CT第9戦コロナ・オープンJベイが本日開幕、週半ばのビッグ・スウェルへの期待が高まる。カノアはH6に登場

記者会見に南アフリカを代表するジョーディ・スミスらが参加した © WSL / Ryder

ジェフリーズ・ベイ、東ケープ、南アフリカ(2022年7月11日月曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第9戦「コロナ・オープンJベイ」がいよいよ本日から開幕となる。

 

開催期間は、7月12日火曜日から2022年7月21日木曜日まで。現地時間の 2022年7月12日7時30分 は、日本時間の 2022年7月12日14時30分です。

 

 

リップカールWSLファイナル前の最後から2番目のストップである今大会は、CTランキングの男子トップ5と女子トップ5のみが出場できるリップカールWSLファイナルへ切符をかけた、ワールドタイトルレースにおいて極めて重要な大会となる。

 

ジェフリーズ・ベイは、世界最高のライトハンドポイントブレイクの一つとして知られている。会場となるSupertubesは、大会期間10日間の前半に、有望なスウェルを伴って、世界のベスト・サーファーたちのホストを務めることになる。

 

 

WSL Rising Tidesプログラムは、ローカル・エリアから集まった女の子たちがCTサーファーと一緒にサーフィンをしたりできる触れ合いの場。
こんな触れ合いの場からプロサーファーが誕生するのかもしれない © WSL / Ryder

 

 

南アフリカ出身のジョシュ・フォークナーとマシュー・マクギリブレイは、ホームブレイクでのコンペティション・スタートに備えて準備万端。

 

 

ジョシュ・フォークナー(RSA)© WSL / Ryder

 

ジョシュ・フォークナー(RSA)は、ワールドクラスのスーパーチューブス・ブレイクのすぐ近くにあるジェフリーズ・ベイのペルシュラスで育った。地元のサーフィン大会でトロフィーを手にした友人たちに触発され、サーフィンを始めたフォークナーは、瞬く間にこのスポーツが大好きになった。今年は2023年のCT出場を目指してチャレンジャーシリーズに参戦しているが、今週は家族や友人の前で、ホームブレイクで生涯の夢を実現することになる。

 

「このワイルドカードを手に入れたことがまだ信じられないくらいです。」とフォークナーは語った。「気分は最高だし、準備は万端、やるぞ!という感じです。サーフィンを始めてから、毎年このイベントを見てきました。子供の頃からの夢であったこのイベントに出場する機会を得て、とても興奮しています。地元のクルーからの声援も素晴らしく、多くのサポートがあります。地元の人たちのためにショーをするのが楽しみです」。

 

 

マシュー・マクギリブレイ(RSA)は、2018年にコロナオープンJベイにワイルドカードで初出場し、それ以来、再びこの場所に戻ってくることを夢見ていた。

 

 

マシュー・マクギルブレイ(RSA)© WSL / Ryder

 

「Jベイはいつも自分の夢のイベントでした。」とマクギリブレイが言った。「毎年、家族と一緒に観戦に来ていました。ビーチでサインをもらおうとするみんなの姿に、いつも驚かされていました。このイベントに出る日が来るなんて夢にも思っていなかった。

 

2018年にワイルドカードで出場することになり、徐々に現実味を帯びてきました。そして今、再びこの大会に参加することができ、素晴らしい予報、素晴らしいセットアップ、そしてたくさんの人々がこの大会を訪れることをとても楽しみにしてくれています。

 

「予報で波は期待できそうなので本当に大会が楽しみです。ジェフリーズ・ベイ出身の自分にとって、この大会に出場することは常に夢でした。ミッドシーズン・カットに残ったことは、大きなモチベーションとなり、とても大きな意味がありました。ホームブレイクで、地元の観客の前でサーフィンをすることはとても意味のあることで、今週は本当に楽しみです。」

 

 

 

世界ランキング2位のジョアン・ディフェイと3位のレイキー・ピーターソンは、コロナ・オープンJベイでWSLファイナル5への確定を目指している。

 

ジョアン・ディフェイ(FRA)は、CTランキングでワールドNo.2に位置し、今回の南アフリカでWSLファイナル5へのスポットを確定させる可能性がある。昨年5位の彼女は、今回の大会で好成績を収めれば、今年はより高いシードを獲得し、初のワールド・タイトルを獲得するチャンスが与えられるだろう。荷物とサーフボードバッグのほとんどがまだ見つかっていないにもかかわらず、ディフェイは開幕を前にしてポジティブな気持ちを維持している。

 

ジョアン・ディフェイ © WSL / Ryder

 

「高いモチベーションを保っています。自分はレユニオン島に住んでいて、ここからそんなに遠くない場所で、インド洋に戻ることで、幸運が訪れることを期待しているんです!」 とディフェイは語った。「ここに来られて本当に嬉しい。荷物の問題もあったけど、それも旅の一部だから。良い予報も出ているし、サーフィンするのが楽しみです。ランキングにとらわれると、自分にはあまり良くないので、サーフィンに専念して楽しみたいと思います。みんながいい波に乗って、いいショーができるように願っています。」

