2020TOKYOオリンピック5位入賞を果たし、日本代表を牽引して来た、世界を舞台に活躍する大原 洋人が、whitebuffaloチームに加わる事が発表され、2022年9月1日より契約がスタートした。
そして、現在御前崎で開催中の「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」に会場入りしていた大原洋人が、現在の怪我の状況や今後の活動について、報道陣の取材に応じた。
「マネージメント会社がケイズプロジェクトに変わって、これからいろいろな事をしていきたいねって沢山話していて今後が楽しみです。」
「怪我については、今年3月ぐらいから腰が痛くて、6月ぐらいに病院行って、疲労骨折しているみたいな診断をされて、完全に治るまでは、だいぶ時間がかかるけどサーフィンはできると思うよみたいに言われました。
しっかり時間をかけて怪我を直そうかなって思っています。
そこから1ヶ月半くらいリハビリ続けて、なるべくサーフィン中に痛みがでないようにしていたんですけど。それでこの間のカリフォルニアの試合(USオープン)に行って、飛行機に乗ったら痛みが出てきたりしてたんです。
どっちにしろ、今後試合に出るのは飛行機に乗って行く場所だったので、それなら100%サーフィンしても痛くないってくらいまで、しっかり時間をかけて怪我を直そうかなって思っています。
痛みに我慢しながらとかならサーフィンは出来ていたんですが、1ヶ月半リハビリした時とかは、ほぼ痛みもなくサーフィン出来るようになっていて、だから試合(USオープン)に出ようという事になったんですけど、飛行機でそこまで痛くなるとは思ってなくて、着いたら痛みが出てきて。
来年から試合に出れるように、しっかり整えたいなって考えました。
試合に臨んで自分のやりたい事とか、痛みを考えて作戦とかも立てたりしていたので、このレベルでは勝てるか勝てないかに関わってくると思って。それなら今年1年試合に出なくても、来年から試合に出れるようにしっかり整えたいなって考えました。
完治を目指します。1年もかからないとは思うんですけど。もしかしたら、この先1年一回も海に入らないで過ごすかもしれないし、少しづつサーフィンやりながら治っていくよって事であれば、無理せず治して行くことになるかなって考えています。
ISAの世界選手権みたいに、アメリカに行って、すぐある試合とかは絶対に出れないなって感じで、オリンピックにも関わってくる大会で、自分がこれぐらいしか出来なっいて、わかっていて試合に出るのは自分的にも意味ないし、日本代表としても3人いるうちの一人が、そういう状態じゃチームにも良くないかなって思うし。
だったら100%でサーフィン出来る人が代表になっていったほうが良いなって思って。今回の世界戦(ISA)は欠場させてもらいました。
長い間、痛かったんで、自分でも想像はしていました。3ヶ月とか経って病院に行っているので、痛みを我慢しながらサーフィンしたり、試合に出てたりしたので、時間かかるんじゃないかなと思っていました。
何日で完治するとかは、その時言われなかったんですが、1ヶ月半後の試合に出たいって言ったら、それまでに完治はしないよって言われました。
選手を辞める辞めないぐらいになったら、コーチングとかもやってみたい
「年齢も26歳になって、現役で出来るサーフィン以外のこととかも考えます。家族もできて、一人でいた時と違って守る物もできたので。試合でプラスであった収入がなくなったりとかあるので、いま自分ができることを始めていきたいなって考えています。
もう少ししたら発表出来るかもしれないんですが、いま始めようとしていることがあります。この先、選手を辞める辞めないぐらいになったら、コーチングとかも自分的にやってみたいとかもあるので、そういうのも時間のあるタイミングで、コーチングスキルとかを少しづつ上達できたら良いなって思っています。」
あと10年くらいは試合に出たいですね。
具体的には決めていないですけど、キャリア的には、35歳くらいでCTから落ちたら(選手を)辞めるという形を取れたら良いなって思っています。
あと10年、その間にオリンピックとかもあるし、CTに入って、何年かCTで戦い続けて、終わるのが35歳ぐらいだったら、自分の中で満足して終われるキャリアかなと思う。そこから他のこと始めるにしてもやり易いかなと思いますね。あと10年。あと10年くらいは試合に出たいですね。
また9月16日(金)よりアメリカ・ハンティントンビーチにて開催される「2022 ISA World Surfing Games 」の日本代表選手の一人として選ばれたwhitebuffaloチームの上山 キアヌ 久里朱も報道陣の取材に応じ、世界戦への意気込みを語った。
チャンスを生かして色んな事を吸収して、後輩たちにそれを伝えたい。
代表に決まって最初は信じられない気持ちでしたが、今は挑戦しようという気持ちです。ISAの世界選手権は、自分が今回っているチャレンジャーシリーズとは違って、団体戦的な要素も加わってくるので、チームの一員としてメダル獲得に貢献できるように頑張りたい気持ちです。
パリ五輪は目標であり夢でもあります。世界戦の目標は優勝する事です。今回の会場のハンティントンビーチは、日本の波と似ている部分もあって日本人には有利な部分もあると思う。
1日も無駄にする事なく、いろいろな事を吸収してきたい。
今回、五十嵐カノア選手や村上舜選手と行動を共にできるので、10日間か2週間を1日も無駄にする事なく、いろいろな事を吸収してきたいと思います。
今年CSを4戦戦って、1ヒートのうちに良いライディングが1回しかできないというのが続いています。2本しっかり決めるというのが出来ないことが、自分の詰めが甘い部分なので、そこを修正していきたいです。
洋人くんが怪我をしてしまって、回ってきたチャンスを無駄にしない
洋人くんが怪我をしてしまって、回ってきたチャンスなので、このチャンスを生かして色んな事を吸収して、後輩たちにもそれを伝えられるようにして、試合を頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。」とコメント。二人の今後の活躍に期待したい。がんばれ!日本!