女子QSベスト4が決定。男女プロジュニアもベスト8決定。White Buffalo Omaezaki Proいよいよ明日がファイナルデイ。

トータル17.00ポイントという今大会のハイエストをスコアした金沢呂偉

写真、リポート:山本貞彦 WSL「White Buffalo Omaezaki Pro」はDay-2。今日のスケジュールはPro Junior男子のR-2からスタート。続いてQS女子のR-2、Pro Junior男子のQFを行った後、QS女子のQFまで。これでDay-1に行ったPro Junior女子のベスト8に続き、今日でPro Junior男子もベスト8、QS女子はベスト4が出揃った。

 

松田詩野はQSのR16で惜しくも敗退

 

今日の会場は曇りから雨、そして、晴れのち曇り、雨という天気。波のサイズはコシハラとサイズダウンするものの、風がオフなのでクリーンなコンディション。ただ、キレイな波ではあるものの、タルいの感じか。

 

13歳の湘南茅ヶ崎の岡野漣はセミファイナル進出

 

満潮は朝9時で午後に向け引きとなることで、セットは胸ぐらいまでアップ。ただ、セット間は長いので、それまでの駆け引きが重要。選手の演技は点差があまり開かないので、最後まで気を抜けない戦いとなった。

 

 

岩見天獅
金沢呂偉

 

まず、ジュニアの男子のアジアランキング上位で今大会に出場している選手は、2位の岩見天獅、4位 金沢呂偉、6位の和井田龍貴、8位に矢作紋乃丞、9位に藤本世音と続く。このうち、明日のセミファイナルに駒を進めたのは、岩見、金沢、和井田、藤本の4人。

 

 

和井田龍貴
藤本世音

 

10月にも南房総でPro Jrが開催されるので、まだこの順位は暫定で大きく変わる。なので、何としてもこの大会を優勝して、WJCのアジア枠のトップ2を確保したいところ。

 

野中美波
都築虹帆
都筑有夢路
脇田紗良

 

 

女子のQSはアジアではインドネシアのクルイと二アスの2戦でこの御前崎が3戦目となる。こちらの女子のQSのアジアランキングは1位に野中美波、2位都築虹帆、3位松岡亜音、4位佐藤李、6位松永莉奈、10位が脇田紗良と続く。その松岡、佐藤、松永は敗退。野中、都築、脇田が顔を揃え、これに都筑有夢路が加わりセミファイナルを戦う。

 

 

今シーズン負け無しだった中塩佳那。技がコンプリート出来ずで、後手に回って悔しい敗退。

 

 

 

金沢呂偉
今日の男子の試合のハイライトはR -2の金沢呂偉。高さのあるエアーをコンプリートして9.00ポイント。さらにフルレールのスピードある演技で8.00ポイント、トータル17.00ポイントと今大会のハイエスト。JPSAの新島で優勝した勢いそのまま、ぶっち切りの強さを見せた。

脇田紗良
昨日はジュニアの試合は敗退。QSは今日に繋いだものの、昨日は「バッド入った」と語っていた脇田。今日は試合を進めるごとに、調子を上げて自分のサーフィンを取り戻してセミに進出。調子が悪くても気持ちを引きずらない。翌日には切り替えができるところが脇田の強さだ。

都築虹帆
昨日のR-1の最終ヒート。らしくないサーフィンで、ワイプアウトばかりだった都築。試合終了間際で、何とか2位に滑り込み今日のR-2へ。

理由を聞いたら、何と熱中症だったとのこと。今日は体調を万全に整え、河村海沙コーチとの作戦もバッチリ決まってラウンドアップ。

池田美来
地元の佐藤李、男子は森大斗が敗退する中、一人R-2を勝ち上がりクォーターファイナルに進出。地元の熱い応援だけでなく、多くの報道関係の取材陣にも取り囲まれる。ISAの世界戦とは違うプレッシャーは相当なものだったと思う。残念ながら試合は負けたものの、これも経験。新たな課題も見つかった池田の挑戦はこれからも続く。

 

明日は8:00AMにファーストコールで、8:30AMスタート予定。女子Jr SF→男子Jr SF→女子QS SF→女子Jr Final→男子Jr Final→女子QS Final。SFは25分、Finalは30分。波の状況もあり、前倒しして明日が大会最終日となる。栄冠は誰の手に!

