2022年1月16日(日曜日)ハワイ・ノースショア:
ハワイ・オアフ島ノースショアのフィールドを守る『Da Hui』が、1975年の結成以来開催している歴史あるコンテスト「Da Hui Backdoor Shootout/ダ・フイ・バックドア・シュートアウト」が本日大会最終日を迎えた。
パイプは最終日に相応しい、期待通りのコンディションとなり、ダブルオーバーヘッドの安定したクリーンなコンディションで、サーファーたちを祝福した。
Replay: 2022 Da Hui Backdoor Shootout Final Day
4日間に渡る6ラウンドで高スコアを集めたメイソン・ホー(SNAPT4)が優勝し、賞金50,000ドル、2位のバララム・スタック(VOLCOM)は賞金10,000ドル、3位のジョン・ジョン・フローレンス(TEAM FLORENCE)は賞金5,000ドルを獲得。
チーム優勝は個人優勝のメイソン・ホーを含む、バロン・マミヤ、ベンジー・ブランド、パーカー・コフィン、イーザン・オズボーンのSNAPT4という結果となった。
また今大会のハードチャージャーとして12ポイントをマークしたカラ・グレースとベサニー・ハミルトンが表彰された。また今回初の女性チームとして素晴らしいチャージを見せたTEAM MOANA WAHINEが特別賞を受賞した。
90ポイントで大会最終日を2位でスタートしたチームダフイジャパン。佐藤魁、脇田泰地、伊東李安琉、松永大輝の4名がラウンド5に出場。
ファーストライドは佐藤魁がパイプのシックバレルをスピッツアウト。しかし、その後ビッグセットが入らずに時間だけが過ぎていく。そんな中でも佐藤魁はチャージを繰り返す。後半に入り伊東李安琉がパイプのバレルをメイク。その後もセットの波は入らず終了ホーンが鳴った。
ラウンド6では脇田に代わって堀口真平が登場。好調な松永大輝はスタートからパイプで2本のシックバレルをメイク。10ポイントまでスコアする。佐藤魁も素晴らしいバレルをメイク。そして完全にゾーンに入った松永大輝は、再びディープなポジションから、いとも簡単にパイプのバレルをメイクしてみせた。
そしてヒート終盤、佐藤魁が彼にとっては今回一の波を掴み、深いポジションからバレルにプルイン。ハイスピードでバレルの中を疾走し、見事スピッツアウト。そして伊東が最後を締めくくるシックバレルをメイクして、佐藤魁は9ポイント、伊東李安琉は9.5をスコア。チームジャパンのラストヒートが終了した。
入賞には至らなかったものの今シーズンも素晴らしい活躍を見せてくれたサムライたち。日本人サーファーの良き理解者である、ハワイ・ダ・フイの創始者の一人であるデビット・スタント氏の尽力があって彼らの活躍がある。今年も感動をありがとう。
この新しいチームジャパンの活躍を現場で見たエミコ・コーヘンさんのリポートは後日掲載されますのでお楽しみに。