クルイ、サウス・スマトラ/インドネシ ア(2022年6月13、月曜日)-南スマトラ・クルイのロング・レフトハンダー、ウジュン・ボカールにおいて開催されるWSL男女QS5000とプロジュニア・イベント「クルイ・プロ」は大会3日目。
4~6フィート・プラスのパンピング・サーフが続き、男子のラウンドオブ64と女子のラウンドオブ56のオープニング・ヒートまでが終了した。
ラウンド2の最終ヒートの三浦涼のヒートからスタート。三浦はインターフェアで敗退。その後、男子のラウンド3がスタート。トップシードが登場しサーフィンレベルは一気に上がった。
ラウンド3のH1には稲葉玲王が登場。しかしワンライドのみで、まさかの4位敗退。
H2では鈴木仁、大音凛太、相澤日向が対戦。大音がスタートから特大セットにチャージし、R2を思い出すバックハンドで6.33をスコア。相澤はフロントサイドで6.83をスコアして応戦。相澤はバックアップを4.57としてヒートをリード。鈴木もベストを揃えて2位につける。
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優先権を持って2本目の波を待った大音は、ヒート終盤に特大セットのテイクオフ。再び際どいポジションでのストロングターンを4発決めて8.50のエクセレントをスコア。ヒートスコアを14.83とし、トップに躍り出て1位でラウンドアップを決めた。
ソリッドなセットの波にスーパークリティカルな高速バックサイドターンを連発し、これまでのイベントで最も高い8.50のシングルウェーブを記録した大音は、このイベントで2度目のヒート勝利を収め、ウジュン・ボカールの長いレフトでの連続したソリッドなパフォーマンスで注目のサーファーとなった。
「これは自分のホームで慣れている波とは全く違いますね。このような機会を得ることが出来て、とても興奮しています。僕はレフトに行くのが好きなので、このイベントは僕にとって最高です。このパーフェクトな波に乗り続けるために、ヒートを勝ち続けたいと思います。」
H3では、田中大貴、田中透生、新井洋人が対戦。それぞれの選手がビッグセットを掴むも技をかけられずスコアを伸ばせない。そんな中で田中透生が4.33をスコアしてヒートをリード。新井も4.27をスコアして2位につける。
しかし、ヒート終盤に3位だったオーストラリアの選手が5.07をスコアしてトップに。更に終了間際に4位だった田中大貴が4.93をスコアし2位となりラウンドアップを決めた。
H4の安室丈のヒートは、オスカー・ベリーとジャービス・アールのオージーペアがエクセレント・レンジの高得点をマークして圧勝。安室丈は惜しくも3位で敗退となった。
H5では上山キアヌ久里朱、山中海輝が同じヒートで対戦。上山がスタートからバックハンドで際どいセクションにチャージを見せて7.50という高得点をマーク。
ヒート後半に入りオーストラリアのアリスター・レジナートとハリー・フィリップスがスコアをまとめて上位へ。バックアップを持たない上山は3位へ。ヒートのベストを持っていた上山だったが、バックアップを見つけられずに敗退となった。
西優司が8.50のヒートのベストスコアをマーク
黒川 楓海都は4位で敗退。太田拓杜は2位でラウンドアップ。H9の西 優司と須田喬士郎は、インドネシアの和井田理央と対戦。和井田がスタートから7.00をスコアしてヒートをリード。
ヒート後半に西優司が8.50のヒートのベストスコアをマークして大逆転。和井田は2本の6ポイントをスコアして、トップ通過。西優司も2位でラウンドアップを決めた。
H11では、西 修司、金沢呂偉、都筑百斗の3名が同じヒートで対戦。都筑はスタートからフロントハンドでビッグセットにチャージし6.00をスコアしヒートをリード。ヒート終盤に入り、金沢が2本の3ポイントを揃えてトップに躍り出るも、ヒート終盤にバックアップを3.43とした都筑がトップに躍り出て、そのままトップ通過を果たした。
「波は良いんで、このまま頑張ります」と都筑が言った。
H15の西慶司郎は、オープニングで3.00をスコアした西慶司郎は、5.17をスコア。更にエクセレント・レンジの7.83をトップスコアとして、1位でラウンドアップ。インドネシアで出場の石井天使はここで敗退となった。
これでラウンド4へ勝ち上がった日本選手は男子6名。トップ通過の大音凛太、都筑百斗、西慶司郎。2位で勝ち上がった田中大貴、西優司、太田拓杜となった。本日の最終ヒートでは女子のラウンド1のヒート1が行われ、馬庭彩が1位でラウンドアップ、興梠サラは敗退となった。
明日女子のラウンド1から再開になれば、H3に佐藤李と西元ジュリ、ラウンド2からはH1に西元エミリーと馬庭彩、H2都築虹帆、H3中塩佳那、H4大村奈央、H5前田マヒナ、H6須田那月、H7宮坂麻衣子、川瀬心那、H8川合美乃里。
ラウンド3からはH1に脇田紗良、H2松永莉奈、H4池田美来、H5松岡亜音、H7野中美波。
男子ランドオブ32では、H1で大音凛太と田中大貴、オーストラリアの相澤日向はH2、H3に太田拓杜、H6で西優司、都筑百斗、H8に西慶司郎。インドネシアの和井田理央はH5、弟の龍貴はH3にクレジットされている。
2022年のクルイ・プロは、6月11日から17日までウジュン・ボカールで開催される予定。www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴できます。
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/qs/32/krui-pro/