マーガレット・リバー、西オーストラリア州、(2022年5月3日火曜日)-コンディション不良のため、レイデーが続いていたワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)のミッドシーズン・カット前の最後の戦いとなる第5戦「マーガレット・リバー・プロ」は明日のファイナルデイに向けて10~12フィートの波で大波乱の1日となった。
男子ラウンドオブ32では、ミッドシーズン・カット・ラインを上回る8人のサーファーが確定し、10人がそれを下回り、2人がまだバブルにいる状態である。
明日のファイナルデーは、さらに安定した波とオフショアが期待され、エキサイティングなステージとなる。コンペティションは明日、日本時間午前8時5分(AWST)にスタートとなる。
今日の結果を受けて、男子は、さらに8人のサーファーが確定し、コンペティション再開後に男子のスポット1名が決定する。
今日のヒートで勝利したコロヘ・アンディーノ(USA)、サミュエル・プポ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ナット・ヤング(USA)、そしてラウンドオブ32で敗退しながらもコナー・オレアリー(AUS)は後半戦のツアー出場が確実となった。
「あれは想像を絶する残酷な対戦でした 」と、コラピントは言った。
コナー・コフィンにとって、2022年のCTに残るために同郷のグリフィン・コラピントに対して結果を出す必要がある必勝の状況だった。しかし、コフィンはコラピントの素晴らしいウェーブセレクションに敗れ、コフィンの2022年チャンピオンシップの挑戦はここで終了となった。
「あれは想像を絶する残酷な対戦でした 」と、コラピントは言った。「コナーは、おそらく僕が一番やりたくなかった相手です。なぜなら、僕たちはとても仲が良く、彼は自分がツアーに出る3年前からツアーに出ていて、どこに行っても彼に質問をして、彼はいつも僕にどうしたら良いかをアドバイスしてくれていたからです。
彼がカットライン上にいることは分かっていたから、彼とマッチアップすることになったのはすごく残念だったけど、お互い自分の目標があるから、海に入ったらそれを忘れてやらなきゃいけないし、彼はあのヒートでカットされたかもしれないから、スナッパーに行って勝って欲しいです」 と語った。
男子CT: メイド・ザ・カット
コロヘ・アンディーノ(USA)
サミュエル・プポ(BRA)
ジョーディ・スミス(ZAF)
ナット・ヤング(USA)
コナー・オレアリー(AUS)
ジェイク・マーシャル(USA)
ジャクソン・ベイカー(AUS)
ジャドソン・アンドレ(BRA)
本日の結果、以下のサーファーがカットを下回ることが判明し、今後は2022年残りのチャレンジャー・シリーズにフォーカスを移していくことになる。
メンズCT:ミス・ザ・カット
モーガン・シビリック(AUS)
イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
コナー・コフィン(USA)
ジョアン・チアンカ(BRA)
イズキール・ラウ(HAW)
レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
フレデリコ・モライス(PRT)
ライアン・カリナン(AUS)
ルッカ・メシナス(PER)
デイヴィッド・シルバ(BRA)
男子CT:オン・ザ・バブル
オーウェン・ライト(AUS)
マシュー・マクギリブレイ(ZAF)
マクギリブレイが次のヒートに勝てば、カット入り。負ければライトはカットされる。
男子ラウンドオブ32のH5では、日本の五十嵐カノアがマシュー・マクギリブレイ(ZAF)と対戦。マシューとカノアは2021年に同じマーガレットリバーで対戦。ラウンドオブ16で対戦。その時はカノアがインタフェアを侵して敗れた。今回はそのリベンジを果たしたい。
カノアは、スタートからビッグセットを掴み、パワーとフローのあるコンビネーションマニューバーで6.17をスコア。幸先のいいスタートを切る。そしてヒート中盤には、再びセットをつかんだカノアは、クリティカルセクションでのレイバック・スラッシからのカーヴィングターンで7.00をスコア。リードを広げていく。
残り時間10分、優先権はカノア。マシューはニード8.90というそんなシチュエーション。誰もがこのままヒートが終了するのかと思っていたはずだ。しかし、マシューが残り7分で波を掴み大きなカーヴィング2発と最後のリエントリーで 7.60をスコア。これでニードスコアは5.57まで縮まる。
残り時間3分、再びマシューはカノアがスルーした波を掴み、クローズするセクションを目がけていたを当て込む。かなり際どい技だったが、それを見事メイク。6.83をスコアして、まさかの大逆転を食らってしまったカノア。
前回のベルズに続き、2戦連続で17位となった現在ランキング2位のカノア。次の開催地となるインドネシアのGランドでは、バックハンドでの戦いとなるが、気持ちを切り替えて、新たな気持ちで後半戦を戦ってほしい。
コナー・オレアリー(AUS)は、H6でサミュエル・プポ(BRA)と対戦。スローな展開の中、ヒート中盤にビッグセットを掴んだコナーは得意のパワフルなバックハンド・サーフィンを炸裂させて 7.67という高得点をマーク。プポも6.33 で応戦する。
