五十嵐カノアがオープニングラウンドを1位通過。ジョン・ジョンが他を圧倒。マーガレット・リバー・プロ大会2日

五十嵐カノア

マーガレット・リバー、西オーストラリア州、(2022年4月29日金曜日) コンディション不良でレイデーが続いていた、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦となるマーガレット・リバー・プロは、マーガレット・リバーのメインブレイクの8から12フィートの波で男子オープニング・ラウンドから再開された。

 

Highlights Day 2 | John John Florence’s Searing Rail Work Strikes Again At Main Break

 

 

マーガレット・リバー・プロは、ミッドシーズン・カット前の最終イベントで、これからの敗者復活のエリミネーション・ラウンドは、2022年CTシーズンにおける選手の将来にとって非常に重要となる。

 

この次のエリミネーション・ヒートでコンペティターのキャリアがかかっているため、WSL Tours and Competitionチームは、明日の朝、エリミネーション・ラウンドを再開するために、より好条件の風を期待している。

 

ネクストコールは、明日4月30日(土)午前7時15分(AWST)午前7時35分に開始される可能性があります。日本時間で8時35分となる。

 

 

ジョン・ジョン・フローレンス、メインブレイクで際立ったパフォーマンスを披露

 

ジョン・ジョン・フローレンス : © WSL / Dunbar

 

 

予想通り、オープニング・デイの際立ったパフォーマンスは、WSLワイルドカードのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)とルッカ・メシナス(PER)に対する彼のヒートで、オープニング・ラウンドの最も高い2ウェイブのコンビネーションを記録した、2タイムWSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)であった。

 

2021年マーガレット・リバー・プロでは、クオーターファイナルで膝を負傷し、残りのシーズンを棒に振ってしまったが、フローレンスはモダン・サーフィンの記憶に残る最も素晴らしいパフォーマンスを披露していた。今年、フローレンスは復活し、困難なコンディションの中、壮絶なヒート勝利でラウンドオブ32に進出した。

 

ジョン・ジョン・フローレンス

 

「今朝の海は、エネルギーに満ち溢れ、とてもチャレンジングでした。」とフローレンスは言った。

 

「スウェルが大きく、ここ数日風が強かったのですが、今は回復し、素晴らしい波があります。今日は波が大きくて最高ですね。テイクオフが速くて、目の前に巨大な壁があって、ハワイの波に似ている。

 

去年ここで怪我をしたのは残念だったけど、スポーツではよくあることだし、特にこのような波でサーフィンするときはね。サーフィンに復帰できて、そしてここWest Ausでサーフィンができて幸せです。」

 

 

オープニングラウンドで素晴らしいバックハンドでエクセレントをスコアして見事1位で勝ち上がったコナー・オレアリー。
コナー・オレアリー

 

またオープニング・ラウンドで目立ったのは、イズキール・ラウ(HAW)、コナー・オレアリー(AUS)、ジャクソン・ベイカー(AUS)で、彼らはいずれも素晴らしいシングルウェイブスコアをマークして、ラウンドオブ32進出を決めた。そしてラウとベイカーは、ここマーガレット・リバーでカットライン上に位置するため、結果を残すことは不可欠だ。

 

イズキール・ラウ © WSL / Dunbar

 

ミッドシーズン・カットの瀬戸際にいる多くのサーファーは、エリミネーション・ラウンドを避けるために必死で、オープニング・ラウンドを勝ち抜いた。2022年CTルーキーのルッカ・メシナス(PER)、ベテランのオーウェン・ライト(AUS)、コナー・コフィン(USA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、クイックシルバーG-Land に向けてツアーでのポジションを守るためにラウンドオブ32に勝ち進んだ。

 

 

 

 

日本のカノア五十嵐は、オープニングラウンドのヒート5で、コナー・コフィンとトライアルを勝ち上がったローカル・ワイルドカードのベン・スペンスと対戦。

 

 

五十嵐カノア

 

トリッキーな難しいコンディションのなか、いい波を見つけられないカノアは、ヒート前半にビッグセットを掴み6.33をスコア、トップに躍り出る。

 

五十嵐カノア: © WSL / Dunbar

 

後半に入り、再び特大セットをつかんだカノアは、レイト気味にスープの中からテイクオフ。ドイブターンで一気にトップへ駆け上がり、大きなカービングターンを決める。得意のレイバック・スナップから最後のバンピーセクションもクリアし6.77をスコア。トップスコアを塗り替えて1位で勝ち上がった。

 

 

男子:Margaret River Pro

女子:Margaret River Pro

 

For more information, please visit WorldSurfLeague.com.

 

Margaret River Pro Men’s Opening Round 1 Results:
HEAT 1: Callum Robson (AUS) 12.17 DEF. Imaikalani deVault (HAW) 10.00, Samuel Pupo (BRA) 9.83
HEAT 2: Jackson Baker (AUS) 12.03 DEF. Barron Mamiya (HAW) 10.77, Matthew McGillivray (ZAF) 10.17
HEAT 3: Ezekiel Lau (HAW) 15.00 DEF. Ryan Callinan (AUS) 13.37, Kelly Slater (USA) 9.20
HEAT 4: John John Florence (HAW) 15.60 DEF. Lucca Mesinas (PER) 8.93, Jacob Willcox (AUS) 8.44
HEAT 5: Kanoa Igarashi (JPN) 13.10 DEF. Conner Coffin (USA) 8.50, Ben Spence (AUS) 7.70
HEAT 6: Filipe Toledo (BRA) 13.00 DEF. Owen Wright (AUS) 9.63, Jack Thomas (AUS) 6.90
HEAT 7: Italo Ferreira (BRA) 14.17 DEF. Jake Marshall (USA) 13.26, Jadson Andre (BRA) 6.17
HEAT 8: Ethan Ewing (AUS) 13.70 DEF. Nat Young (USA) 10.90, Deivid Silva (BRA) 7.63
HEAT 9: Connor O’Leary (AUS) 13.80 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 12.90, Caio Ibelli (BRA) 9.24
HEAT 10: Joao Chianca (BRA) 12.43 DEF. Kolohe Andino (USA) 11.87, Miguel Pupo (BRA) 6.27
HEAT 11: Leonardo Fioravanti (ITA) 11.33 DEF. Jordy Smith (ZAF) 11.17, Seth Moniz (HAW) 6.50
HEAT 12: Griffin Colapinto (USA) 14.07 DEF. Jack Robinson (AUS) 11.47, Frederico Morais (PRT) 11.43

Margaret River Pro Men’s Elimination Round 2 Matchups:
HEAT 1: Kelly Slater (USA) vs. Jadson Andre (BRA) vs. Jack Thomas (AUS)
HEAT 2: Caio Ibelli (BRA) vs. Deivid Silva (BRA) vs. Ben Spence (AUS)
HEAT 3: Miguel Pupo (BRA) vs. Frederico Morais (PRT) vs. Jacob Willcox (AUS)
HEAT 4: Seth Moniz (HAW) vs. Samuel Pupo (BRA) vs. Matthew McGillivray (ZAF)

Margaret River Pro Women’s Elimination Round 2 Matchups:
HEAT 1: Lakey Peterson (USA) vs. Luana Silva (HAW) vs. Mia McCarthy (AUS)
HEAT 2: Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Gabriela Bryan (HAW) vs. Bettylou Sakura Johnson (HAW)