WSL Asia / Men‘s &Women’s QS1000「Omaezaki Pro」はDAY-2。御前崎ロングビーチの天候は晴れ。風はサイドオフで、波のサイズはコシハラ、セットでたまにムネ。面はクリーン。
ただ、昨日よりパワーが無いか。今日は男子のR-3からスタートし、女子のR-1を行って終了。これで男子、女子ともベスト16が出揃った。
タイドは長潮で、朝一の引きからゆっくり上げにいくも潮回り。朝はライト、レフトと両方あったが、ポテンシャルがあるのはレフト。沖からのセットを狙いたいところだが、当てにいってもダラダラと崩れるタルいブレイク。
なので、ミドルから乗る方がベストだが、張る、張らないの見分けがつきづらく、乗ってみないとわからないというコンディション。
柔らかい波に合わせて、タメを作るもトリミングせざるおえない状況では点がつかず。試合は僅差での戦いとなった。結局、ポジショニングと駆け引きで勝敗がつく結果に。
本日のハイポイントは大原洋人。朝一の第1ヒートで波のセレクションをしっかり見極めて、9.00、5.25で14.25ポイントが今日のシングル、トータルともハイスコア。
それに続いて、10点を超えたのが地元の三輪紘也とノートリムで大逆転の新井洋人。さらに伊東李安琉、長沢侑磨の4人だけ。
僅差の痺れる展開で、起死回生のエアーで勝負を決めた増田来希をはじめ、Touma Cameron(AUS)、安井拓海、矢作紋乃丞、佐藤利希らも調子を上げて来ている。
女子はR-1の1ヒートだけを行い、登坂祐妃が緊張の中、いつも通りの演技ができずに苦しんだものの、最後の最後で逆転ラウンドアップ。上門涼風と共に明日へ駒を進めた。
残念だったのは韓国のLee Nala。途中までは1位になる場面もあっただけに、次回に期待だ。
明日の26日土曜日、DAY-3は 6時30分にファーストコール。7時にスタート予定。男子、女子ともスタンバイというスケジュール。
大原洋人
「沖に行って、思ったより波も小さくてスローだったので、特にプランとかはなくて。ビッグセットじゃないミドルにヒットする波をつかもうと思っていました。大きい波はワイドだったので、小振りでも走れる波を狙っていました。9ポイントを出せた波も小さくはなかったけど、自分の狙ってる場所にヒットする波だったので来たって感じでした。
大原洋人が見た世界のサーフィンと自分のサーフィンについて。
「CTとか見ていると、大きいラインをどれだけスムースに描けるかとか、その中でどれだけ攻めたターンをするかという風に思っていたんですけど、Jベイとか見ていた時にフィリッペ(トリード)がズバ抜けているというのは、スピード感とエグさ。その場所でどれだけエグい切り返すターンが出来るのかみたいなと感じています。
自分的には持ち味がスピードを維持した中でのターンだと思っているので、自分でもフィリッペを意識しながら、彼に近づけたらいいなって思っています。」
今年はCSを回っている間は、海外のQSは出ずに国内のQSに絞って出て、しっかり勝って来年のCSに繋げていきたいですし、今回とかは家族と一緒に来て、御前崎という場所を楽しみながら試合に出ているので、良い結果を出して家族と楽しめたら良い思い出になるんじゃないかなって思っています。」
三輪紘也
「あそこに良い波が来るって分かっていたので、最後にエアーも決められて良かったです。昨日と比べてサイズも下がったし、波数も減ってきたんで、良い波が必ずキャッチしたいなって思っていて。地元なんで、その辺は他の選手よりは分かっていたんじゃないかなって思っています。」
和気匠太朗
「序盤から良い波乗れて良かったんですけど、ライディングはちょっと納得はいってないですね。仁くん(鈴木仁)とのヒートは今年3回目で笑っていたんですけど。初めて二人でラウンドアップできて滅茶苦茶うれしいです。」
松永大輝
「昨日より波が下がって、波数も減って難しいコンディションでした。普段からボトムに降りて縦に上がるターンを練習しています。体を大きくするために食事のバランスを考えています。ずっと一コケで、やっと脱出できたので自分のサーフィンを発揮できたらと思っています。」