 

 

脇田紗良
波が一日中、変わっていたので難しかったんですが、入ってみたら今までで一番良いコンディションで凄く楽しかったです。ジュニアの時とは調子が悪くて、デイ1は自分のサーフィンが出来なかったので、夜に自分のサーフィンの何が悪かったのか見直して、それを修正できて良かったです。CSがメインなんですけど、QSも来年のために大事になってくるので、ヒートごと自分のサーフィンを出せたらなって思います。

都築虹帆
クルイぶりのマンオンマンで広く場所が使えるんで凄く楽しみにしていたんですけど、ちょっと勝ちたいっていう欲が出ちゃってたんで、そこが改善点かなと思うんですけど、勝てたので良かったです。自分の好きな波に乗って自分らしいライディングをしようと思っていました。明日は自分らしいサーフィンを貫いて、見ている人を驚かせるようなサーフィンができたら良いなって思います

都筑有夢路
「陸から見ている時と、海の中に入ったら波が変わったように感じて、波が分からなくなっちゃたのでどうしようかなって思っていたんですけど、とりあえず状況を把握するために、たくさん波に乗ってみました。プライオリティも自分になかったので、どうやってプレッシャーかけようか考えていたんですけど、一番は近くにいてプレッシャーかけようかなって最後は寄りました。明日は自分のサーフィンが出来るように頑張ります」

野中美波
「ラウンド2よりも風が入って、波が変わって難しい波だったんですけど、きっちり2本まとめられて良かったです。最後の6点台の波は結構小さい波だったんですけど、思った以上に張ってきて、レフトの良い波でした。4メンヒートとマンオンマンはプライオリティの使い方が違うので、その辺を考えながらやっています。今回は波周りがよくって、どんどん乗れてスコアしていけたので良かったです。

和井田龍貴
「最初はターンを狙っていたんですが転けて、これはエアしかないかなと思って。でも最初はエアも転けていたんですけど、ずっと狙って一度成功して、このまま行っちゃおうかなと思ってやりました。ちょっと焦りましたね。ずっと乗り続けていました。普段サーフィンしているバリ島とは全然違う波で、オンショアでサーフィンしない感じの波ですが、このような海でも練習が必要だなって思いました。
金沢呂偉
兄弟対決は初めてです。ワンツーで勝ち上がりたかったんですが(弟が負けて)悔しいです。でもタキ(弟)にはまだ負けないです。エアに合う風だったのトライしたんですが、まだ練習が足りないですね(笑)

藤本世音
「最初は右のバンクに波が来ていて、それを狙う作戦だったんですけど、最初に小濃 来波選手に乗られてしまって、そのあと左に移動してレフトに乗る作戦に変更したのがはまりました。徳島出身なんですが、今は千葉県に住んでいて東京の大学に通って学生サーファーとして頑張っています。」中学生の時からオーストラリアに留学して腕を磨いたサーフィンのテクニックと文武両道を目指す。

小濃 来波
NSA全日本でジュニアクラスで優勝した湘南茅ヶ崎の小濃 来波が男子ジュニアのセミファイナル進出。「この勢いで今回も優勝できたらなって思っています」

須田那月
全日本ウイメンズ2連覇の芳田 花瑚
アーリーウープを決めた矢作紋乃丞
黒川日菜子

 

 

女子QSセミファイナル

男子ジュニア・セミファイナル

 

女子ジュニア・セミファイナル

 

 

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【大会概要】
大会名 :「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」
大会HP:https://www.wb-omaezakipro.com/

■開催場所:静岡県御前崎市ロングビーチ
https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/soshiki/shokokanko/kankospot/beach.html

■公認:WSL/ASIA(APAC)
https://www.worldsurfleague.com/
■主催:WSL御前崎プロ実行委員会
■特別協賛:whitebuffalo(株式会社ケイズプロジェクト)
■後援:静岡県 / 御前崎市 / 御前崎市商工会
御前崎市観光協会 / NPO法人サーフアンドシー
■協力:日本サーフィン連盟静岡2区支部
御前崎ローカルサーフコミュニティ
御前崎スマイルプロジェクト
JAPAN JUNIOR PROJECT