両者ともバックアップを持たないまま、ヒート終盤までコナーがヒートをリード。しかし、プポのニードスコアは4.52と僅差であった。
そこで残り時間10分を切ってコナーは波の選択を誤り、プポに優先権を渡してしまうミスを侵してしまう。そして、プポは、そのチャンスを生かして5.40をスコアし逆転。ヒートのベストスコアを持っていたコナーだっただけに悔しい敗退となった。
現在ランキング16位のコナー・オレアリーにとっては、ここは勝ち上がりたかったところだが、厳しい結果を強いられることとなった。
しかし、本日のラウンドが終了し、ミッドシーズン・カットをクリアし、後半戦に生き残れることが決定した。これで2023年のCTも確定。次のGランドでどんなサーフィンを見せてくれるか楽しみだ。
今日のラウンドが終了し、男子に1スポット、女子に2スポット残っている。誰がそのスポットを獲得するのか。 マーガレットリバープロのファイナルデイは、明日5月4日午前7時AWST、日本時間8時。
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Margaret River Pro Women’s Semifinal Matchups:
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) vs. Courtney Conlogue (USA)
HEAT 2: Bronte Macaulay (AUS) vs Isabella Nichols (AUS)
Margaret River Pro Men’s Round of 32 Results:
HEAT 1: John John Florence (HAW) 12.16 DEF. Imaikalani deVault (HAW) 9.00
HEAT 2: Kolohe Andino (USA) 14.57 DEF. Jackson Baker (AUS) 9.00
HEAT 3: Callum Robson (AUS) 12.00 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 10.70
HEAT 4: Griffin Colapinto (USA) 12.60 DEF. Conner Coffin (USA) 11.66
HEAT 5: Matthew McGillivray (ZAF) 14.43 DEF. Kanoa Igarashi (JPN) 13.17
HEAT 6: Samuel Pupo (BRA) 11.73 DEF. Connor O’Leary (AUS) 10.84
HEAT 7: Italo Ferreira (BRA) 13.53 DEF. Joao Chianca (BRA) 12.84
HEAT 8: Miguel Pupo (BRA) 11.50 DEF. Owen Wright (AUS) 8.93
HEAT 9: Filipe Toledo (BRA) 11.40 DEF. Ryan Callinan (AUS) 9.83
HEAT 10: Nat Young (USA) 16.10 DEF. Jake Marshall (USA) 10.17
HEAT 11: Caio Ibelli (BRA) 15.00 DEF. Frederico Morais (PRT) 8.50
HEAT 12: Ethan Ewing (AUS) 17.93 DEF. Leonardo Fioravanti (ITA) 14.77
HEAT 13: Jadson Andre (BRA) 12.60 DEF. Kelly Slater (USA) 9.24
HEAT 14: Jordy Smith (ZAF) 16.17 DEF. Ezekiel Lau (HAW) 12.67
HEAT 15: Jack Robinson (AUS) 14.83 DEF. Lucca Mesinas (PER) 5.70
HEAT 16: Barron Mamiya (HAW) 11.87 vs. Deivid Silva (BRA) 0.13
Margaret River Pro Men’s Round of 16 Matchups:
HEAT 1: John John Florence (HAW) vs. Kolohe Andino (USA)
HEAT 2: Callum Robson (AUS) vs. Griffin Colapinto (USA)
HEAT 3: Matthew McGillivray (ZAF) vs. Samuel Pupo (BRA)
HEAT 4: Italo Ferreira (BRA) vs. Miguel Pupo (BRA)
HEAT 5: Filipe Toledo (BRA) vs. Nat Young (USA)
HEAT 6: Caio Ibelli (BRA) vs. Ethan Ewing (AUS)
HEAT 7: Jadson Andre (BRA) vs. Jordy Smith (ZAF)
HEAT 8: Jack Robinson (AUS) vs. Barron Mamiya (HAW)