新井洋人
「もともと乗る作戦だったんですけど、2本ぐらいぱぱと乗って、プリライオリティ回ってきた時に、ちょうど波が止まってしまって。良い波が少ないの分かっていたんで、待って待って、最後来ないかなって思っていたら来てくれたんで良かったです。」
伊東李安琉
「波のサイズは下がったんですけど、コンディションは昨日より良くなっていて楽しかったです。昨日調子が悪かったんで、気合を入れ直して挑んだんですけど、それがちょうど良い感じになったと思っています。
長沢 侑磨
「手前の波でも2ターン入れば5点以上出せる自信があったので、手前でちょこちょこ乗っていたんですけど、セットも乗れて良かったです。今回は戦略とかはなくて結構みんなエアーを見たいって言ってくれているんで、エアーをしながらマニューバーで点も出したって感じでした。」
トウマ・キャメロン
「昨日より小さい波なんだけど、風が良かったからレールが入れやすかった。だけど力がなくて、ボトムからトップに行くのが難しかったです。作戦は波にいっぱい乗ることでした。良いか悪いかは関係ないんです。今後は宮崎に行くつもりで、そのあと徳之島のプロジュニアにも出る予定です」
登坂 祐妃
「QSに出場するのが今回が初めてで、凄く緊張してカーヴィングの仕方とかも忘れちゃったので、次に向けて緊張したとき、どう対策するか考えていきます。4.50が出たのは、海から上がったときに知ったので、3位だからとにかく乗ってチャンスを掴まなきゃと思ってやっていたんですけど、それが良い方向に向かって良かったです。」
ライブはこちら。
https://www.omaezakipro.com/live/
大会HP
https://www.omaezakipro.com/
WSL HP
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/177/omaezaki-pro/main
※ 会場付近には駐車場無いために、8/24~28はマリンパークからシャトルバスを運行。運行開始 8:10 〜最終便15:30 (予定)
また、明日はサーフィン会場にて、大会終了後(昼過ぎの予定)に NPO法人「サーフアンドシー」とスポンサーの「ホワイトバッファロー」、御前崎ローカルズの協力のもとビーチクリーンを行います。会場にお越しの方は、奮ってご参加ください。
NPO法人「サーフアンドシー」
https://surfandsea.org/
「ホワイトバッファロー」
https://www.whitebuffalo.jp/
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明日の26日、今大会と同時開催の「Urban Sports Camp OMAEZAKI」がマリンパーク御前崎で行われます。スケートボードやブレイキング、ダブルダッチの国内トップパフォーマーによる「ショーケース」と「体験コンテンツ」などを実施します。こちらもどうぞご覧ください。
https://urbansportscamp-omaezaki.com/
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今大会は日本に加え、お隣の韓国。さらにインドネシア、アメリカ、オーストラリアから選手が参戦。メインブース、ステージの上には各国の国旗がたなびく。
日差しが強い中、会場内には一般の方が座って観覧できるテントも用意。
「サーフスタジアム」ブースでは、ウェーブプール 貸切無料チケットが抽選で当たるプレゼントを実施中。
「アルファクラブ」ブースでは、オリジナルグッズ(Tシャツ、キャップ)が、その場で当たるアンケート抽選会を開催中。オリジナルグッズをもらって、みんなで応援しよう!
スケジュール等インフォは「WhatsApp」で、即時に選手へ伝えると共に、確認用で白板にて掲示。
パシフィックカフェ御前崎 にて、WSLスタッフ、サガラガベース、大会スタッフ、アーバンスポーツキャンプ実行委員会、御前崎プロ実行委員会が参加して懇親会も行われた。