2023 JPSA「さわかみ 種子島プロ(ショートボード)のDAY-2。今日は男子、女子ともR-2を消化し、シニアプロは決勝までを行い、第1戦のチャンピオンが誕生した。
本日の会場の天候は朝はどん曇りで、昼から晴れ。波はヒザコシでサイズは変わらず。ただ、風が朝からドン吹きで面を乱す難しいコンディション。今日も右のバンクを使用して、試合が7時30分からスタート。
まずはシニアの結果。昨日まで調子が良かった浦山哲也、牛越峰統がまさかのセミファイナルで敗退。点差が開かない状況で、あと1本が足りず、僅差で敗れた。
決勝は遠田真央、福地孝行、杉本浩、進藤晃の4人。先行したのは遠田。セットをつかむとスピードをつけ、板をコントロール。的確に当てこむ演技を2本立て続けに決めて、5.83、6.50でトータル12.33でヒートを支配。
進藤、福地、杉本も波を掴むが、ショートライドで点は伸びず。試合は後半に入り、進藤が現役さながらのパワーライドを見せて、7.33ポイント。順位も2位で、逆転に5.00ポイントと追いすがる。
しかし、ポテンシャルのある波が入らず、試合はそのままジリジリと時間だけが過ぎていく。試合が3分を切ったところから、全員がそれぞれ波をキャッチして怒涛の攻め。ホーンで試合終了となるも、誰が勝ったかは全くわからず、全てジャッジのコール待ちとなった。
優勝はそのまま逃げ切りとなった遠田真央。最後に猛攻を見せた福地孝行が準優勝、3位が進藤晃、4位は杉本浩という順位で終了。
続いて女子のヒート。高校生になった15歳、松野杏莉は、インサイドの波を果敢に攻めて6.17、5.33でトータル11.50ポイント。これが女子の中でトータル、シングルともハイポイント。
女子のヒートの時間は潮が上げいっぱいで、波がコンスタントに入らない時間帯があったものの、エンドセクションの処理を上手くさばいた選手が勝ち上がった。このコンデイションでトータル10点を超えたのは、芳田花瑚 10.17ポイント、大村奈央 10.06ポイント、庄司莉花 10.00ポイントの4人。
男子のトップシードが登場するR-2。点差があまり開かない、トータル8点から9点台の勝負の中、ブッチ切っていたのが 伊東李安琉。マキシマムウェーブが無いものの、17本も乗った中のベスト2が、7.33、6.67ポイントで、トータル14.00ポイントが本日のハイエスト。止まらないサーフィン、ノートリムでの3発はシビれた。
2番手は安室丈で、同じくハイエストの7.33に、4.33ポイントで、トータル11.66ポイント。あと試合の上手さでは、金沢呂偉、西慶司郎は順当にアップ。
今日の波乱は、大原洋人。朝の練習で「けっこう難しい」と言っていたものの、試合では一つ上のサーフィンを披露。しかし、いかんせんワイプアウトが目立った。これではポイントを積み上げることはできず、最後は波にも見放されて終了。このラウンドで姿を消した。
トライアルからプロ本戦に進んで勝ち上がり組が、男子は本郷拓弥、安室弦、諸戸英雄の3人。男子はR-2を勝ち上がるとプロ公認資格を獲得できる。
ここで見事勝ち上がったのが本郷拓弥と安室弦(安室はプロ公認資格は獲得済)。諸戸英雄は、残念ながらここで敗退。
女子は清水心春、日比野リナの2人。勝ち上がったのが清水心春。次のR-3も勝ち上がることができれば、プロ公認資格は獲得できる。日比野リナはここで敗退。
プロ公認資格獲得者
本郷拓弥
これで今回、プロ公認資格獲得者は合計11名となった。
「シニアプロ種子島」
優勝:遠田真央(¥200,000)
2位:福地孝行(¥150,000)
3位:進藤晃 (¥100,000)
4位:杉本浩 (¥ 50,000)
遠田真央
現役時代は優勝経験が無かった遠田。この大会で初優勝できたことに感激とのコメント。波さえつかめば、現役さながらの演技で今大会を大いに盛り上げた。優勝おめでとうございます!
「予選でミスが多かったので、ファイナルは理想的な点数の上げ方でした。30分ヒートは長かった。10分でよかった(笑)入る前に乗る場所を決めていて、ダメだったら移動しようと思っていました。
でも1本目から5点出せたので、ここなら良いかもって思っていたら、2本目で6点出せて。後はそこで待ちました。
48歳、最年少優勝。ピチピチですからね。大先輩たちの中で緊張しましたけど、大谷翔平選手が言っていたように「憧れるのはやめましょう」 僕も肝に銘じて憧れるのはやめました。この年で初優勝できたので、興味のある人はどんどんシニアツアーに出てください。」
佐藤魁
トリッキーな攻めを魅せた佐藤魁。最後の最後での逆転ラウンドアップは見事。
須田喬士郎
仲間の応援だけでなく、今日は地元からの応援団からも声援。僅差での戦いに、そのパワーが伝わったか。ニード4.37ポイントで、最後に4.40ポイントで大逆転で、明日へ繋いだ。
仲村拓久未
身体がデカくなったか。サーフィンにパワーが増した。今年から選手会長に就任。
平原颯馬
加藤翔平
松下諒大
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■4/10 (月) 大会1日目
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■4/11 (火) 大会2日目
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■4/12 (水) 大会3日目
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■4/13 (木) 大会4日目
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4月12日(水)DAY4
7:00選手集合
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/
※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。
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