CT第6戦サーフランチ・プロは男子ベスト8、女子ベスト4が決定。五十嵐カノアとコナー・オレアリーは9位でフィニッシュ。

五十嵐カノアPhoto by Aaron Hughes/World Surf League

レモー、カリフォルニア、USA(2023年5月27日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第6戦、サーフ・ランチ・プロ Presented by 805 Beerが開幕。本日の予選ラウンドが終了し、男子ベスト8、女子ベスト4が決定した。

 

 

予選ラウンドでは、現在の世界ランキング3位のジャック・ロビンソン(AUS)、世界ランキング1位のタイラー・ライト(AUS)を含む、複数のビッグネームが早々に敗退。ヤゴ・ドラ(BRA)はエクセレント・レンジのスコアを記録し、注目を集めた。

 

 

日没後は、初のナイトセッションが開催され、ワールド・サーフ・プレーヤーがファイナルデーへの出場権をかけて対戦。

 

予選ラウンドで1位の選手がそのままファイナルデーに進出。4位の選手はイベントから脱落。2位と3位は、敗者復活戦となるのナイトセッションで対決。

 

ナイトセッションでは、男子12名、女子6名がレフトとライトの1本ずつで、シングルウェーブのベストスコアで勝負。男子上位2名と女子1名がファイナルデーに進むことになる。

 

最終的にグリフィン・コラピント(USA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ケイトリン・シマーズ(USA)が勝利を収め、これで明日、残りの男子8名、女子4名が2023年サーフランチ・プロのタイトルをかけて戦う舞台が整った。明日のファイナルは現地時間午前10:00にスタート(日本時間深夜2時)。

 

 

ヤゴ・ドラ、男子予選でシングル最高得点をマーク

ヤゴ・ドラ

 

ヤゴ・ドラ(BRA)は、ヒート4の2本目のレフトでエクセレントな9.37(10点満点)をマークし、男子予選ラウンドの最高得点をスコアした。 ドラはダウンザライン、フィンフリーのビッグ・マニューバーを2つ決め、深いバレルをナビゲートし、エアで波を締めくくった。パーフェクトに近いスコアでヒート勝利を果たし、ファイナルへの切符を手にした。

 

 

ブラジリアン、予選ラウンドを圧倒

 

フィリッペ・トリードPhoto by Aaron Hughes/World Surf League

 

ディフェンディング・イベント・ウイナーであり、現在ワールド・チャンピオンのフィリッペ・トリード(BRA)は、予選ラウンドのヒートで1位となり、ファイナル・デーに駒を進め、サーフランチの連勝を維持した。

 

8名中5人がブラジリアン。フィリッペ・トリード Photo by Aaron Hughes/World Surf

 

トリードはヒート最初のライトでエクセレントな8.83をマークし、クイックスタートを切った。また、過去のイベント優勝者で3度の世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)も、2本目のレフトで8.77というエクセレントなパフォーマンスを披露した。

 

敗者復活をかけて戦ったナイトセッション。1本のエクセレント・ライドで大逆転となる。カリフォルニアのグリフィン・コラピントは、ライトで8.77をスコア。ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)も一時2位をキープしたが、五十嵐カノア(JPN)がライトで8.30をスコアしてバンプアウト。

 

五十嵐カノアPhoto by Aaron Hughes/World Surf League

 

予選ラウンドで五十嵐カノアは、ライトのファーストライドで、2つのバレルセクションで見事なチューブライドを披露。しかしエンドセクションのブローテールリバースをメイク出来ず。

レフトの1本目では、バレルをメイクした直後にブローテールリバースをメイク。ベストライト7.33 ベストレフト7.50 トータル14.83をマークしたものの、惜しくも2位で敗者復活選へ回った。

 

五十嵐カノアPhoto by Aaron Hughes/World Surf League
五十嵐カノア© WSL / Nolan
五十嵐カノアPhoto by Aaron Hughes/World Surf League
五十嵐カノアPhoto by Aaron Hughes/World Surf League

 

ナイトセッションの最終滑走となったイタロ・フェレイラ(BRA)がカノアに負けじと、最後の波で8.50を出し、カノアを大逆転。

 

コラピントとフェレイラは、ファイナルデーに進出することになった。カノアは、ライトで8.30、レフトでも7.30をスコア。好調なサーフィンで笑顔でヒートを終えていたが、まさかの逆転負けをくらった。

 

コナー・オレアリー© WSL / Nolan
コナー・オレアリー© WSL / Nolan

 

コナーもバックハンドで7ポイントをマークするも、惜しくも敗退。和井田リオはレフトのファーストターンでワイプアウトをする痛恨のミスを犯して敗れた。

 

和井田リオPhoto by Aaron Hughes/World Surf League
和井田リオPhoto by Aaron Hughes/World Surf League

 

ナイトセッションの結果

ケイトリン・シマーズ
ケイトリン・シマーズ

 

女子のナイトセッションでは、ケイトリン・シマーズ(USA)がその先進的なサーフィンで観客を沸かせ、7.93をスコア。8Xワールドチャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)から最高得点を奪い、ファイナルデイへの出場権を獲得した。

 

本日の結果を見るにはここをクリック

 

 

サーフランチ・プロ Pres.by 805 Beer 女子セミファイナル組み合わせ:
HEAT 1:キャロライン・マークス(USA)対ケイトリン・シマーズ(USA)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)対タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)

 

サーフランチ・プロ Pres.by 805 Beer Men’s クオーターファイナル マッチアップ:
HEAT 1:グリフィン・コラピント(USA) vs. ヤゴ・ドラ(BRA)
HEAT 2:フィリッペ・トリード(BRA) vs. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
HEAT 3:イーサン・ユーイング(AUS) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA)
HEAT 4:ジョアオ・チアンカ(BRA) vs. イタロ・フェレイラ(BRA)

 

詳しくは、SurfRanchPro.comWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/ct/71/surf-ranch-pro/main