ジェフリーズ・ベイ、 東ケープ、南アフリカ(2022年7月14日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)第9戦「コロナ・オープンJベイ」は大会2日目。
本日はジェフリーズ・ベイの絵に描いたような、パンピング・コンディションでON。4~6フィートの波とオフショアの風がスーパーチューブスでアクション満載の一日を提供した。
コロナ・オープンJベイは、男子のエリミネーション・ラウンド2から始まり、メンズのラウンドオブ16、そして女子のクオーターファイナルが開催。
男子の両ラウンドは、48分のヒートタイムで2ヒート行うオーバーラップ方式を採用。女子の準々決勝は35分ヒートで行われた。
48分のヒートタイムのオーバーラップヒート。日本の五十嵐カノアは、敗者復活戦を勝ち上がったカイオ・イベリ(BRA)と再び対戦。
カノアはヒート時間が10分経過した頃に、ビッグセットをキャッチ。ミドルセクションでバレルをメイク。さらにグラブレールのカービング、そしてストレートアップのオフザリップと多彩なマニューバーを披露して、7.83という高得点をスコアしてヒートをコントロール。
さらにビッグセットを優先権を使って掴んだカノアは、4つのカービングターン&レイバックスナップをアウトのセクションでメイク。インサイドのバレルセクションではロングチューブを決めて、エクセレントの8.43 をスコア。
6.00を5.77でバックアップしたイベリをコンビネーションに追い込み、圧倒的なサーフィンで封じ込めたカノアがクオーターファイナルへ勝ち進んだ。
コナー・オレアリー(AUS)はミゲル・プポ(BRA)と対戦。昨日のオープニング・ラウンドでも得意のバックハンドで、エクセレントの8.33 を6.00でバックアップする高得点をたたき出したコナーは、スタートから2本の5点台をマークして好調なスタートを切る。
ミゲルは逆にヒート前半はリズムが合わずにスコアを伸ばせず。逆にギアを上げるコナーはバックハンドでクリティカルなセクションへのクイック・アプローチで7.00をスコア。さらにリードを広げていく。
後半に追い上げてきたミゲルだったが届かず。先手必勝のコナー・オレアリーが逃げ切り、クオーターファイナルへ勝ち進んだ。
これでベスト8進出となったカノアとコナー。カノアはクオーターファイナルのヒート2で世界チャンピオンでオリンピック金メダリストのイタロ・フェレイラと対戦。コナーは、ヒート3でブラジルのヤゴ・ドラと対戦する。
カノアとイタロは2019年のJベイのQFでも対戦しており、その時はイタロが勝利。また2017年のパイプラインQFでも対戦した二人は、その時カノアが勝利している。今回はどんな勝負となるか今から楽しみだ。
コナーは後半に入り、Gランド3位、エルサルバドル9位、ブラジル5位と調子を上げている。今回のJベイも期待が持てそうだ。
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