脇田紗良が9位。和井田理央がQF進出。女子ベスト4、男子ベスト8決定「シドニー・サーフ・プロ」8日

脇田紗良 © WSL / Dunbar

マンリービーチ、シドニー、ニューサウスウェールズ/オーストラリア(2022年5月23日月曜日) – 2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)第2戦「GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Rip Curl」は大会8日目。

 

 

 

マンリービーチの2フィートのクリーンなコンディションで、女子ラウンドオブ16の残り2ヒートから再開。男子のラウンドオブ16、女子のクオーターファイナルが行われ、女子ベスト4、男子ベスト8が決定。いよいよ明日がファイナルデイとなる。

 

 

和井田理央がベスト8進出。

 

和井田理央 © WSL / Dunbar

 

和井田理央(IDN)とマイケル・ロドリゲス(BRA)は、GWMシドニー・サーフ・プロのイベント最高得点を記録し、驚くべきパワー、テクニック、そして進化したサーフィンを披露し、一際目立っていた。

 

ラウンドオブ16で当たるまでは、この二人が誰もがファイナルデイに残ると確信していた。この日のベストコンディションで、ロドリゲスはオープニングウェーブで8.17を記録すると、その直後には9.50をマークし、勢いに乗っていた。

 

 

マイケル・ロドリゲス © WSL / Dunbar

 

そのような状況に追い込まれた和井田は、このマンリーで準々決勝に進出するためには、何か特別なものが必要だった。そんな和井田は9.00と8.80を連続でスコアし、神がかり的な大逆転劇を演じ、ラウンドアップを決めた。

 

互いを称え合う理央とロドリゲス © WSL / Ryder
歓喜に包まれる理央の応援団 © WSL / Ryder
和井田理央 © WSL / Dunbar

 

「クオーターファイナルに勝ち進むことが出来て本当に嬉しいです」と和井田は言った。「今朝の波を見た時、本当にクリーンで形が良く、自分は良い波で良いスコアが出せると思っていたので、勝てる自信がありました。今は休んで、この後サーフィンをするインドネシアのクトゥ・アグスを応援して、明日のファイナルデーに備えたいと思います」。

 

 

今回絶好調のバリニーズ・ペアだったが、クトゥ・アグスはH8でレオナルド・フィオラバンティ(ITA)に敗れた。

 

 

 

脇田紗良が9位でフィニッシュ。

 

脇田紗良 © WSL / Dunbar

 

 

今朝の第2ヒートとなる、女子ラウンドオブ16のヒート8にクレジットされた脇田紗良が、ソフィ・マカロックと対戦。早朝は昨日までのオンショアからオフショアに変わり、クリーンな波がブレイクするが、早い波も多くポジショニングが難しい。

 

脇田はスタートからバックハンドで4.00をスコア。続けて早い波に合わせてクローズセクションでのリエントリーを決めて2.83をスコアし、ヒートを開始する。

 

 

それに対しソフィもバックハンドのワンターンで5.37をスコア。さらに後半に入りバックハンドのストレートアップを含む2ターン・コンビネーションで6.67の高得点をマーク。脇田にプレッシャーをかける。

 

残り時間10分、6.50をスコアしたソフィはヒートスコア13.17として、脇田をニード9.17と完全に追い込む。

 

脇田も3ターンのコンビネーションで応戦するもインサイドでスープの前に出れず。逆にソフィはフォアハンドでヒート3本目の6ポイントをスコアしていく。

 

脇田紗良 © WSL / Dunbar

 

 

ヒート終盤に優先権を持って掴んだラストウェイブで脇田は、 素晴らしいバックハンドのコンビネーションを見せて、5.83をスコア。終了間際にソフィがミスを犯し優先権が脇田に巡ってきたが、そこまで。脇田はここで敗退となり、今大会を9位でフィニッシュした。

 

 

笑顔でヒートに向かう脇田紗良 @volcomsurf

 

前回のスナッパーから修正して挑んだ第2戦。昨年のUSオープン5位には届かなかったが、次に繋がる結果を残した。

 

脇田紗良を含む多くの日本人サーファーはこの後、6月11日から17日までインドネシアで行われるQS5000の「クルイ・プロ」にクレジットされている。

 

また次回のチャレンジャーシリーズ第3戦は、南アフリカのバリートで7月3−10日まで行われる「バリート・プロ」となる。

 

CT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

男子:GWM Sydney Surf Pro

女子:GWM Sydney Surf Pro

 

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