7/21-30の日程で「CHIBA ICHINOMIYA OPEN」が千葉県は一宮の釣ヶ先海岸(志田下)で開催される。このイベントはQS3000の男女、プロジュニア男女に加え、U-16、U-12のキッズチャレンジが予定され、さらに各週末の土日には「一宮町サーフィンフェスティバル」も同時に開催、お笑いステージやトークショー、ライブなど行われる。
QS3000大会初日ハイライト映像。
撮影、編集:deltaforce surf
まず、今日からスタートしたのはWSL Men‘s & Women’s QS 3000「Bonsoy Chiba Ichinomiya Open」。まずは男子R-1の16ヒート。続けて男子のR-2のヒート8まで行った。
今日の会場は予報が外れ、薄曇りからの快晴に変わり、気温はぐんぐん上昇。でも、風が北東のオンショアだったことで、多少、暑さは耐えられる状況だった。波はコシハラというサイズ。潮は朝一に満潮。昼に向けて引いていく潮回り。
波自体がインサイド気味でワイドな速めのブレイク。走って、走って当てるところを探すものの、そのまま最後に一発入れられるか。なので、キレた波をつかんで、技数入れて高得点を狙う。
しかし、その波の判別が難しく、無理やり技をねじ込むことで演技は3点、4点台の戦い。なので、逆転も多発。最後まで油断できない試合展開となった。この状況だからこそ、止まらないサーフィン、パワーとスピードを見せた選手が勝ち上がる結果となった。
R-1ではVOLCOMのチームメイトの脇田泰地、辻裕次郎、佐藤魁の3人が揃うヒート5。ここでは脇田泰地がキレのあるサーフィンでトータル 10.10ポイントとして1位抜け。2位は佐藤魁と辻裕次郎を押さえ込んでラウンドアップという結果。
さらにH-8では大場玲遥が沖からのスーパーセットをつかむと、迷いなくスムースなレールワークで2発大きなスプレーを上げる。さらにインサイドま止まることなく3発。これには初のエクセレント8点がついて、トータル14点。これが今日のシングル、トータルともハイエスト。
R -2に入ると潮も引いてきたことで、セット間もまばらになったことで、1ヒート25分に変更。選手はそれぞれの波を試すが如く、右に左に移動しながら戦う。ここでは地力に勝るシード選手が順当に勝ち上がる結果となった。
西慶司郎、伊東李安琉、西優司、金沢呂偉に加え、トータル11.25ポイントとした増田来希や古川海夕が積極的な攻めを見せてラウンドアップ。
しかし、残念ながらここで敗退したのは、R -1で強さを示した脇田泰地や佐藤魁。さらに現CS選手の田中大貴が逆転に次ぐ、逆転のシーソーゲームで敗れるという波乱の結末。
明日は男子のR-2の残り8ヒートからスタート。その後は、男子、女子ともスタンバイという予定。
今大会のMCチーム。左からロス・バトソン、高貫佑麻、高橋みなと、間屋口香、大原沙莉。会場内の選手へのコールとライブ配信を手分けして行う。
大会スケジュールは会場内に掲示されるものの、今は「WhatsApp」アプリで選手に直接配信もする。
Bonsoyはオーストラリアで大人気の自然派豆乳飲料。とてもクリーミーで、コーヒーやチャイと合わせて飲んでも美味しい。
8.00をスコアした湘南鵠沼の大場玲遥は「波運が良かっただけですね。ちょうど良いのが来てくれて、それに乗って、いつも通りのサーフィンをしたって感じです」とコメント。
ラウンド2も見事1位通過の大場は「最初のヒートと波が違った。自分はバックサイドが得意でそれを狙っていた。小さい波のほうが得意で、デカすぎると入らないですね笑。今回は波も小さくてチャンスなんで、行ける所まで行こうと思います。優勝狙っています。」と笑顔で語った。
大会オフィシャルサイト
https://www.chibaichinomiyaopen.com/