CT第8戦「VIVOリオプロ Presented by Corona」の大会期間は6月23日から。ワイルドカードやヒート組が発表。

VIVOリオプロ Presented by Coronaは、2023年6月23日から7月1日までの大会ウィンドウで開催。クレジット:© WSL / Smorigo

プライア・デ・イタウナ、サクアレマ、リオデジャネイロ、ブラジル(2023年6月18日日曜日) – 2023年ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)の第8戦「VIVOリオプロ Presented by Corona」に向けて、ワールド・ベストのサーファーが準備を整えている。このイベントの、ウェイティング・ピリオドは2023年6月23日から7月1日まで。

 

 

 

リップカールWSLファイナル出場に向け、世界タイトルを争う男子ファイナル5と女子ファイナル5を決めるイベントは、今回のブラジル、Jベイ、タヒチの残り3回となる。

 

まだ誰も出場権を獲得していないが、ブラジルはその第一号となりうる選手を決める重要な役割を果たすことになる。また第8戦は、パリオリンピック2024の暫定出場権を決定する上で重要な意味を持つ。

ブラジルのハイパフォーマンスなビーチブレイク

 

 

VIVOリオ・プロの期間中、サクアレマという小さな町はチャンピオンシップ・ツアー最大のイベント会場に変貌し、プライア・デ・イタウナでのサーフィンに完全に集中することになる。

 

サクアレマでのガブリエル・メディーナ WSL / Daniel Smorigo

 

会場となるパワフルなビーチブレイクは、テクニカルなバレルだけでなく、ハイパフォーマンスサーフィンのプラットフォームにもなりうる。ツアーで見られるビッグエアのほとんどは、ここサクアレマで見られることが多い。プライア・デ・イタウナで優勝するために選手たちは、自分のトリックバッグを深く掘り下げなければならないだろう。

 

 

カリッサ・ムーアとグリフィン・コラピントがランキングをリード。

 

カリッサ・ムーア© WSL / Diz

 

5度の世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)とグリフィン・コラピント(USA)は、サクアレマで再び黄色のリーダージャージを着用する。コラピントは、エルサルバドルで今シーズン4度目のファイナル進出を果たし、フィリッペ・トリード(BRA)に次ぐ2位を獲得。ムーアはエルサルバドルでも3位入賞と好調な成績を収めた。

 

この大会のディフェンディング・ウィナーであるムーアは、リオに向けて十分な自信と共に試合に挑む。一方、コラピントは昨年の17位からさらに順位を上げたいところだろう。

 

ブラジリアン トップ5が母国の観衆の前でパフォーマンスを披露する。

 

昨年の大会では10ポイントライドを決めたフィリッペ・トリード(BRA)© WSL / Smorigo

 

世界チャンピオンのフィリッペ・トリード(BRA)は、ブラジルでは3大会で優勝しているため、VIVOリオプロ Presented by Coronaで優勝することが期待される選手だ。トリードはエルサルバドルで優勝した後、現在ランキング2位につけているが、今大会で4連勝し、コラピントからランキング首位を奪いたいところだ。

 

地元サクアレマのジョアオ・チャンカ(BRA)は、友人や家族の声援を受けることを楽しみにしている。昨年はワイルドカードで出場したものの、イーサン・ユーイング(AUS)に早々に敗退。ツアー2年目の今、チアンカはランキング3位で、ファイナル5への出場権獲得に迫っている。

 

3度の世界チャンピオンに輝いたガブリエル・メディーナ(BRA)とタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)は、エルサルバドルでの堅実なプレーでランキングトップ5に浮上した。彼らは、リップカールWSLファイナルへの出場権をさらに確保するために、ここで大きな結果を出す必要がある。

 

 

シルヴァナ・リマとサミュエル・プポがイベント・ワイルドカード

 

元CTサーファーのシルヴァナ・リマ(BRA)とサミュエル・プポ(BRA)が、VIVOリオ・プロ Presented by Coronaのイベント・ワイルドカードとして発表された。リマはCTのベテランであり、前回2019年にこのイベントに出場した際には同率5位でフィニッシュしている。

プポは最近、ミッドシーズン・カットに失敗してツアーから落ちたが、チャレンジャー・シリーズの最初のイベントであるブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロで優勝。両者とも、ここリオで注目すべき危険なライバルとなるだろう。

 

 

五十嵐カノアはH8、コナー・オレアリーはH7

昨年のブラジル大会での五十嵐カノア WSL/Thiago-Diz

 

前回のエルサルバドルで5位となった五十嵐カノアとコナー・オレアリーは、カノアはランキング17位のポジションをキープ。コナーは2つランクアップして10位となっている。

昨年のブラジル大会では17位だったカノアだが、過去には5位や9位という成績を残した場所。コナーも昨年は5位になるなど今回も期待がかかる。

すでにヒート組も発表になり、H7でコナー・オレアリー(AUS)はジョン・ジョン・フローレンス(HAW) ジョーディ・スミス(RSA)と対戦。
H8で
五十嵐カノア(JPN)は、イタロ・フェレイラ(BRA)  レオナルド・フィオラバンティ(ITA) と対戦する。

 

 

VIVOリオプロ Presented by Corona 女子オープニングラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:モリー・ピックラム(AUS) vs ステファニー・ギルモア(AUS) vs ガブリエラ・ブライアン(HAW)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW) vs レイキー・ピーターソン(USA) vs シルヴァナ・リマ(BRA)
HEAT 3:タイラー・ライト(AUS) vs ケイトリン・シマーズ(USA) vs ジョアン・ディフェイ(FRA)
HEAT 4:キャロライン・マークス(USA) vs タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA) vs ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

 

VIVOリオ・プロ Presented by Corona 男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
HEAT1:イーサン・ユーイング(AUS) vs カイオ・イベリ(BRA) vs 和井田理央(INA)
HEAT 2:ジョアオ・チアンカ(BRA) vs. マシュー・マクギリブレイ(RSA) vs. セス・モニーツ(HAW)。
HEAT 3: フィリッペ・トリード(BRA) vs. カラム・ロブソン(AUS) vs. .ケリー・スレーター(USA)
HEAT 4:グリフィン・コラピント(USA) vs リアム・オブライエン(AUS) vs .サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 5:ガブリエル・メディーナ(BRA) vs ヤゴ・ドラ(BRA) vs イアン・ジェンティル(HAW)
HEAT 6:ジャック・ロビンソン(AUS) vs. ライアン・カリナン(AUS) vs. バロン・マミヤ(HAW)
HEAT7:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) vs. コナー・オレアリー(AUS) vs. ジョーディ・スミス(RSA)
HEAT 8:イタロ・フェレイラ(BRA) vs. レオナルド・フィオラバンティ(ITA) vs. 五十嵐カノア(JPN)

 

詳細は、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/ct/73/vivo-rio-pro/main