければ、リストバンドをもらい試合に出場という段取り。

ジャッジと会場のMCブースは見やすい浜崖の中段に設置。ただ、朝は逆光なので、スポッターは海岸まで降りてトランシーバーで選手のゼッケンの色を伝える。

会場前にはモニターも設置。アナウンスが聞き逃しても、画面で現在の進行状況をチェックできる。

 


選手の救助など、トラブルに敏速に対応してくれているライフセイビングのクルー。

そのウォーターリスクマネジメント協会がWRMA会員、各専門機関、競技会選手及び各関係で活動されている方々に向けセミナーを開催するという。

今回は、海外から各専門機関で従事し世界中の国の軍特殊部隊や公務特別救難機関へ指導を行う世界規模の水難救助グループ ”ビッグウエイブリスクアセスメントグループ”【BWRAG】の講師を招いて行われる。

「オープンウォーターリスクマネジメント ブラッシュアップセミナー」

◆開催日:2023年9月11日(月)、12日、13日
※11日は専門機関従事者以外の方に向けた心肺蘇生法の指導日とさせていただきます
◆場所:MGマリーン株式会社 〒272-0025 千葉県市川市大和田2-19-6
◆参加方法:以下のURLの専用申込フォームをご送信ください
パソコン用フォームURL https://ws.formzu.net/fgen/$43579334/
スマホ用フォームURL http://ws.formzu.net/sfgen/S43579334/
◆参加定員:40名
◆時間:受付開始時間:午前9時00分 ミーティング開始:9時30分
終了時間:午後17時00分
※13日の最終日終了後、BBQ懇親会を予定しております
# : Ocean Risk Management / Spot Analysis/Emergency Action Planning / CPR,AED(11 B) First Aid/Safety Equipment/Water Rescue(河川の平水面で基礎を行います)
※サーフボードによるジェットスキーレスキュースレッドへの乗込みと搬送も行います
◆参加料:42,000円
※11日の心肺蘇生法を受講される方も同額です
◆講師紹介:Pat Chong Tim /Keaka Lime / John Pang /Taku Horie /今西 umi淳樹(WRMA)/その他
◆参加申込期限:9月5日(火曜日)
※参加定員に達しましたら募集を終了します。

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

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●ヒート表
トライアル
プロ本戦

 

※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

9月3日(日) DAY2
  AM6:30 トライアル 選手集合
   MENS  TR3 H1~H6
   WOMENS TR1 H1~H5
   MENS  TR4 H1~H3
  AM9:00 プロ本戦 選手集合
   WOMENS R1 H1~H4
   MENS   R1 H1~H5

9月4日(月) DAY3
  AM7:00 選手集合
   MENS  R2 H1~H12
   MENS  R3 H1~H12

9月5日(火) DAY4
  AM7:00 選手集合
   WOMENS R2 H1~H4
   MENS  R4 H1~H6
   WOMENS R3 H1~H4
   MENS  R5 H1~H4

9月6日(水) DAY5
  AM8:00 選手集合
   WOMENS R4 H1~H2
   MENS  QF H1~H4
   WOMENS SF H1~H2
   MENS  SF H1~H2
   WOMENS FINAL
   MENS  FINAL