五十嵐カノアも出場。残り3戦となったチャレンジャーシリーズ第5戦「EDP Vissla Proエリセイラ」は10月1日開幕。

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022年チャレンジャー・シリーズ(CS)の第5戦「EDP Vissla Proエリセイラ」が、現地時間10月1日から10月9日までポルトガルのリベイラ・ド・イーリャスで開催される。

 

 

 

男子トップ10と女子トップ5に2023年のCTへの出場権

 

今シーズンのCT入りをかけたチャレンジャーシリーズ(CS)も残すところ今回のポルトガル、ブラジル、ハワイの3大会。

 

最近、さらにサーフィンスキルに磨きがかかった和井田理央 © WSL / Dunbar
ケイトリン・シマーズ Photo by Pierre Tostee/World Surf League

 

クオリファイのプレッシャーが高まる中、CSランキング女子1位のケイトリン・シマーズ、男子1位の和井田理央、ランキング2位のモリー・ピックラム、レオナルド・フィオラバンティといった新進気鋭のスターたちは、夢をつかみ、チャンピオンシップツアーへのスポットを決定的なものにするためにポルトガルのエリセイラで大きな成功を収めなければなならい。

 

CSは、チャンピオンシップ・ツアー(CT)へのクオリファイを目指すサーファーたちの戦いの場。今年は7つのイベントで構成され、5月から12月にかけて世界中のサーファーが参加し、男子トップ10と女子トップ5に2023年のCTへの出場権が与えられる。

 

 

2022年のCSは4戦が終了。

 

2022年のCSは、すでに素晴らしい形で4つのストップを終えている。ケイトリン・シマーズ(USA)とカラム・ロブソン(AUS)は、エピックな波で行われた開幕戦「Boost Mobile Gold Coast Pro」を制し、ポルトガルのテレサ・ボンバロは「GWM Sydney Surf Pro」でキャリア最大の勝利を挙げ、和井田理央(IDN)はシドニーとバリートProで連勝し、女子ではモーリー・ピックラム(AUS)が勝利を収めた。

 

第4戦となったカリフォルニアのハンティントンビーチで開催されたVANS US Open of Surfingでは、イズキール・ラウ(HAW)とベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)が優勝している。

 

昨年エリセイラで優勝したハワイアンたちは、リベイラ・ド・イーリャスで再びメジャーなパフォーマンスを披露し、現在のバーチャル・クオリファイ・カット内のポジションをキープしたいところである。

 

 

 

松田詩野 WSL / Poullenot

 

今回のイベントには、日本からCS出場権を持つトップサーファーが出場。

 

昨年のポルトガルCS大会で松田詩野は、9.67をスコアするなどCS5位という結果を残している。今シーズン前半は肩の手術のために試合を欠場していた松田だが、先日までカリフォルニアで行われていたISA世界戦では良いサーフィンを見せ、今回も期待がかかる。

 

五十嵐カノア WSL / Poullenot

 

先日までカリフォルニアで行われてISAの世界戦に出場していた村上舜、上山キアヌ、都筑有夢路、前田マヒナは、帰国せずにポルトガルに直行。松田詩野は今回が今季初のCS復帰戦となる。

 

そして、稲葉玲王、脇田泰地、脇田紗良、野中美波、松永莉奈、黒川日菜子、そして今回ISAで金メダルを獲得した、ポルトガルに家もある五十嵐カノアが昨年同様にエントリーしている。

 

 

都筑有夢路は現在ランキング16位で日本人トップ。

 

都筑有夢路 © WSL / Morris

 

前回のUSオープンで5位タイとなった都筑有夢路は現在ランキング16位で日本人トップ。20位 前田マヒナ、25位 野中美波、29位 松永莉奈、33位 脇田紗良、73位 黒川日菜子と続く。

 

男子では、27位の脇田泰地が日本人トップ。42位 稲葉玲王、77位 上山キアヌ久里朱、86位 大原洋人 、95位 村上舜というランキング。

 

 

残り3戦となったチャレンジャーシリーズ。今回も彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

Ribeira D’Ilhas, Ericeira, Portugal

 
EDP Vissla Pro Ericeiraは10月1日から9日までworldsurfleague.comでライブ放送されます。