シーサイド・リーフ、サンディエゴ、カリフォルニア、USA(2023年1月11日水曜日)カリフォルニア州サンディエゴのシーサイド・リーフで開催中の、20歳以下の世界最高の新進気鋭のサーファーたちが、2022年の世界ジュニアチャンピオンの座を賭けて戦う「SAMBAZON ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ Hosted by Best Western」は大会2日目。
大会初日から、6-8フィートまでサイズアップしたチャレンジング・コンディションの中で男女の敗者復活戦となるラウンド2が行われた。
女子のラウンド2では注目のシエラ・カーが、エンド セクションでパーフェクトに近い 9.17 を叩き出し、男子ではアラン・クレランド(MEX)が2本のエクセレントをスコアする活躍を見せた。
全員が敗者復活戦のラウンド2に回った日本チーム。早朝の女子ラウンド2のH1で都築虹帆が、CT経験もある強豪ルアナ・シルバと対戦。
ヒートは両者とも波選びに慎重になり、スローなスタート。都築はバックハンドでエンドセクションで素晴らしいリエントリーを披露。5.67 をスコアして幸先のいいスタートを切る。
しかし、シルバはビッグウェイブにチャージして、クローズセクションを決めて5.80をスコア。都築はバックアップを探し続ける。
後半にシルバは5.90をスコアしてリードを広げ、都築もサイズが足りないが最後までコンプリートし4.40をスコアし追い上げるが、そこまで。惜しくも敗退となり17位でフィニッシュとなった。
H4で脇田紗良は、ラウンド1でも3人ヒートで対戦したエンシニータスのエラ・マカフレイと再戦。ヒートはスタートから脇田が3.00をスコアして開始。
インサイドまで繋ぐとかなりゲットがハードな感じハマるとヤバい。エラもハードにチャージするがスコアを伸ばせないまま後半へ。
じっくりと波を待った脇田は、残り時間10分を切ってレフトの波を見つけ、3ターンのコンビネーションを披露。4.17をスコアして逆転。そのまま逃げ切り、見事ラウンド3へ勝ち進んだ。
松岡亜音はH7でペルーのオリンピアン、ダニエラ・ロサスと対戦。R1でも好調なサーフィンを見せていた松岡。パワフルな波の力に負けない体幹を身につけて攻めの姿勢を続けた。
ヒート前半は3.83をスコアした松岡がリード。さらに後半に松岡はカービング主体のライディングで3.23をスコアしてリードを広げる。
しかしロサスが残り4分でビッグレフトをキャッチ。4.77をスコアして逆転。続けてラストライドではクリティカルなポジションを攻め、6.83をスコア。最後に圧倒的なサーフィンを見せたロサスが勝利。松岡は惜しくも敗退で17位でフィニッシュとなった。
女子に続けて行われた男子ラウンド2では、H3で岩見天獅が、アメリカの新星、ジェット・シリングと対戦。
シリングがスタートからフルスロットルのサーフィンを披露。6.17をスコアしてヒートがスタートした。
岩見もバックハンドでチャージを見せるがスコアが伸びない。後半に入りシリングはクリティカルなビッグターンをメイク。圧倒的な演技に7.67をスコア。
さらに7.57をスコアしたしリングは岩見をコンビネーションに追い込む。そのままヒートは終了。岩見は惜しくもここで敗退となり、17位でフィニッシュとなった。
大会2日目にして、早くも脇田紗良のみとなってしまった日本チーム。ベスト16に勝ち進んだ脇田紗良はH6でポルトガルのフランシスカ・ヴェセルコ(PRT)と対戦する。
フランシスカはラウンド1で脇田が対戦した相手。エクセレント・レンジのスコアを高得点で1位で勝ち上がった強豪だ。
明日はサイズが少し下がる予報が出ており、男からスタート、続けて女子が行われる予定。
頑張れ!日本!がんばれ!脇田紗良!
女子エリミネーション・ラウンドの結果。
ヒート1:ルアナ・シルバ(BRA)11.70 DEF. 都築 虹帆(JPN)10.07
ヒート2:レイチェル・プレスティ(DEU)7.66 DEF. ルイーズ・レプロン(RSA)4.06
ヒート3:キラ・ピンカートン(USA)13.83 DEF. ルビアナ・ブラウネル(CRC)4.26
ヒート4:脇田紗良(JPN)7.17 DEF. エラ・マカフレイ(USA)6.16
ヒート5:ザーリ・ケリー(AUS)10.60 DEF. ジェマ・ハナフェイ(RSA)4.43
ヒート6:ジャニレ・ゴンザレス・エツァバリ(EUK)13.60 DEF. エレウェイウラ・ウォン(HAW)12.10
ヒート7:ダニエラ・ロサス(PER)12.00 DEF. 松岡亜音(JPN)7.06
ヒート8:シエラ・カー(AUS)15.50 DEF. プアマカマエ・デソト(HAW)9.43
女子ラウンドオブ16。
ヒート1:アリッサ・スペンサー(USA) vs. アエラン・ヴァースト(FRA)
ヒート2:レイチェル・プレスティ(DEU) vs. ラウラ・ラウプ(BRA)
ヒート3:ソイヤー・リンドブラッド(USA) vs. ジャニレ・エツァバリ(EUK)
ヒート4:ダニエラ・ロサス(PER) vs. ソル・アギーレ(PER)
ヒート5:ルアナ・シルバ(BRA)vs.エリン・ブルックス(CAN)
ヒート6:フランシスカ・ベセルコ(PRT) vs. 脇田紗良(JPN)
ヒート7:キラ・ピンカートン(USA) vs. シエラ・カー(AUS)
ヒート8:ザーリ・ケリー(AUS) vs. エリー・ハリソン(AUS)
男子エリミネーション・ラウンドの結果
ヒート1:サクソン・リーバー(AUS)12.00 DEF. ジョエル・ヴォーン(AUS)10.33
ヒート2:アラン・クレランド(MEX)17.80 DEF. レノックス・チェル(AUS)13.66
ヒート3:ジェット・シリング(USA)15.24 DEF. 岩見天獅(JPN)6.77
ヒート4:ケイド・マトソン(USA)16.43 DEF. キアン・マーティン(SWE)9.50
ヒート5:ブロディ・セール(HAW)13.90 13.90 DEF. ノア・デュプイ(FRA)8.00
ヒート6:ルーク・トンプソン(RSA)12.27 vs. ビトール・ガリタオナンディア(EUK)3.67
ヒート7:アドゥア・アマトリアン(EUK)15.33 DEF. トミー・コールマン(USA)9.24
ヒート8:ライアン・カイナロ(BRA)13.66 DEF. タイド・リー・アイルランド(RSA)6.60
男子ラウンドオブ16。
ヒート1:ブロディ・セール(HAW) vs. 渡部太郎(USA)
ヒート2:ルーク・トンプソン(RSA) vs. イーライ・ハンネマン(HAW)
ヒート3:カウリ・ヴァースト(FRA) vs. サクソン・リーバー(AUS)
ヒート4:ケイド・マトソン(USA)vs.リーバイ・スローソン(USA)
ヒート5:ジェット・シリング(USA) vs. ジャービス・アール(AUS)
ヒート6:オスカー・ベリー(AUS) vs. カウア・コスタ(BRA)
ヒート7:アドゥア・アマトリアン(EUK) vs. ジャクソン・バンチ(HAW)
ヒート8:アラン・クレランド(MEX) vs. ライアン・カイナロ(BRA)
オフィシャルサイト:SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western