秋本祥坪が5年ぶりのJPSA優勝、大村結衣がJPSA初優勝。JPSAロングボードツアー第2戦「さわかみ千倉プロ」

大会4日目。JPSAロングボードツアー第2戦「さわかみ千倉プロ」はDAY-3で最終日。今日は男子のクォーターフィナルからスタートし、男女とも決勝まで。ついにこの千倉での王者が決まる。

 

会場は薄曇り。昨日まで吹いていた風がサイドオフなったことで、コンディション的には良くなった感じか。ただ、波のサイズはコシでセット、ハラというサイズ。朝は潮が上げていたことで、ブレイクも比較的にコンパクトながら、セットならば技数も入る波がブレイクする。

 

秋本祥坪

 

そうなると、試合では技数のバリエーションのあるベテラン勢が優位か。やはり、今大会の予想通りで秋本祥坪、堀井哲、森大騎が順当にラウンドアップ。

 

西口京佑

調子の良かった西口京佑、石井乃亜はノーズに加え、マニューバーで勝負に賭けるも点が伸びず敗退。やなり、同じノーズでも、波の際どいポジションで演技に差が出たのか。

高貫佑麻

もう一人、ここまで自分のスタイルを出しまくりの高貫佑麻。セミファイナルで2位をキープして、トライアリストながら決勝進出かと思われた最後の最後で、堀井哲の大逆転を喰らった。それでも今大会で、一番印象に残った選手の一人に間違いはないだろう。これからの活躍に期待。

 

優勝:秋本祥坪
2位:森大騎
3位:武川慎
4位:堀井哲

 

男子の決勝は秋本祥坪、堀井哲、森大騎に若手代表の武川慎という顔ぶれ。セミファイナルまでのマキシマムウェイブ10本は無くなったことで、それぞれが自分の作戦で戦える。

 

秋本、森が右奥。武川も真ん中の右寄りで待つ。堀井は左にポジションニングして、レフト狙いに絞ったか。やはり、セミで一発逆転できたことと、速い波だからフロントサイドでの勝負を選択した。

 

森、堀井、武川が試合を引っ張るも結果はセミファイナルにおいて、エクセレントを連発した秋本祥坪が、その勢いのまま優勝。決勝でもじっくり待って、勝負を決めた。JPSAでの優勝は2018年のバリ大会以来の5年ぶりとなる。

 

 

秋本祥坪

 

「(ファイナルは)なかなか良い波を見つけられなくて、タイキ君(森大騎)と狙っているポジションが一緒だったので、1本目タイキ君が乗ったので、ドキドキしてたんですけど、時間が長いってことを自分に言い聞かせて、落ち着いて待ちました。

 

今回は初戦から波が難しくて、緊張して硬いサーフィンしていたんですけど、無事に優勝することが出来たので、応援してくださる方たちの期待に応えられたかなと一安心しています。次の3戦目も気を抜かずに、自分のサーフィン見せれるように頑張ります。」

 

優勝:大村結衣
2位:小髙恵子
3位:古家伸子
4位:菅谷裕美

 

女子はこちらも順当に勝ち上がってきたのは、大村結衣と菅谷裕美は予想通り。これに小髙恵子と古家伸子というメンバーで決勝を戦った。

 

しかし、蓋を開ければ大村結衣の独走状態で試合は進行。沖からのセットをうまく繋いぐスピードある演技で 6.83+8.00、トータル14.83ポイントと圧勝。対戦相手3人を全員コンボに追い込むオマケ付き。嬉しいJPSAツアー初優勝を決めた。

 

大村結衣

 

 

「家族と、サポートしてもらっているウエットメーカーの人たち、ハワイでサポートしてもらっているサーフショップの人たちに感謝しかないです。皆さんの協力があったので勝てました。ありがとうございました。

ハワイでは変わりなく週一で練習しています。これからもっと上手くなって、良いサーフィンが出来るようにもっともっと練習して、頑張りますので応援よろしくお願いします。」

 

 

次戦の第3戦はタイで行われるJPSA海外戦。詳細はこれからの発表となる。また、この大会までが前半戦となり、この2戦のランキング結果で後半戦のシードが入れ替わる。このシードによっても戦い方も変わってくるだろう。若手の奮起に期待。

 

 

優勝:秋本祥坪 大村結衣
2位:小髙恵子 森大騎
3位:古家伸子 武川慎
4位:菅谷裕美 堀井哲

表彰のプレゼンターは、さわかみグループ代表 澤上龍 氏

「さわかみ千倉プロ」結果

男子
優勝:秋本祥坪 (¥400,000)
2位:森大騎  (¥200,000)
3位:武川慎  (¥120,000)
4位:堀井哲  (¥100,000)

女子
優勝:大村結衣 (¥150,000)
2位:小髙恵子 (¥ 70,000)
3位:古家伸子 (¥ 50,000)
4位:菅谷裕美 (¥ 30,000)

南房総市長杯
男子:秋本祥坪
女子:大村結衣

※ プレゼンターは、石井裕 南房総市長

 

 

今日のトータルハイスコアは秋本祥坪に譲るものの、シングルハイエストはクォーターファイナルで西口京佑が出した8.50ポイント。しかし、セミでは痛恨のインターフェアで姿を消す。

第5位:高貫佑麻
第5位:増山 翔太
第7位:中井 晴
第7位:西口 京佑

櫻井 凰太

 

 


>プロ本戦ヒート表

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

 

※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

 

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JPSA2023 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第2戦

さわかみ 千倉プロ

期日/5月11日(木) ~ 5月13日(土) 予備日:14日(日)
※プロトライアル同時開催
会場/千葉県南房総市 千倉海岸

【ABEMA LIVE配信URL】
■5/11 (木) 大会1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/DcdKZSowD2pTuh
■5/12 (金) 大会2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/DcdKW7e6CrN5io
■5/13 (土) 大会3日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/DcdKWj1jJhSYr3