JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tourのショートボード最終戦 「さわかみ 日向プロ」。Day-3の会場は晴れで風はサイドオフ。波はサイズダウンのヒザでセットでモモあるか。セットに乗れれば良いが、波にバラツキがあって試合となると厳しそう。
今日も大潮で昼に干潮を迎える。ここで田中樹コンテストディレクターが男子R-3の残りの4ヒートの16人、女子のR-2の14人を招集。これからの大会スケジュール含め、このままゴーするか、ウェイティングするかの進行を相談。
ウネリは今日が底で明日はサイズアップは間違いないととの予報。ただ、スケジュール的に予備日を使用しても明日がピークで、最終日は再びダウンとなる。
そこで、田中英義選手会長がその日程を含め、今日の進行を選手全員で決を取り、ウェイティングを選択。午前11時にネクストコールとなった。
潮が上げに向かうタイミングで、11時45分から男子のR-3のH-9から試合がスタート。会場のコンディションは、北東のサイドオンの5mの強風。
そのおかげで、ヒザモモからたまにセットでコシのサイズも入る。ただ、この左から右に吹く風で選手は常に右へ流される。
また、上げ込みの潮のせいで流れも入って、左にパドルし続けるはめに。さらに波も不規則で張る波とグズグズと崩れる波との区別が難しい。どこで待てばいいんじゃ!状態に選手も一苦労。
ここでは波を見極める目と、コンディションに合わせた柔軟な対応。そして、しっかりレールサーフィンを心掛けた選手が勝ち上がる結果となった。
試合は男子のR-3の残り4ヒートを終えて、女子のR-2の4ヒートまで行なって、本日は終了とコール。明日のウネリに期待ということになった。
男子グランドチャンピオン争いは最終日へ
注目の男子グランドチャンピオン争いの西慶司郎。最初は緊張もあったのか、演技するも得点は伸びず。長沢侑磨が一抜けして、三浦涼との2位争い。試合は一進一退で進んで行く。
時間も押し迫った中、西は一人左へ移動し、怒涛の連チャンでの演技。結果、最後の2本で全て得点を書き換えて、結果は1位通過。
コンディションだけでなく、自分の心情をもコントロール。勝つにはどうするかを瞬時に、冷静に判断できる。これが西の強さだ。
西慶司郎
「グランドチャンピオンも意識する所なんですが、去年は追われる側で、今年は追う側というか挑戦者という立場。とにかく自分のサーフィンをどこまで出せるのかという自分との戦いかなと思う。」と今回のファーストラウンドを1位で勝ち上がった西がグラチャン争いについて語った。
本日のAM(アマチュア選手)の結果。女子でラウンドアップしてきたのは、芳田花瑚と澤田七奈緒の2人。芳田花瑚はDay-1で12.15を出して、公認プロ資格を獲得済み。
今大会、最後アマの一人となった澤田七奈緒。この難しいコンディションでも積極的に攻めた。得点は6.67、4.17ポイントで合計10.84ポイント。7点にもう少しだったし、トータル11点にもあと少しとという演技だった。
明日のR-3を勝ち上がれば、念願の公認プロ資格を獲得できる。明日もこの勢いでガンバです!
澤田 七奈緒
「スコアは全然聞こえていなくて、4点と4点ぐらいかなと思って上がってきて、6.67出てたんだよって言われてびっくりしました。6点を出した波は、たまたまポコって来て、あっ来たと思って乗った波で、たまたま見つけた波です。
目印は決めていたんですが、決め過ぎないで、プライオリティないときは動こうと決めてました。明日は波が上がる予報なので、サイズのある波で自分のサーフィンしたいなって思います。」
今日のシングルハイエストは8.33のエクセレントを出した牧野大智。トータルも14.70ポイントとして、トータルハイエストも獲得。
牧野大智
「海に入っていると二つの波が重なっていて、手前の波が後から後から張ってくるような、そんな波が昨日の夕方から来ていて、それを良い位置から乗れたので、それに技を焦らず決めれた感じでした。それが8点以上出るとは思っていませんでした。評価してもらってよかったです。」
地元の応援を受け頑張る宮崎勢。
女子では芳田花瑚が7.67ポイントがシングルハイエスト。トータルも12.67ポイントとして、こちらもハイエストとなった。
関口真央、伊東李安琉に続き、今日は増田来希もラウンドアップでR-4へ。女子は畑ハイネ、芳田花瑚が好調をキープでR-3へ進み、宮崎勢が躍進する。
増田来希
「見た目が難しそうだったので、乗れるかなってメチャクチャ緊張しました。この場所はここまで小さくならないんですけど、珍しいですね。3日前までは物凄く良い波でした。地元応援団がたくさん来てくれて力になるんですが、結構プレッシャーになります。でも地元開催の大会なので楽しんでやれたらなと思います。」
芳田 花瑚
今年の全日本でウィメン2連覇を達成した、サーフスケーターの芳田。「最初は全乗れなくて焦ったんですけど、たまたま来た波が良くって、それに乗れてよかったです。7.67が出た波は、乗る前から、ちょっと張ってくる波だと思って乗りました。海に入る前から、ずっと見ていて狙っている波でした。
畑 ハイネ
「バックサイドが得意なのでバックサイドで行こうと思って言えて、良い波見つけたら速攻行こうと思いました。こういう波でも基本毎日入ってます。ここは一番大好きな場所。金ヶ浜食堂のチキン南蛮が大好きです。」
小笠原 由織
「波数も少なくて、小さかったので、来た波を大切にしながら、コンビネーションを2発ぐらい入れられるように狙っていました。茅ヶ崎のCボーイズも歩夢(小崎)も友二(森)颯馬(平原)もみんな残っているので、チームワーク良く勝っていきたいと思います。」
丸山 千朝
「いっぱい乗って、どれか1本でも良い波あったら良いなってパドルアウトしました。セットらしき波は来ていなかったので、運良く最初の方にサイズのある波が来てくれたんで、安心できました。サーフボードは日本用の板を使っていて、パワフルなターンがしたいのでPUを使っています。」
会場で選手にポイントコールや時間、プライオリティを伝えるのがMCツヨシ(瀧原毅 氏)。
久々のツーショットの宮坂麻衣子と莉乙子姉妹。宮坂莉乙子の今回の任務はJPSAのWEBでの取材担当です。浅野 こなみ西元 エミリ庵原 美穂海老原 夏生
明日は男子はR-4、女子はR-3からスタート。コンデイションにもよるが、ダブルバンクで進行の可能性も。全ての試合はAbemaのライブで要チェック!今シーズン最後のJPSAを見逃すな!
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