今年、招待制の新しいスペシャリティ・イベントとなった「Vansパイプ・マスターズ」がついにスタートとなった。
コンディション不良のため、8日間開催が延期を強いられ、本日ようやく4フィートのコンディションでスタート。最後は予報通り10フィート近くまでサイズアップ。男子のラウンド1が終了した。
試合は4日間の予定が組まれていたが、現地時間で今日から日曜日までの3日間で開催されることに変更になったようだ。そのため当初は3ラウンド戦う予定から2ラウンドのみに変更になった。
2022 Vans パイプマスターズには、男子40名、女子20名が出場。男女ともに4人ヒートで30分のヒートを2回行い、総合的にベスト2ウェイブで競い合う。予選ではプライオリティ、エリミネーション・ラウンドはない。
エア、ターン、バレルのすべてがスコアリングの面で同等のウェイトを占め、未来的なサーフィンが評価される。
予選ラウンド終了後、2ウェイブの合計が最も高い男女4名がファイナルに進出。ファイナルでのベスト2ウェイブの勝負で優勝者は、男子・女子それぞれ10万ドルが与えられる。
得点は、ジャッジのトップ3の得点を合計してつけられた。それぞれの波は30点満点で、パーフェクトなラウンドは60/60が可能となる。
男子のラウンド1では、バララム・スタック、メイソン・ホー、ネイサン・フローレンス、アイバン・フローレンスといった選手は素晴らしいバレルライドで高得点をマーク。
明日はラウンド2が開催される可能性が高い。本日初のパイプ・マスターズ・デビューを飾った日本の伊東李安琉は、ヒート2に登場。しかしセットの入らないスローヒートとなり、伊東は結局、終了間際のワンライドでファーストラウンドを終えた。明日以降のラウンド2での巻き返しに期待したい。