プンタ・ロカで初のCTイベント。カノアとコナーはH2。CT7戦「サーフシティ・エルサルバドル・プロ」最新情報

エルサルバドル、ラ・リベルタッド、プンタ・ロカ(2022年6月9日(木)  ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)7戦となる「サーフ・シティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona」が6月12日(日)に開幕し、2022年6月20日(月)まで大会期間を保持する。

 

コンテスト会場のプンタ・ロカ

 

リップカールWSLファイナル前のCT10大会のうちの第7戦では、WSLファイナル5へのステークスが上がり続けている。「サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona」は、ラ・プンタまたはプンタ・チラマとも呼ばれる、有名なハイパフォーマンスなライトハンダー・ポイントブレイク、プンタ・ロカで開催される初のCTイベントとなる。

 

 

ランキングトップのムーアとトリードが躍進

 

 

現在ランキングトップのカリッサ・ムーア(HAW)とフィリーペ・トリード(BRA)は、わずかな差でそれぞれの世界ランキング1位をキープしている。しかし、ファイナル5には10,000ポイント近い差をつけている。

 

ムーアとトリードは、クイックシルバー/ROXYプロGランドで素晴らしいパフォーマンスを披露して準優勝し、今シーズン3度目のファイナル進出を果たした。

 

5度のWSLチャンピオンであるムーアにとって、6度目のワールド・タイトル獲得に向け、イベントでの優勝が唯一欠けているものである。

 

 

ジャック・ロビンソンとブリサ・ヘネシーの準備は整った

 

 

 

ブリサ・ヘネシー(CRI)は、ムーアとイエロー・リーダージャージを巡って争うことで、彼女が世界最高峰と争えることを証明し、2022年に2勝目を挙げてランキング1位に戻るか2位をキープすることを目指している。

 

また、世界ランキング2位のジャック・ロビンソン(AUS)は、CT2連勝、キャリア3勝目を挙げ、再び勝利を目指し中米に戻ってた。 ロビンソンのCT初優勝は、昨年メキシコのバラ・デ・ラ・クルスのライトハンドポイントブレイクで達成されたばかりで、ワールドクラスのライトハンダーを熟知している。

 

 

サーフシティ・エルサルバドル・プロ・ワイルドカードと欠場者

 

 

キャロライン・マークス(USA)が今回から、2022年WSLシーズン・ワイルドカードとしてコンペティションに復帰。また、クイックシルバー・プロGランド後に靭帯損傷を発表したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の欠場により、パイプラインで負った怪我で欠場していたカルロス・ムノス(CRI)が復帰。セス・モニーツ(HAW)に代わってヤゴ・ドラ(BRA)が続投する。

 

 

また「The Ultimate Surfer」で優勝したティア・ブランコ(USA)が、サーフ・シティ・エルサルバドル・プロで世界最高峰に再挑戦。2023WSLシーズン・ワイルドカードで2022年の負傷者代役のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、出場を辞退したタイラー・ライト(AUS)の代役を務めることになる。

 

 

タイラーはGランドで新型コロナの陽性反応を受け、隔離されたが、その後の容態などは特に報告がされていない。残りのメンズワイルドカードの枠は、6月11日(土)に行われるローカルトライアルの勝者に与えられる。

 

 

WSLが待望のプンタ・ロカに戻る

 

 

今回のプンタ・ロカの美しいラインナップの中で、クオリファイング・シリーズ(QS)だけが開催されたことがあり、最後に開催されたのが2016年の女子QS 6,000。

 

女子では、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)やマーガレット・リバー・プロ優勝者のイザベラ・ニコルズ(AUS)、ワイルドカードのブランコのみがエルサルバドルでWSLジャージを着て試合に出場している。

 

また、男子ではカイオ・イベリ(BRA)、ミゲル・プポ(BRA)、ムニョスらは、CTへのクオリファイを目指した2013年にここで試合に出場している。

 

 

大会の波予想。

 

 

サーフラインの予報によれば、12日から14日にかけてはスモールサーフ。イベントウィンドウの最初の数日間は波が小さくなる予報。来週15日から17日にかけて、ファンサイズのSSWスウェルが入るとしており、現時点では、来週エルサルバドル付近でサイクロンが発生する可能性もあると言っている。

 

https://www.surfline.com/surf-report/punta-roca/5842041f4e65fad6a7708bad

 

カノアとコナーはH2。

 

Gランドでは、クオーターファイナルでジャック・ロビンソンと対戦して惜しくも敗れた五十嵐カノアは、現在の世界ランキング4位。ラウンド1はヒート2にクレジットされて、現在14位のコナー・オレアリーとともにヤゴ・ドラと対戦する。

 

 

 

現地時間の 2022年6月12日8時0分 は、
日本時間の 2022年6月12日23時0分です。

 

サーフシティ・エルサルバドルプロ pres.by Corona 女子オープニング・ラウンド1マッチアップ。

HEAT1:タティアナ・ストン・ウェブ(BRA)、レイキー・ピーターソン(USA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)、コートニー・コンローグ(USA)、ティア・ブランコ(USA)
HEAT 3:ブリサ・ヘネシー(CRI)、イザベラ・ニコルズ(AUS)、キャロライン・マークス(USA)
HEAT 4:ジョアン・ディフェイ(FRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)

 

サーフシティ・エルサルバドル・プロ pres.by Corona 男子オープニング・ラウンド1マッチアップ。

HEAT1:イーサン・ユーイング(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ジャクソン・ベイカー(AUS)
HEAT 2:五十嵐カノア(JPN)コナー・オレアリー(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)
ヒート3 ジャック・ロビンソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、カルロス・ムニョス(CRI)
HEAT 4:フィリーペ・トリード(BRA)、サミュエル・プポ(BRA)、TBD
HEAT 5:イタロ・フェレイラ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ジェイク・マーシャル(USA)
HEAT 6:グリフィン・コラピント(USA)、カイオ・イベリ(BRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
HEAT7:ガブリエル・メディーナ(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)、マシュー・マクギリブレー(ZAF)
HEAT 8:ミゲル・プポ(BRA)、バロン・マミヤ(HAW)、ナット・ヤング(USA)

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。