ウルビズトンド・ビーチ、サンファン/フィリピン（2023年1月22日、日曜日） – ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ大会3日目。

さらにサイズダウンする中で、ロングボード・クォリファイ・シリーズ（LQS）イベントの男子ラウンドオブ16とクオーターファイナル、女子クオーターファナルが行われ、男女共ベスト4が決定した。

本日はQS3000は男女共オフとなった。

日本勢は、男子LQSラウンドオブ16では、H1に井上鷹、H3に浜瀬海、女子のQFでは、H1に田岡なつみ、H2に井上桜、H4に吉川広夏が登場。女子はアジアの中でも日本人選手のパフォーマンスは圧倒的。

7.75をマークし、バックアップも7.25として本日のベスト・トータル15.00をスコアし、コンビネーションで勝った吉川広夏をはじめ、7.50 と7.25をスコアしてトータル14.75の田岡、２本のライディングのみで勝ち上がった井上桜と日本女子の３名がQFを圧勝した。

吉川広夏は、クオーターファイナルで圧倒的な強さを発揮し、女子ラウンドで最も高いヒートトータルを記録し、ファイナルデイへの出場を決めた。吉川のノーズでの冷静な身のこなしは、フィリピンで最も優れた選手であることを証明するようだった。

「この勝利は私の自信につながりました」と吉川は言った。「この波はロングボードに最適で、あらゆるタイプのマニューバーを可能にする素晴らしいセクションがあります。そして特にノーズライディングに適しています。ここフィリピンで過ごす時間がとても楽しいです」。

パン・メイシン（TPE）と田岡なつみ（JPN）井上桜（JPN）も良いヒートトータルで勝ち進み、2023年シーズンのスタートにメジャーな勝利を狙っている。

男子では、インドネシアのセントラルジャワにあるバツカラス出身の天才ロングボーダー「BLACKBOY」ことデニ・フィルダウスが圧倒的なパフォーマンスを披露。ソリッド・ヒート・トータルを記録し、注目を浴びた。

「クオーターファイナルのロジャー・カソガイ（PHL）とのヒートは本当に素晴らしいヒートでした。」とデニが言った。「本当に接戦で、2人とも素晴らしい波を掴んで、良い演技をしていたので、どちらかが勝ってもおかしくなかったと思います。

僕はワールド・ロングボード・ツアーへのクオリファイを強く希望しており、その達成まであと2ヒートなので、とてもエキサイティングです。自分のサーフィンに自信を持ち、ファイナルデーが楽しみです。」

井上鷹（JPN）とフィリピンのロジェリオ・Jr・エスキューベルもクオーターファイナルをエクセレントスコアに近いスコアで勝ち上がり、セミファイナル進出を決めた。

一方で好調だった浜瀬海が、ラウンドオブ１６で敗退。浜瀬はヒート前半リードをとったものの、後半にブラックボーイに逆転されて２位に。そのままセットが入らずに２位のポジションで終盤へ。

セットの数が少ない中、残り５分を切って別のインドネシアの選手に逆転され３位となった浜瀬。そのままタイムアップとなり、まさかの９位でフィニッシュとなった。

浜瀬は、自身のYouTubeチャンネルで「最初からリズムに乗れなかった。そしてプライオリティのミスをしてしまいセットのいい波を掴めなかった。」と自分のヒートを振り返ってコメントしている。

男子セミファイナル

女子セミファイナル

明日QS3000の試合が再開されれば、男子は、ラウンドオブ32のH1に野呂海利、H2に山中海輝、新井洋人とオニ・アンワー、H3で大音凛太、H4に田中大貴、H5に矢作紋乃丞、加藤嵐、H6に岡村晃友、須田喬士郎、太田拓杜、金沢呂偉、H7に西優司、岩見天獅、H8に西慶司郎、安室丈。

女子QSでは、ラウンドオブ16のH1に野中美波、大村奈央、H2に松田詩野、脇田紗良、佐藤李、H3に馬庭彩、松岡亜音、H4に都築虹帆、松永莉奈。