バンザイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2023年1月28日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022年チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最初の開催地となる「ビラボン・プロ・パイプライン」のウェイティング・ピリオドが明日正式に世界有数のバンザイ・パイプラインで開始される。大会期間は、2023年2月10日までの2週間。
ウェイティング期間中、十分なスウェルが予想される中、パイプラインをオンにするために必要なのは風向き。軽い東から南がベストだが、強すぎなければENEトレードもOKだ。
シーズン開幕を楽しみに待つアスリートたち
世界最高峰のサーファーたちが、シーズン最初のイベント開始のためにハワイ・オアフ島のノースショアに到着した。今年のルーキーたちは、過去と現在の世界チャンピオンたちとともに、世界の舞台で自分たちの力を証明する準備ができている。
「国を代表してモロッコの国旗を背負うことになり、とても光栄に思っています。」と2023年ルーキーのラムジ・ブキアムは言った。「一言で言うなら、誇り高い、本当に誇り高いです。たくさん練習してきました。小さな怪我がありますが、前向きに考えています。主治医がフランスからやってきて、治療してくれました。プッシュするつもりですし、スーパーエキサイトしてます。」
「とても興奮しています。去年から学んで、今年いま何をすべきかは間違いなく分かっています。」と、CTに復帰した17歳のベティルー・サクラ・ジョンソンは語った。「始まるのが嬉しいし、大会が始まるのが楽しみです。」
「過去4年間、イベントで勝つことを目標にしてきましたが、それはCTであっても変わらない目標です。」と2023年ルーキーのイアン・ジェンティルは言った。「パーフェクトなタイミングでCTに出ることができたと思います。もっと早くクオリファイしていたとしても、まだ準備ができていなかったでしょう。」
「すべてのサーファーが今日のサーフィンというスポーツの進化と進歩に貢献しており、私はこのスポーツの一部であること、特に女子側であることを誇りに思います 」と、5度の世界チャンピオンのカリッサ・ムーアが言った。「女子と一緒にサーフィンをするのは本当に光栄なことで、今年も楽しい一年になることを楽しみにしています。」
WSLはWSLアワードでサーフィンのワールド・チャンピオンを表彰した。新たにワールド・チャンピオンとなったステファニー・ギルモア(AUS)とフィリッペ・トリード(BRA)は、新しいCTクラスと共にノースショアで開催されたバンケットで、2022年のワールド・タイトルを祝福し振り返った。
ステファニー・ギルモア(AUS)とフィリッペ・トリード(BRA)
「再びチャンピオンになれて、そしてシーズンの始まりにここハワイで祝うことができることは、本当に特別です」と、8度のWSLチャンピオンであるギルモアは言った。「全てを振り返り、全てを捨ててから、再びスタートすることができるのです。プレッシャーから解放され、ツアーでやることすべてを楽しむことができる。これからのことはすべてボーナスです」。
「このトロフィーを手にするまでの9年間は、僕にとって長い道のりだった」とトリードが言った。「このトロフィーを手にするために、9年間努力を重ねてきました。世界チャンピオンたちと一緒に自分の名前が並ぶなんて、本当に幸せなことです。誰にでも浮き沈みがあり、私も本当につらい時期があった。それを乗り越えて、今夜ここにいて、このトロフィーを手にすることができて、本当に幸せです」。
デューク・カハナモク・チャンピオンズ・トロフィー発表
アワードセレモニーでは、WSLチャンピオンシップ・ツアー・ワールド・タイトル・トロフィーが、今後「デューク・カハナモクWSLチャンピオンズ・トロフィー」として呼ばれることが発表された。
このトロフィーは、現代サーフィンの父と呼ばれるデューク・カハナモクに敬意を表して名付けられたもので、サーフィンの豊かな伝統を認識しながら、進歩、革新、そして最高レベルのパフォーマンスを促進するというWSLの取り組みをさらに推し進めるもの。このトロフィーの命名は、カハナモク家およびアウトリガー・デューク・カハナモク財団とのパートナーシップのもとで行われた。
セレモニーでは、第1回WSLインパクト・アワードも発表された。WSLインパクト・アワードは、海を守り、スポーツの未来を守るために、世界のサーフィン・コミュニティを鼓舞し、教育し、力を与えるために、最も大きな影響力と優れた努力を示したサーファー個人を表彰するもの。第1回目のWSLインパクト・アワードは、ブリサ・ヘネシー(CRI)とフィリッペ・トリードに贈られた。
ビラボン・プロ・パイプラインは、2023年のワールドチャンピオンと2024年のパリオリンピック出場者を決定するCTランキングポイントを獲得する最初の機会。
2023年CTは、世界最高峰のサーファーがオリンピック出場権を獲得するための第一の道である。試合に出場する48人の選手のうち、最初の18人(男子10人、女子8人)が2023年WSL CT最終ランキングを経由して資格を獲得する。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
Billabong Pro Pipeline Women’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Caroline Marks (USA) vs. Teresa Bonvalot (POR)
HEAT 2: Carissa Moore (HAW) vs. Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Alyssa Spencer (USA)
HEAT 3: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Macy Callaghan (AUS) vs. Moana Jones Wong (HAW)
HEAT 4: Brisa Hennessy (CRC) vs. Isabella Nichols (AUS) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 5: Lakey Peterson (USA) vs. Gabriela Bryan (HAW) vs. Caitlin Simmers (USA)
HEAT 6: Courtney Conlogue (USA) vs. Tyler Wright (AUS) vs. Molly Picklum (AUS)
Billabong Pro Pipeline Men’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Miguel Pupo (BRA) vs. Nat Young (USA) vs. Ian Gentil (HAW)
HEAT 2: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Jake Marshall (USA) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 3: Ethan Ewing (AUS) vs. Kolohe Andino (USA) vs. Liam O’Brien (AUS)
HEAT 4: Jack Robinson (AUS) vs. Jadson Andre (BRA) vs. Ezekiel Lau (HAW)
HEAT 5: Italo Ferreira (BRA) vs. Seth Moniz (HAW) vs. Imaikalani deVault (HAW)
HEAT 6: Filipe Toledo (BRA) vs. Jackson Baker (AUS) vs. Joshua Moniz (HAW)
HEAT 7: Griffin Colapinto (USA) vs. Barron Mamiya (HAW) vs. Michael Rodrigues (BRA)
HEAT 8: Caio Ibelli (BRA) vs. Kelly Slater (USA) vs. Ramzi Boukhiam (MAR)
HEAT 9: Connor O’Leary (AUS) vs. Jordy Smith (RSA) vs. Maxime Huscenot (FRA)
HEAT 10: Samuel Pupo (BRA) vs. Matthew McGillivray (RSA) vs. Rio Waida (IDN)
HEAT 11: Callum Robson (AUS) vs. Yago Dora (BRA) vs. Ryan Callinan (AUS)
HEAT 12: John John Florence (HAW) vs. Gabriel Medina (BRA) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)