WSL2022/23シーズンのQS情報が更新された。今回の更新でシーズン内にカウントされる試合数や各リージョンに割り当てられた出場者数にワイルドカードが含まれることが決まった。
2023年のチャレンジャー・シリーズ(CS)は、男子が80名フォーマット、女子が48名フォーマットで行われる。そして各リージョナルのCS出場枠数や、その他の出場枠は今年8月の更新の時に発表されたものと変わらない。
■Former CT(昨年カットされた選手のうち、CTまたはCSにリクオリファイしなかった選手)として男子3名、女子2名
■CT non qualifers(今年度のCTからカットされたサーファー)として男子12名、女子7名
■Previous year CS(昨年のCSでCTに入れなかったトップランカー)男子10名、女子5名
■WJC(ワールドジュニアチャンピオン)男子1名、女子1名
■ワイルドカード 男子5名、女子3名
男子6=5+1、女子4=3+1
他のリージョン同様にアジア・リージョンは、2023年チャレンジャーシリーズに参加できる人数は8月の更新から変更はない。しかし男子6名、女子4名の内訳が変わり、男子6名がリージョナルQSランキング上位5名+リージョナル・ワイルドカード1名。女子4名がリージョナルQSランキング上位3名+リージョナル・ワイルドカード1名という形になった。
男女共リージョナル・ワイルドカード1名が救済措置として出場選手枠に加わったことで、男女とも出場できる人数は全体的に変わらないものの、男子はランキング上位6名から5名、女子は上位4名から3名へと、ランキングからの枠は1名づつ減った計算になる。
そして、2022/23年QSシーズンは、これまでの上位5試合から4試合の成績をカウントすることに変更になった。これでQSランキングにも若干の変動が起こっており、女子のトップが都築虹帆から野中美波に変わっており、オーストラリアでQS5000が予定されている3月末まで熾烈は代表争いが続く。
2022/23年のQSシーズンで残っているアジアイベント4つは以下の通り。
今年CSを回ったアジアの選手は、このままのランキングだと、ほとんどの選手が来シーズンはCSに出場できない状況にある。(野中美波はランキングでトップで来年もCSの可能性は高い)しかし、この1月から3月までの4戦は、そんなCS選手への救済的な意味合いも含まれているのかもしれない。
CS選手がCSの試合を回りながらQSも周るのはスケジュール的にも、金銭的にも体力的にも厳しい。この最後の4戦で良い成績残せば逆転の道も残されている。だが日本人選手に難関なのは、ダブルサンクションはオーストラリアでオージーと戦わないといけない。
- ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ
フィリピン – QS3000
2023年1月20日~26日 - ホワイトバッファロー日向プロ
宮崎、日本、QS1000(3000の可能性もあり)
2023年3月2日~3月5日 - セントラルコーストプロ、
オーストラリア – QS3000 オーストラリアとの共同開催
2023年3月13日 – 18日 - シティ・オブ・ニューキャッスル・プロ、
オーストラリア – QS5000 オーストラリアとの共同開催
2023年3月20日 – 26日
2023年チャレンジャーシリーズ
5月6日~13日
ゴールドコーストプロ・チャレンジャーシリーズ
スナッパーロックス、クーランガッタ、クィーンズランド州
5月17日~24日
シドニー・サーフ・プロ・チャレンジャー・シリーズ
ニューサウスウェールズ州ノースナラビーン
他の2023年チャレンジャーシリーズのスケジュールは、今後発表される予定です。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。