松田詩野がベスト16進出。脇田、前田、黒川ここで敗退。「MEO Vissla Pro Ericeira」大会4日目

松田詩野  WSL / Poullenot

リベイラ・ディリャス、エリセイラ、ポルトガル:2021年10月6日(水)、2021年チャレンジャーシリーズ第2戦「MEO Vissla Pro Ericeira」大会4日目は、男子のラウンド2の残りの2ヒートと女子のラウンド2の8ヒートが行われた。

 

大会4日目ハイライト映像

 

アリッサ・スペンサー WSL / Poullenot

 

女子では、9.33を叩き出したアリッサ・スペンサー(USA)をはじめ、インディア・ロビンソン(AUS)も9ポイントをマーク。ローカルのヨランダ・ホプキンス(PRT)も圧倒的なパフォーマンスを披露。CTサーファーのブリサ・ヘネシーも2本のエクセレントをスコアする圧巻の演技を披露した。

 

 

松田詩野がベスト16進出

 

松田詩野

 

ヒート4で同じヒートを戦うこととなった野中美波と松田詩野は、フレイア・プリュム、ヨランダ・ホプキンスと対戦。野中はフォアハンドでチャージを見せて、スタートから4.83と3.77をスコア。好スタートを切る。

 

野中美波 WSL / Poullenot

 

それに対して松田はバックハンドで鋭いリッピングを繰り出し、5.43をマーク。さらにバックアップを3.63とし、2位に付ける。ヒートをリードするのはパワーサーファーのヨランダ・ホプキンス。地元の声援に応えて、ダントツのパフォーマンスで大きくリードする。

 

松田詩野

 

2位争いとなった松田と野中。松田はソリッドなバックハンドのトップターンで6.20をスコア。野中もバックアップを4.50まで引き上げて応戦する。時間を追うごとに調子を上げていく松田は、再びキレのあるバックハンドサーフィンで、インサイドまで乗りつなぎコンプリート。7.60という高得点を叩き出す。

 

 

3位の野中も終盤に猛チャージを見せて6.43 と 6.83という高得点を叩き出すが逆転ならず。松田詩野が逃げ切り2位でラウンドアップ。野中美波はここで敗退となり、17位でフィニッシュとなった。

 

松田詩野は、ラウンド3のヒート3で、今大会好調なアリッサ・スペンサー(USA)と対戦する。

 

 

黒川日菜子  WSL / Poullenot

 

ヒート5で 黒川日菜子は、CTサーファーのブリサ・ヘネシー、カロリーナ・メンデス、アリアナ・オチョアと対戦。ヒートはメンデスがオープニングから8.33のエクセレントをスコア。ヘネシーも8.27のエクセレントで応戦。アベレージスコアの高いヒートとなる。

 

 

ヘネシーはバックアップを7.90として、トップを独走。アリアナ・オチョアもエクセレントの8.30を6.00でバックアップして2位につける。黒川は最後に5.10と7.13 をスコアするも惜しくもここで敗退。25位でフィニッシュとなった。

 

 

ヒート7で前田マヒナは、CTサーファーのメイシー・キャラハン、ポルトガルのテレサ・ボンバロ、チェルシー・トゥアックと対戦。ヒートはキャラハンがスタートから圧巻の演技を披露。ヒートスコア11.34をスコアしてヒートをリード。チェルシーもチャージを見せて2位につけ、前田は3位で後半戦へ。

 

前田は優先権を持って波を掴むがスコアを伸ばせない。残り時間10分を切って4位だったテレサが2位に浮上。4位に転落する前田。最後は優先権を持って波を待ったが、そのまま試合終了。前田マヒナはここで敗退となり、25位でフィニッシュとなった。

 

 

 

 

ヒート8で脇田紗良は、ハワイのルアナ・シルバ、ペルーのソル・アギーレ、日本人の母親を持つハワイのベティルー・サクラ・ジョンソンと対戦。そのヒートは本日のスーパーヒートとなった。

 

ヒートはいきなりシルバが8.87というエクセレントでスタート。ベティルーも8.33をスコアする、とんでもないヒート展開に。そんななかでも脇田も7.50を含むヒートスコア12.67を叩きだして、トップに躍り出る。

 

 

脇田紗良

 

しかし、ベティルーがバックアップをビッグカーヴィングで7.50をスコア。それに続きシルバも7.93をスコアし、トップへ躍り出る。残り時間10分を切り、3位の脇田はニード8.33と追い込まれる。そのままタイムアップとなり脇田は惜しくもここで敗退。17位でフィニッシュとなった。

 

 

これで勝ち上がっている日本選手は、大原洋人と松田詩野だけとなった。3人ヒートのR3で大原は、H3でナット・ヤングとジェイコブ・ウィルコックスと対戦。

 

松田詩野はラウンド3のヒート3で、今大会好調なアリッサ・スペンサー(USA)と対戦する。どちらのヒートも厳しい戦いとなるが、この壁を乗り越えなければCTのクオリファイはない。がんばれ!日本!

 

ネクストコールは、現地木曜日の午前7時35分(WEST)日本時間の 2021年10月7日15時35分。コンディションを再確認した上で、スケジュールを決定する。

 

今回も彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

オフィシャルサイトでライブ中継が行われます。

男子:MEO Vissla Pro Ericeira