WSL チャレンジャーシリーズ第2戦「MEO Vissla Pro Ericeira」がポルトガルのエリセイラで10月2日から10日まで開催される。世界最高峰であるチャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイをかけて戦うチャレンジャーシリーズ。
現地時間の 2021年10月2日8時、日本時間の 2021年10月2日16時にスタート予定。
今回のイベントには男子では、日本の五十嵐カノアをはじめ、ポルトガルのフレデリコ・モライス、そしてポルトガルでの競技歴が長い世界ランキング2位のイタロ・フェレイラなど。女子では、キーリー・アンドリュー、ニッキー・ヴァン・ダイク、メイシー・キャラハン、ブリサ・ヘネシーといったトップシードが出場を予定している。
今年からスタートしたWSLのチャレンジャーシリーズは、先日終了したカリフォルニアのUSオープン、そしてポルトガル、フランス、ハワイといった場所で4戦が予定されている。
今シーズン、選手は2020年に開催されたクオリファイ・シリーズ・イベントで最も良かったポイントをロールオーバーすることができ、2021年のチャレンジャーシリーズ(CS)の最終ランキングは、2021年の4つのイベントと2020年の1つのイベントの中の5つのイベントのベスト3の結果で競われることになる。
そして、男子は12位以内、女子は6位以内に入ることで2022年度のチャンピオンシップツアー入りを果たすことができる。
短期決戦となる今シーズンは、日本選手にとっても狙い目。
2022年のWSL CSは、5月にオーストラリア・ゴールドコーストのスナッパー・ロックスで開幕し、11月にハワイのハレイワで締めくくられる8つのイベントで構成される予定。そう考えると今年は4戦での勝負となるため、ある意味でラッキーなシーズンとなる。
選手たちにとって長丁場になればなるほどフィジカル面でもメンタル面でも維持することが辛くなる。今年はコロナ禍というハンデはあるものの、短期決戦という利点は大きい。日本選手たちにも大きく扉が開かれているシーズンであると言っても過言ではない。
前回のUSオープンで、3度目の勝利を逃したものの3位となった五十嵐カノアが今回も出場。ポルトガルにも家がある彼はCT枠でチャレンジャーシリーズに出場。現在CSランキングは5位だが、今年CT世界ランク8位でフィニッシュしており、2020年もCTに出場することが確定している。
前回のUSオープンで9位となった村上舜は、3500ポイントを獲得。そして2020年に中国・海南島で行われたチャイナオープンで優勝し5000ポイントを保有しており、合計8500ポイントで現在CSランク6位という素晴らしいポジションにいる。ポルトガルでも素晴らしい活躍を期待したい。
現在のその他の日本選手のランキングは、大原洋人は41位、稲葉玲王は53位、西修司は72位、インドネシアの和井田理央は37位。https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mcs?year=2021
女子では、USオープンで5位となった脇田紗良が日本人トップの14位につけており、前田マヒナが29位、野中美波と黒川日菜子が30位、都筑有夢路が33位、松田詩野が34位と続いている。https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wcs?year=2021
最終ランキングで男子トップ12、女子トップ6をクリアーし、2022年度のチャンピオンシップツアー入りを目指せ。
今回のポルトガルのヒート表が発表になり、ラウンド1では、H2 西修司、 H4 稲葉玲王とコナー・オレアリー、H9 村上舜、H12 大原洋人、H13 五十嵐カノア、H22 和井田理央(IDN)。
女子のラウンド1は、H1 都筑有夢路、H6 野中美波、H7 松田詩野、H12 黒川日菜子、H14 前田マヒナ、H16 脇田紗良となっている。
今回も彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
オフィシャルサイトでライブ中継が行われます。