五十嵐カノアがトリッキーなコンディションで行われたR1をトップ通過。MEO Pro Portugal大会2日目

プライア・デ・スーパーチューボス, ペニシェ / ポルトガル(2022年3月4日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦となる「MEO Pro Portugal presented by Rip Curl」は大会2日目がスタート。

 

昨日からサイズアップしたスウェルがポルトガルに到達し、ビッグ&パワフルな波が期待されている。しかし朝のロータイドと強いサイドの風の影響でかなりのトリッキー・コンディションに選手は厳しい戦いを強いられることとなった。

 

 

ヒート6で五十嵐カノア(JPN)は、カラム・ロブソン(AUS)、アフォンソ・アントゥネス(PRT)と対戦。ヒートはスタートから10分ノーライドで、リスタートとなった。セットのサイズはあるが、ロータイドでサイドオンショアのトリッキーな厳しいコンディション。

 

 

五十嵐カノアがラウンド1をトップ通過。

 

 

ハワイでの2戦を終え、ランキング2位と好位置に付ける五十嵐カノア。このポルトガルに家も持っているほどポルトガルが大好きなカノアでも、こんな中でスコアリング・ウェイブを見つけるのは至難の技だ。ヒート前半はロブソンがバレルに突っ込んだ1ライドのみ。

 

 

後半に入りカノアはバックハンドでバレルをメイク。さらにクローズセクションでエアリバースを決めて5.50をスコア。続けてロブソンもレフトのバレルをメイクして6.67をスコア。トップに躍り出る。カノアは再びバックハンドでバレルを狙うも惜しくもメイクできず。

 

残り時間2分で、ニード3.35と追い込まれていたカノアだったが、小振りながら切れたレフトを掴み、しっかりとバレルをメイク。3.83をスコアして、大逆転で1位通過でラウンドアップを決めた。

 

ゼッケンに大阪ナオミの名前をつけて試合に出場したカノアは「大阪ナオミと共に日本を代表できることを誇りに思います」と言った。

 

 

 

また、コナー・オリアリー(AUS)がフィリーペ・トリード(BRA)、ワイルドカードのジャスティン・ベクレット(FRA)と、この日のオープニング・ヒートで対戦。

 

トリッキーなコンディションの中でもトリードが見事なバックハンドのバレルをメイクしてトップ通過。コナーもフロントでバレルをメイクしたが、ベクレットに最後に逆転され惜しくも3位でラウンド2の敗者復活戦へと回った。

 

 

 

 

この2ヒートを終了した時点で試合はオンホールドとなった。

 

詳しくはhttps://www.worldsurfleague.com/をご覧ください。

 

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