究極のチューブライド・コンテスト「RIP CURL CUP パダン・パダン 」でベンジ・ブランドが優勝

Photo-Joey-Griffiths

インドネシア、バリ島パダンパダン(2019年7月23日火曜日):インドネシアで最も歴史があり、名声あるサーフ・コンテストと言われる、バリ島のパダン・パダンで開催される究極のチューブライド・コンテスト「RIP CURL CUP PADANG PADANG (リップカール・カップ・パダン・パダン)」が6〜8フィートのコンディションで終了。

 

優勝したベンジ・ブランド

 

 

今回、ミック・ファニングからのパーソナル・インビテーションを受けて、リップ・カール・カップ・パダン・パダンに出場したベンジ・ブランドが、ハワイ・ノースショアでの経験を活かし、バリニーズ・パイプラインと呼ばれる「パダン・パダン」のバレルを制覇し初優勝を手にした。

 

ベンジ・ブランドPhoto-Joey-Griffiths

 

「ミックが僕をこのイベントに招待してくれたことを聞いて、とても驚きました」とブランドは言った。「ここ数年、自分のヒーローである多くのサーファーが、このイベントに参加しているのを見ていました。そんな彼らに認めてもらえることは最高の賞です。 一日中、数人のサーファーとパダンバレルを独占できるんだから、最高じゃないわけがありません。」

 

 

ファイナル残り時間4分を切って、2位だったブランドは、トップを走るクレイ・マルゾー(HAW)を逆転するために8.84が必要だった。優先権はマルゾー。追い込まれたブランドは、マルゾーがスルーした波をキャッチ。今日一番の分厚い波にテイクオフすると同時にストールし、ダブルバレルをメイク。9.67をスコアして大逆転で勝利を決めた。

 

クレイ・マルゾー(HAW)Photo-Nate-Lawrence

 

優勝までにブランドは、9.67と9.50という本日の2つのハイエスト・ウェイブ・スコアを含む無数のディープ・チューブをスコアし、圧倒的な存在感での優勝。このイベントは16名全員がラウンド1と2を戦い、この2ラウンドの合計得点の上位選手がセミファイナルのベスト8に進出。そしてファイナルを4名で行いナンバーワンを決める形式。

 

南アフリカのケープタウンとハワイで波を求めて行き来するベンジ・ブランドは、パイプライン・マスターズのトライアルで、2年連続でワイルドカードをゲット。昨シーズンのWOTW(「O’Neill Wave of the Winter powered by Surfline」)で、「Overall Performance Award」と「Heaviest Drop Award」の2つの賞を独占するなど、最近注目を集めるサーファー。今回ミック・ファニングの推薦4名のうちの1名となり、パダンに出場する事になり、そのチャンスを見事モノにして勝利を手に入れた。

 

松岡慧斗

また今回のイベントには、日本屈指のバレルライダーで、今年日本人初の「Wave of the Winter」総合優勝を成し遂げた、松岡慧斗が出場。ラウンド1とラウンド2をバックハンドでバレルにチャージしたがセミファイナル進出は惜しくも叶わなかった。

 

 

ファイナリスト Photo-Joey-Griffiths

 

2019年リップカールカップ・ファイナル結果:

1.ベンジ・ブランド(ZAF)17.94
2.クレイ・マルゾ(HAW)17.10
3.マット・ウィルキンソン(AUS)16.16
4. ラディティア・ロンディ(IND)12.17

 

 

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