CT第9戦Jベイは女子が開幕するも2ヒートで終了。南アフリカのワイルドカードがクオーターファイナル進出。

南アフリカのサラ・バウム(RSA)

ジェフリーズ・ベイ、イースタン・ケープ、南アフリカ(2023年7月17日月曜日) – コンディション不良のためレイデイが続いていたワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第9戦「コロナ・オープンJベイ」がようやく再開。

 

 

スーパーチューブのクリーンな2~3フィートの波で、女子のオープニング・ラウンドから再開され、女子のエリミネーション・ラウンドまで行う予定となっていたが、2ヒートのみで、その後のヒートはキャンセルとなった。

 

3日連続のレイデイ後、、スウェルが回復することを期待して、女子のオープニング・ラウンドが昼過ぎに開催された。オフショアの美しいコンディションとなったものの、セットは安定せず、スローなコンディションとなったため、主催者は2ヒート終了後に競技を中止することを決定した。

 

 

南アフリカのワイルドカードがクオーターファイナルに進出

 

南アフリカのサラ・バウム(RSA)

 

地元応援団が、CTイベント初出場となる南アフリカのサラ・バウム(RSA)を応援するために会場に集まる中、バウムはチャレンジャーシリーズ・ランキングでアフリカ人女性最高位としてワイルドカードで出場。

 

Jベイのコンテスト会場 © WSL / Van Gysen

 

彼女は、5タイム・ワールド・チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)とレイキー・ピーターソン(USA)と対戦。バウムがクイック・スタートで優位に立ち、2つのミッドレンジ・スコアでヒート全体を通してリード。ムーアとピーターソンは決定的なライディングがないまま、バウムはクオーターファイナル進出を決めた。

 

サラ・バウム(RSA)と地元応援団 © WSL / Van Gysen

 

「このヒートには興奮状態で臨んでいたので、自分を抑えるのに必死でした。」とバウム。

「このヒートはスーパートリッキーで、彼女たちは2秒で得点を決めてしまうんです。残された時間は長かったので、正しいこと、正しい動きをしたかったし、勝てて最高に嬉しいです。このようなヒート勝利は、自分自身の自信につながるし、ここに自分の居場所があるような気がして、次のチャレンジャーシリーズ、USオープンに向けて大きな自信になりました。」

 

ガブリエラ・ブライアン(HAW)

 

クオーターファイナルのファースト・スポットを獲得したガブリエラ・ブライアン(HAW)は、モリー・ピックラム(AUS)とケイトリン・シマーズ(USA)にプレッシャーを与えるため、最初のスコアをボードに乗せることに集中。ブライアンは、3つのクイック・ターンで7.00ポイント(10点満点)を叩き出し、シマーズとピックラムがバックアップを決められない中、この日のベスト・ウェイブを見つけ勝利を決めた。

 

ガブリエラ・ブライアン(HAW) © WSL / Ryder
ガブリエラ・ブライアン(HAW) © WSL / Van Gysen

 

「しっかりとしたゲームプランを持って臨み、それがうまくいったときは本当に気分がいいです。「クオーターズでこの場所を手に入れるのは超重要だし、波はもっと良くなるはず。エリミネーション・ラウンドをスキップするのは最高に嬉しいです!」

 

セットは少なく、波と波の間に長いウェイティングタイムがあり、主催者は第2ヒート終了後、1時間競技を一時中断。コンディションを見直した結果、この日のイベントは中止。ネクストコールは7月18日(火)午前6時55分(GMT +2)。日本時間7月18日(火)13時55分。

 

 

オープニング・ラウンドで敗者復活戦を強いられた五十嵐カノアとコナー・オレアリー。コナー・オレアリー(AUS)はヒート2でカラム・ロブソン(AUS)と、五十嵐カノア(JPN)ヒート8でリアム・オブライエン(AUS)と対戦する。

 

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

コロナ・オープンJベイ女子オープニング・ラウンド結果
ヒート1:ガブリエラ・ブライアン(HAW)12.67 DEF.
モリー・ピックラム(AUS)6.90、ケイトリン・シマーズ(USA)6.03

ヒート2:サラ・バウム(RSA)9.50 DEF.
カリッサ・ムーア(HAW)6.20、レイキー・ピーターソン(USA)5.93

女子オープニング・ラウンド残りのマッチアップ:
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対タティアナ・ウェストンウェブ(BRA)対ジョアン・ディフェイ(FRA)
ヒート4:キャロライン・マークス(USA)対ステファニー・ギルモア(AUS)対ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

 

男子エリミネーション・ラウンドのマッチアップ::
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS)対アディン・マセンキャンプ(RSA)
HEAT 2:コナー・オレアリー(AUS)対カラム・ロブソン(AUS)
HEAT 3: ジャック・ロビンソン(AUS) vs. ケリー・スレーター(USA)
HEAT 4:バロン・マミヤ(HAW)対マシュー・マクギリブレー(RSA)
HEAT 5:ライアン・カリナン(AUS)対セス・モニーツ(HAW)
HEAT 6:カイオ・イベリ(BRA)対ジョーディ・スミス(RSA)
HEAT 7:イタロ・フェレイラ(BRA)対イアン・ジェンティル(HAW)
HEAT 8:リアム・オブライエン(AUS)対五十嵐カノア(JPN)

 

 

WSLオフィシャルサイト:Corona Open J-Bay

Jeffreys Bay, Eastern Cape, South Africa