浜瀬海がトップでメインラウンド3へ。北村健一はリパR2へ。ISAロングボード世界選手権・大会3日目

浜瀬海 Photo: Pablo Jimenez

サーフシティ・エルサルバドル – 2023年5月10日    2023サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップ(WLC)の大会3日目は、波のサイズが大幅にアップ。

 

エル・スンザルがこれまでとは違った顔を見せるなかで、残りの女子メインラウンド2、女子リパチャージラウンド2、男子メインラウンド2が終了した。

 

 

 

 

そんな中で、ISA ロングボード史上最多勝利を誇るサーファーである2度の金メダリスト、アントワーヌ・デルペロ(FRA)は、今年のWLCのためにセミリタイアをし、弟で2019年の銅メダリスト、エドゥアールとともに3度目のチームフランスとして参加。

 

エドゥアール・デルペロ(チーム・フランス)/Photo: Pablo Jimenez

 

兄弟は共に初の9ポイントライドをスコアし、その後、これまでのイベントでハイエストとなるヒートトータルをマーク。二人ともオープニング・セクションでロング・ノーズライドを披露し、美しいレールワークをコンビネーションさせて高得点をマークした。エドゥアールはヒートで3本の波に乗り、いずれも9ポイント以上のスコアを叩き出した。

 

この2人とチームメイトである、女子のアリス・リモインとゾーイ・グロスピロンも快進撃を見せており、前回大会のチームチャンピオンのフランスは最強であると言えそうだ。

 

「アントワーヌと一緒にサーフィンをするのはユニークな経験ですし、アリスとは同じチームで戦うのは2度目で、ゾーイは初めてです」とエドゥアールは言った。「私たちはスーパーチーム。とても冷静で、一緒に楽しい時間を過ごしています。良いサーフィンをするための高いモチベーションになっています」と語った。

 

マリア・フェルナンダ・レイエス(ペルーチーム)/Photo: パブロ・フランコ

 

リマ2019パン・アメリカン・ゲームで銀メダルを獲得したマリア・フェルナンダ・レイエス(PER)は、今回のエルサルバドルで、サンティアゴ2023への出場権を獲得する4人の女子の1人になりたいと思っている。

 

彼女のメインラウンド3での素晴らしいパフォーマンスは、シングルウェーブスコア7.83、ヒートトータル13.83で女子の今日のハイエストとなった。

 

「この世界選手権で、ペルーの代表として、再び参加できて超嬉しいです」とレイエスは言った。「ロングボードがオリンピックに相応しい競技であることは分かっているので、私たちの持つ最高のレベルを見せ、証明しなければなりません。」

 

浜瀬海 Photo: Pablo Jimenez
浜瀬海 Photo: Pablo Jimenez

 

本日は女子リパチャージ2に北村亜希子、男子のメインラウンド3に北村健一、浜瀬海が登場。北村亜希子は惜しくも3位で敗退。33位でフィニッシュとなった。

 

北村健一 Photo: Pablo Jimenez
北村健一 Photo: Pablo Franco
北村健一 Photo: Pablo Franco

 

北村健一のヒートは、ジュリアン・シュワイザー(URU)とベノワ「ピッコロ」クレメンテ(PER)の師弟間の激しい首位争いが繰り広げられ、北村は成す術なく惜しくも3位で男子リパチャージ2へ回った。

 

浜瀬海は、ヒート開始からビッグセットにチャージ。ドロップニーカットバックとノーズライドの巧みなコンビネーションで5.83をスコア。ラストウェイブでは、ロング・ノーズライドで7.67をスコアして、トップに返り咲き、メインラウンド3へ勝ち進んだ。

 

競技は明日、現地時間午前7時30分より男子メインラウンド3から再開される予定だ。スケジュール、ヒート表については、以下のリンクを参照してください。

 

https://isasurf.org/pdfs/2023_WLSC_Schedule_Day-4.pdf

 

■大会中の情報

ISA HP  https://isasurf.org/event/2023-surf-city-el-salvador-isa-world-longboard-surfing-championship/

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