男子クオーターファイナルが行われ、ベスト4が決定。リップカール・プロ・ベルズビーチ大会6日ハイライト

イーサン・ユーイング

ベルズビーチ、ビクトリア、オーストラリア(2022年4月16日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第4戦となる「リップカール・プロ・ベルズビーチ」は、ベルズビーチの4~5フィートのセミクリーンの波で男子クォーターファイナルを終え、男女ともに最終4名のサーファーに絞られることになった。

 

Highlights Day 6 | Robinson’s Massive Buzzer-Beater Finish, Plus Toledo Takes Out Florence

 

 

イーサン・ユーイング(AUS)、フィリーペ・トリード(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)、ジャック・ロビンソン(AUS)の男子4名は、女子のセミファイナルのコートニー・コンローグ(USA)、タイラー・ライト(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、ブリサ・ヘネシー(CRI)とともに、明日開催が期待される素晴らしいファイナルデイへ進む。

イーサン・ユーイング WSL / Matt Dunbar

 

ヒート1では、オーストラリアのオーウェン・ライトとイーサン・ユーイングが対戦。ファーストウェーブでライトをリードしたユーイングは、序盤からヒートを支配し、その勢いを止めることはなかった。素晴らしいウェーブセレクションで7.50(10点満点中)をマークしたユーイングは、8.83(10点満点中)で勝利を収め、セミファイナルへと駒を進めることになった。

 

 

イーサン・ユーイング © WSL / Ryder

 

ユーイングは、1983年に母親のヘレンがベルズビーチでタイトルを獲得しており、ここベルズビーチには深い思い入れがある。それから約40年、ユーイングは彼女のレガシーを引き継ぎ、自らベルを鳴らすまであと2ヒートとなった。オリンピック銅メダリストのライトは、同率5位でフィニッシュし、今年最高の成績を収め、ランキングでも上位に食い込んでいる。

 

「この結果はとても大きいですね」とユーイングが言った。「セミファイナルに進出できたことは、本当に報われた気分だよ本当に報われた気持ちです。オーウェンはとても良いライバルで、あのヒートの前にも言ったのですが、彼は本当に頭が良く、良いサーフィンをしていました。彼は良い結果を必要としていたから、QF進出は彼にとって素晴らしいことだし、マーガレットリバーも頑張ってほしいですね」。

 

フィリーペ・トリード WSL / Matt Dunbar

 

世界ランク4位のフィリーペ・トリード(BRA)は、男子クオーターファイナルのヒート2で、2019年のベルズ優勝者であるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)に挑んだ。

 

ハイスコアの波が目白押しのヒートで、トリードはヒート序盤に9.63(10点満点)をスコアしてトップに躍り出た。その後の波に乗ったフローレンスも8.43のエクセレントスコアを記録し応戦した。

 

ジョン・ジョン・フローレンス  WSL / Matt Dunbar

 

素晴らしいファーストエクスチェンジの後、海はスローダウンし、ヒートはミッドレンジのスコアで決着することになった。フローレンスは残りのライディングでコンプリートできずに苦戦、トリードがヒートを制し、セミファイナルでユーイングと対戦することになった。

 

 

カラム・ロブソン© WSL / Slaone

 

男子クオーターファイナルのヒート3は、ルーキーのカラム・ロブソン(オーストラリア)とミゲール・プポ(ブラジル)が対戦。しかしヒート開始10分間、セットが入らずにリスタートがコールされた。

 

ベルズで4度優勝しているミック・ファニング(AUS)に勝った時の冷静さを持ち合わせたロブソンは、13.54(20点満点)をマークしてヒートをリード。プポは、ヒート中、合計12本の波をキャッチしたが、最後のトライで0.54の差で惜しくも敗退した。

 

 

カラム・ロブソン © WSL / Ryder

 

「プポが7点の波を捕らえた時、良い波だと分かったので、ヒートの残り時間をコントロールしなければならないと思いました。彼が捕らえた小さな1本は、ワイドすぎると思ったし、あれほどの点は出ないと思っていたんですが、彼はとてもハードにリッピングしていた。

ビーチを歩いているとき、みんなが不運だとか言っていたから、スコアを聞いたとき、そして彼が逆転できなかったことを聞いたとき、間違いなく危機を逃れたって思いました」。

 

 

Top 5 Moments Men’s Quarters | Filipe’s Birthday Excellence, Jack vs Italo’s First CT Matchup

 

ジャック・ロビンソン © WSL / Slaone

 

今日の最終ヒートでは、オーストラリアのジャック・ロビンソンと2019年のWSLワールド・チャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)が対戦。フェレイラは、ヒートをコントロールし、ロビンソンを逃がさず、プライオリティのない波を盗み、その経験を披露した。

 

両サーファーのラストミニッツの波が勝敗を分け、わずか0.20の差でロビンソンが勝利を手にした。ロビンソンは、セミファイナルで同じオーストラリアのカラム・ロブソンに挑むことになる。

 

 

ジャック・ロビンソン © WSL / Ryder
ジャック・ロビンソン © WSL / Ryder
最後に大逆転されたイタロ・フェレイラWSL / Matt Dunbar

 

 

リップ・カール・プロ・ベルズビーチ・メンズ・クオーターファイナル結果。
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS)16.33 DEF. オーウェン・ライト(AUS)11.17
HEAT 2:フィリーペ・トリード(BRA)16.40 DEF. ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.76
ヒート3 カラム・ロブソン(AUS)13.54 DEF. ミゲル・プポ(BRA)13.00
HEAT 4:ジャック・ロビンソン(AUS)vs.イタロ・フェレイラ(BRA)

リップ・カール・プロ・ベルズビーチ・メンズ準決勝のマッチアップ。
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS) vs. フィリーペ・トリード(BRA)
HEAT 2:カラム・ロブソン(AUS) vs. ジャック・ロビンソン(AUS)

リップ・カール・プロ・ベルズビーチ・ウイメンズ準決勝のマッチアップ。
HEAT 1:コートニー・コンローグ(USA) vs. タイラー・ライト(AUS)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW) vs. ブリサ・ヘネシー(CRI)

 

男子:Rip Curl Pro Bells Beach

女子:Rip Curl Pro Bells Beach

 

For more information, please visit WorldSurfLeague.com.