 

レイキー・ピーターソン© WSL / Ryder

 

世界ランキング3位のレイキー・ピーターソン(USA)は、今年こそは悲願のトロフィーを掲げたいところ。このカリフォルニア出身の彼女は、過去に2度コロナ・オープンJベイで準優勝しているが、まだ優勝したことはない。

 

ピーターソンのライトハンドポイントブレイクに対する情熱は、彼女のCTの成功からもうかがえる。エルサルバドルで準優勝したピーターソンは、2022年に彼女がいかに勝利に近づいているかを示し、J-ベイは彼女の優勝イベントとなる可能性を持っている。

 

「ここで素晴らしい結果を出して、WSLファイナル 5のスポットを固めたいですね 」と、ピーターソンは言った。「私はライトハンドのポイントブレイクが好きで、Jベイは簡単ではありませんが、親しみを感じます。波のペースは信じられないほどで、大きなオープン・キャンバスのようなもので、自分の好きなように波を作ることができ、それが大好きです。3度目の正直に出来ればと思っています。」

 

 

メディーナとジョン・ジョンが欠場、ワイルドカード最新情報

 

ガブリエル・メディーナ © WSL/Thiago-Diz

 

ジェフリーズ・ベイローカルのフォークナーは、男子イベントのワイルドカードを獲得し、ティア・ブランコ(USA)は、アルティメット・サーファー賞から得た3枚のワイルドカードのうち最後の1枚となる女子ワイルドカードで出場。

 

2019年のコロナ・オープンJベイ優勝者のガブリエル・メディーナ(BRA)は、サクアレマで行われたOiリオ・プロ pres.by Coronaで膝を負傷し、Jベイでの試合を欠場することになった。

 

彼の代わりに2023年のワイルドカード、2022年の怪我人リプレイスであるヤゴ・ドラ(BRA)が出場。

 

ジョン・ジョン・フローレンス  © WSL / Sloane

 

また、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、クイックシルバー・プロGランドでの膝の怪我により今大会を欠場し、チャレンジャー・シリーズのランキングで南アフリカの男子サーファー最高位のルーク・トンプソン(RSA)に代役を務めることになった。

 

五十嵐カノアはヒート 6。

 

五十嵐カノア© WSL/Thiago-Diz

 

現在世界ランク6位である日本期待の五十嵐カノアはヒート 6で、カイオ・イベリ(BRA)、セス・モニーツ(HAW)と対戦。ランキングを10位まで上げてきたコナー・オレアリー(AUS)は、ヒート8でミゲル・プポ(BRA)、ケリー・スレーター(USA)と対戦する。

 

 

木曜日から金曜日にかけてサイズアップ。

 

 

サーフラインの予報では、イベント期間中の最初の数日間は十分な波が期待でき、木曜日から金曜日にかけてはパンプサーフの確率が高くなりそう。このスウェルは、現在発達中の大型で複雑な低気圧から来るもので、いくつかの低気圧が南アフリカを通過する見込み。ここのところエキサイティングな波で試合が行われていなかったCTも今回は期待できそうだ。

 

 

 

コロナ・オープンJベイ女子オープニング・ラウンド1マッチアップ。
HEAT1:ステファニー・ギルモア(AUS)、ブリサ・ヘネシー(CRI)、コートニー・コンローグ(USA)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、ティア・ブランコ(USA)
HEAT3:ジョアン・ディフェイ(FRA)、イザベラ・ニコルズ(AUS)、キャロライン・マークス(USA)
HEAT 4:レイキー・ピーターソン(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、タイラー・ライト(AUS)

コロナ・オープンJベイ・メンズ・オープニング・ラウンド1マッチアップ。
HEAT1:グリフィン・コラピント(USA)、マシュー・マクギルブレイ(RSA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
HEAT 2:イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)、ヤゴ・ドラ(BRA)
HEAT3:ジャック・ロビンソン(AUS)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ルーク・トンプソン(RSA)
HEAT 4:フィリッペ・トリード(BRA)、ナット・ヤング(USA)、ジョシュ・フォークナー(RSA)
HEAT 5:イーサン・ユーイング(AUS)、バロン・マミヤ(HAW)、ジャクソン・ベイカー(AUS)
HEAT 6:五十嵐カノア(JPN)、カイオ・イベリ(BRA)、セス・モニーツ(HAW)
HEAT 7:カラム・ロブソン(AUS)、サミュエル・プポ(BRA)、ジェイク・マーシャル(USA)
HEAT 8:ミゲル・プポ(BRA)、コナー・オレアリー(AUS)、ケリー・スレーター(USA)

 

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。