ウルビズトンド・ビーチ、サンフアン/フィリピン(2023年1月20日金曜日)-初開催となるラ・ウニオン・インターナショナル・プロは、男女のクオリファイ・シリーズ(QS)3000イベントのオープニング・ラウンドからスタートした。
ラウニオンのウルビズトンドビーチのザ・ポイントでは、2フィートのスーパークリーンな波がコンペティターを魅了した。
男子QSはラウンド1の16ヒートが終了。女子QSはラウンド1のH6までが行われた。ロングボード・クオリファイ・シリーズ(LQS)イベントは、初日は行われなかった。
ラウニオンでの初日、8人の男子選手のうち7人がラウンドオブ64を勝ち上がった、インドネシア選手団にとって成功の一日となった。
初日で最も注目を浴びたのは、バリ島在住の天才サーファー、ブロンソン・メイディ(IDN)で、初日のメンズヒートトータルでは最も高いスコアを記録した。メイディの13.35(20点満点)は、高速レールカーヴとフィンフリーのソリッドなコンビネーションから生まれたものだ。
「このヒートでパドルアウトする前に深刻なけいれんを起こしてしまい、サーフィンが出来るかどうか不安でした。最初の波で立ち上がった時、大丈夫だと確信し、最高の気分でした。
このエリアには何度か来たことがあるけど、このポイントでサーフィンしたことは無かったので、違うことを試せて良かった。このラウンドを勝ち進むことができて、次のラウンドが楽しみです。」とメイディが言った。
他のメンズ・ラウンドオブ64では、日本の新井洋人、そして現在のアジア・ランキング・リーダーでQSベテランのオニー・アンワー(IDN)などが目立っていた。
初日は、大音凛太(日本)とフィリピンのフィルマー・アリパヨ(フィリピン)が注目され、アリパヨは親友でこのイベントの優勝候補の一人であるジョン・マーク・トコン(フィリピン)に勝ち、2位のトコンとともにラウンド2へ勝ち進んだ。
また、本日の日本勢はほとんどの選手がラウンド2へ勝ち上がったが、日本人3人ヒートとなったH10で井上鷹が惜しくも3位で敗退。女子ではH2で井上楓が3位敗退となった。兄妹はロングボードでもエントリーしているので、LQSで活躍するだろう。
午後には、女子のオープニング・ラウンドは6ヒートが行われ、現在アジア・ランキングトップの野中美波は、2ウェーブのコンビネーションで13.75を記録し、序盤からハイレベルなパフォーマンスを披露した。
野中美波のパフォーマンスは、2023年のチャレンジャーシリーズ出場への道を順調に進んでいることを示す、ソリッドなものだった。
「今年最初の大会に参加できてとても興奮しています」と野中は語った。「ヒートでは、7.50を出すことができ、本当に嬉しかったです。ラウニオンに来られて幸せです。ここは本当に良いところなので、このイベントで良い成績を残したいと思っています。」
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イベントのオープニング・ヒートでエクセレントな9.00ポイント・ライドを記録した脇田紗良も特筆すべきだろう。脇田のウェイブスコアは、これまでのイベントの中で最も高いものだった。
イベントディレクター達は明朝、現地時間午前7時30分に再集合し、再度コールを行う。女子のラウンドオブ32の残りのヒートで競技を開始する可能性が高い。H7では都築虹帆、馬庭彩、H8に松永莉奈がクレジットされている。
男女ショートボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/112/la-union-international-pro/results
男女ロングボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/113/la-union-international-pro/results