2023年7月8日(土) ~ 7月9日(日) 日本プロサーフィン連盟は、インドネシア バリ島 クラマスにおいて4年ぶりのJPSAイベントを開催することを実現。JPSAジャパンプロサーフィンツアー2023 特別戦「さわかみアジアチャレンジBali」が開催された。
本日のファイナルデイは、昨日からサイズダウンはしたものの、クリーンな素晴らしいコンディションで行われた。
女子は、川合美乃里、中塩佳那の日本人選手2名に、インドネシアからQSを回るカイラニ・ジョンソン、チンタ・ハンセルの4名がファイナルまで勝ち上がった。
ラウンドごとに調子を上げてきたカイラニは、ファイナルでもさらに調子を上げて得意のバックハンドで大きなマニューバーを描き7.00をスコア。
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川合もフロントサイドでしっかりとコントロールされたライディングを披露。ファーストターンからスピード、 パワー、コミットメントの要素が感じられる素晴らしい演技で6.67をスコア。5.07でバックアップしてトップに躍り出る。
しかしヒート終盤にカイラニが再び7.33の高得点をマーク。川合を逆転しトップに躍り出る。中塩もファイナル唯一のエクセレント8.17をスコアするもバックアップが足らず。カイラニが逃げ切り見事優勝した。
男子のファイナルには、今回絶好調の太田拓杜が唯一の日本人選手として勝ち上がり、アジア枠でCSに出場するケトゥ・アグス・アディティア・プトラ、マデ・パジャール・アリヤナ、そしてフェブリアンサーの4名が進出。
ヒートはフェブリアンサーがディープなロングチューブをメイクしてリード。しかしアグスもクリティカルなフルレール・カーヴィングを披露しエクセレントの8.17をスコアしてトップに躍り出る。
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最後、残り時間1分でニードスコアは8.18。フェブリアンサーはラストウェイブにテイクオフ。と同時にバレルにプルイン。メイク直後にカーヴィング。そしてクローズセクションでレイバックスラッシュ。これを完全にやりきったフェブリアンサーはガッツポーズ。スコアはなんと8.60。終了間際の大逆転で大勝利を手に入れた。
男子結果:
優勝:Febriansyah
2位:7 I Ketut Agus Aditya Ptra
3位:Takuto Ohta
4位:I Made Pajar Ariyana pro
女子結果
優勝:Kailani Johnson
2位:Minori Kawai
3位:Kana Nakashio
4位:Cinta Hansel
JPSAとBSAバリサーフィンアソシエーションは28年間フレンドシップを続けている。このフレッドシップは今後アジアのサーフコミュニティを深めていくためにもとても大切なことだと考えている。来年もJPSAはクラマスに戻ってくると最後に細川理事長が言った。
昨今、日本も含めインドネシアやフィリピン、中国、韓国などのアジアの国々のサーフィンレンベルが上がっていることが指摘されてきている。日本は、アジアのサーファー達と手を取り、感謝の気持ちを表し、明日のアジアのサーフシーンの発展に努めていくべきなのだ。
大会の模様はJPSAのYouTubeチャンネルでLIVE中継された。