シーサイド・リーフ、サンディエゴ、カリフォルニア、USA(2023年1月12日木曜日)カリフォルニア州サンディエゴのシーサイド・リーフで開催中の、20歳以下の世界最高の新進気鋭のサーファーたちが、2022年の世界ジュニアチャンピオンの座を賭けて戦う「SAMBAZON ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ Hosted by Best Western」は大会3日目。
昨日から4-6フィートとサイズダウンしたコンディションの中で男女のラウンドオブ16が行われ、男女のベスト8が決定。さらなるスウェルが期待されており、明日のファイナルデーの舞台が整った。
ベスト16に勝ち進んだ脇田紗良はH6でポルトガルのフランシスカ・ヴェセルコ(PRT)と対戦。フランシスカはラウンド1で脇田が対戦した相手。エクセレント・レンジのスコアを高得点で1位で勝ち上がった強豪だ。
スタートから長いレフトをつかんだ脇田は、カービング・ターンのコンビネーションで4.50をスコアしてヒートを開始。それに対してフランシスカは、エンド・セクションでクリティカルなリエントリーを決めて6.60をスコア。
セカンドウェイブでは優先権のない脇田が小振りな波を掴んでインサイドまで繋ぐも、フランシスカは掘れ上がる特大セットでソリッドなターンを爆発させて、7.50という高得点をマーク。
ヒート後半に脇田も力のこもったバックハンドのパワーターンで4.17をスコアし反撃するも、ニード9.6と完全に追い込まれてしまう。その後何度もチャージを繰り返す脇田だったが、逆転できる波を掴むことはできず。惜しくもここで敗退。今大会は9位でフィニッシュとなった。
台湾で行われた2019年では、セミファイナルまで勝ち上がり3位という成績を残していた脇田紗良だけに悔しさも残る結果となった。脇田は今大会でジュニアは卒業となる。
脇田はSNSで「最後の世界ジュニアは9位フィニッシュでした。もっと自分のサーフィン見せたかったけど、コロナで失ってた2年間取り戻せて、またジュニアとして同年代の友達たちと戦えて楽しかったです!」とコメント。
各国の強豪ジュニアのパワーに圧倒された今大会。WJC初参戦の岩見天獅、松岡亜音、都築虹帆らはこの大舞台に緊張もあったか、実力を示す前に残念ながら敗退となった。しかし、これも経験。この貴重な経験をぜひ次の試合につなげてほしい。がんばれ!日本!
男子クオーターファイナル
ヒート1:ブロディ・セール(HAW) vs. イーライ・ハンネマン(HAW)
ヒート2:カウリ・ヴァースト(FRA) vs. リーバイ・スローソン(USA)
ヒート3:ジャービス・アール(AUS) vs. オスカー・ベリー(AUS)
ヒート4:ジャクソン・バンチ(HAW) vs. アラン・クレランド(MEX)
女子クオーターファイナル
ヒート1:アリッサ・スペンサー(USA) vs. ラウラ・ラウプ(BRA)
ヒート2:ソイヤー・リンドブラッド(USA) vs. ソル・アギーレ(PER)
ヒート3:エリン・ブルックス(CAN) vs. フランシスカ・ベセルコ(PRT)
ヒート4:シエラ・カー(AUS) vs. ザーリー・ケリー(AUS)
オフィシャルサイト:SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western