都築虹帆がベスト16進出。日本男子全員敗退。チャレンジャー・シリーズ第3戦バリート・プロ大会3日

都築虹帆 © WSL/Tostee

バリート、クワズール・ナタール、南アフリカ(2023年7月4日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦、バリート・プロ presented by O’Neillは、波が2~3フィートのクリーンなコンディションの中、コンペティション3日目がオン。

 

 

本日は、男子R2のラウンドオブ64 H10からスタートし、男子終了後、女子のラウンドオブ32が終了。女子のベスト16が決定した。

 

ラウンドオブ64のH16に大原洋人が登場。元CTサーファーのナット・ヤングとオーストラリアの先鋭ジョエル・ヴォーン、ジャスティン・ベクレットと対戦。

 

 

大原洋人は4.33と3.16をスコアしてヒートを開始。それに対し、ナット・ヤングがバックハンドのビッグリエントリーを決めて8.67をスコア。ヒートをリードする。

 

大原洋人 © WSL/Tostee

 

ジョエル・ヴォーンもフォアハンドでチャージ。7.50を4.70でバックアップしてトップに躍り出る。さらにヴォーンはバックハンドのテールハイのフルローテーションで9.83という物凄いヒート展開となる。

 

ジョエル・ヴォーン © WSL/Tostee

 

3位の大原も後半に入り、クローズセクションでソリッドはリエントリーを決めトップスコアを5.83まで上げ、ニードスコア6.15と2位のナット・ヤングを追い上げる。しかし、そのままタイムアップとなり、大原は3位で惜しくも敗退となった。

 

 

男子終了後、女子のラウンドオブ32がスタート。H1にはバリート・ジュニアで優勝し勢いのある松岡亜音(JPN)が、元CT選手のサリー・フィッツギボンズ(AUS)、ダニエラ・ロサス(PER)、ラウラ・ラウプ(BRA)と対戦。

 

松岡亜音© WSL/Tostee

 

各選手ともクローズセクションをメイクできず、決定的なスコアを出せないまま、フィッツギボンズが僅かにリード。後半に4.40をスコアした松岡は2位に浮上。続けてバックハンドのソリッドなワンターンで4.80をスコアする。

 

サリー・フィッツギボンズ © WSL/Tostee

 

しかし、直後にラウラ・ラウプに逆転されて3位を強いられる松岡。ヒート終了間際に優先権を持ってビッグセットをつかんだで起死回生のチャージを見せたが決められず。17位でフィニッシュ。1,900ポイントを獲得した。

 

都筑有夢路 © WSL/Tostee
都筑有夢路 © WSL/Tostee

 

H4で都筑有夢路は、今年のミッドシーズンカットで失敗し、CT返り咲きを狙うソフィー・マカロック、ベラ・ケンワーシー、ソル・アギーレと対戦。都筑はスタートからキレのある2ターンコンボで 3.67をスコア。しかし終始4位を強いられる展開で、ラストで5.33 をスコアするも惜しくも都筑はここで敗退となった。

 

野中美波 © WSL/Tostee

 

H5で野中美波は、イザベラ・ニコルズ、プアマカマエ・デソト、エリー・ハリソンと対戦。野中は、ワンターンのクローズアウトリエントリーを狙うより、マニューバーの入る波を選ぶ作戦で、ヒート中盤に2ターンのコンビネーションで4.50をスコア。3.50をバックアップとして、2位のポジションをキープした。

 

 

野中美波 © WSL/Tostee

 

ヒート終盤には優先権を持ってビッグリエントリーを決めて5.00をスコア。3位との差を広げる。しかし3位のハリソンが逆転。ニード4.84と追い込まれた野中。残り5分でつかんだ波で満身のパワーを使ったオフザリップをメイク。しかしスコアは4.57と僅かに届かず逆転ならず。

 

非常にいい試合展開であっただけに悔しい3位で敗退となった。それでも今回17位で1,900ポイントを獲得した。

 

都築虹帆 © WSL/Tostee

 

H8で都築虹帆は、元CTサーファーのメイシー・キャラハン、ハワイのゾーイ・マクドゥーガルとエレウェイウラ・ウォンと対戦。うまく優先権を使った都築はワンマニューバーながらインサイドのクローズセクションでリエントリーを決め、5.00をスコア。

 

その後スコアを伸ばせない都築は3位に転落。残り時間は3分を切ったが、ニードスコアは2.60。最後の波でバックハンドのリエントリーを決めて2.93をスコア。大逆転で2位でラウンドアップを決めた。

 

これで日本勢は男子は全員敗退。女子は都築虹帆だけがブラケットステージに勝ち上がり、R16 H7でブロンテ・マコーレーと対戦する。

がんばれ!日本!

 

 

2023 バリート・プロ・プレジデント・バイ・オニール女子ラウンド16のマッチアップ:
HEAT 1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ルアナ・シルバ(BRA)
HEAT 2:ヴァヒネ・フィエロ(FRA)対ラウラ・ラウプ(BRA)
HEAT 3:ナディア・エロスターベ(EUK)対ソフィ・マカロック(AUS)
HEAT 4:ベラ・ケンワーシー(USA)対ザーリ・ケリー(AUS)
HEAT 5:イザベラ・ニコルズ(AUS)対キラ・ピンカートン(USA)
HEAT 6:サラ・バウム(RSA)対エリー・ハリソン(AUS)
HEAT 7:ブロンテ・マコーレー(AUS)対 都築虹帆(JPN)
HEAT 8:エウェレイウラ・ウォン(HAW)対アリッサ・スペンサー(USA)

 

 

WSLオフィシャルサイト:

Ballito Pro

Presented By O’Neill

Ballito, KwaZulu-Natal, South Africa