サーフシティ・エルサルバドル – 2023年5月11日 2023サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップ(WLC)の大会4日目は、昨日よりも更に波のサイズがアップ。
6~8フィートの美しいスウェルのなか、男女ともにメインラウンド3が終了し、女子のリパチャージラウンド3、男子のリパチャージラウンド2、3が終了した。
大会4日目が終わり、5つのチームが負けなしで暫定トップを維持。ブラジル、フランス、ペルー、アメリカの強豪国に、新参のチーム・フィリピンがランクインしている。日本は暫定9位。
女子メインラウンド3では、クロエ・カルモン(BRA)とアナ・カミラ・カスパー(PER)がハイスコアをマーク。
そしてマリア・フェルナンダ・レイエス(PER)とアリス・リモイン(FRA)がヒート3で8ポイントのライディングを披露し、ハイライトリールとなった。
しかし、今日の女子でベストサーフィンを見せたのは、コンディションを最大限に利用したゾーイ・グロスピロン(FRA)だった。
フルレールターンとノーズライドを駆使したグロスピロンは、2日連続でチームを首位に立たせることに成功。チーム・フランスの新メンバーであるグロスピロンは、女子ディビジョンで今大会のシングルウェーブハイエストとなる8.83を記録し、ヒートを終了した。
男子メインラウンド3は、スタックド・ヒートが多く行われたが、最もコンペティティブだったのは、ジュリアン・シュワイザー(URU)、コール・ロビンス(USA)、アントワン・デルペロ(FRA)、サム・クリスチャンソン(RSA)のヒート2。僅差のクロスヒートの中でデルペロとクリスチャンソンがラウンドアップを決めた。
続くヒートでは、エドゥアール・デルペロ(FRA)が2日連続の9ポイントライドで幕を開け、8.17を加えてヒートトータル17.17とし、再びこの日のハイエスト・ヒートトータルをマークした。
日本の浜瀬海は、今回注目選手となったロジェリオ・エスキベル・ジュニア(PHI)らと対戦。スタートからビッグセットをキャッチする浜瀬は、クリティカルなセクションでの巧みなハングファイブをメイク。
ドロップニーカットバックなどを組み合わせて6.00をスコア。そこから7.17、7.30とスコアをあげて、見事2位でラウンドアップ。ラストでリーシュを切るアクシデントに見舞われながらもメインラウンド4進出を決めた。
女子のラウンド3では吉川広夏が、チャンピオンのクロエ・カルモン(BRA)らと対戦。ヒートはカルモンが安定感のあるバックハンドでリードする中、吉川もビッグセットにチャージ。クリティカルなセクションでのハングファイブをメイクし、5.50を5.23でバックアップ。2位でラウンドアップを決めた。
昨日リパチャージに回った北村健一は、リパチャージ2で6.73と6.27という高得点をマークし、2位でラウンドアップ。その後行われたリパチャージ3に進んだが、惜しくも4位で敗退。今回は29位でフィニッシュとなった。
明日はいよいよ男女メインラウンド4が行われる。ヒート1に浜瀬海、吉川広夏はヒート2にクレジット。がんばれ!日本!
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