2021年WSLジュニア・チャンピオンシップ開催中止が発表。ジュニアの上限年齢が20歳以下に引き上げ

今年もWJCの会場となる予定だった台湾

 

カリフォルニア州サンタモニカ/アメリカ 2021年9月1日(水)。ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は本日、現在のCOVID-19パンデミックの影響により、12月4日~10日に台湾・台東のジンズン・ハーバーで予定されていた「WSLジュニア・チャンピオンシップ」を中止することを発表した。

 

なお、今シーズンの地域別プロジュニア・イベントのポイントは、来シーズンの地域別ランキングに引き継がれ、2022年のWSLジュニア・チャンピオンシップの出場権が決定されることになる。

 

ツアー担当SVP兼大会責任者のジェシ・マイリー-ダイアは、「ジュニア選手の安全は何よりも重要であり、COVIDを理由に、慎重を期して2021年度の世界ジュニア選手権の中止を決定しました。このイベントを継続的にサポートしてくれている台湾・台東のパートナーに心から感謝し、今後も一緒に活動していくことを楽しみにしています。」とコメント。

 

また今回のキャンセルに伴い、WSLツアー&コンペティション事務局は、プロジュニアツアーの年齢制限を、現在の18歳以下から20歳以下に引き上げると発表。

 

「この変更により、若いサーファーたちは、リージョナル・クオリファイ・シリーズに進む準備ができるまで、ジュニア・レベルで競技を続けることができます」とマイリー・ダイヤーは続けた。

 

「また、この新しい年齢制限は、今年のワールド・ジュニア・チャンピオンズへの出場を逃し、ジュニア・ツアーを卒業してしまうサーファーに、2022年のワールド・ジュニア・チャンピオンズへの出場権を得るための新たな機会を与えることになります」とコメントした。

 

今回のWJCキャンセルは2年連続。大会を心待ちにしていた選手達にとって残念な結果となったが、新しい年齢制限となったことで、すでにジュニアツアーを卒業していた選手達が復活するという現象も生まれる。

 

3年連続の日本代表としてWJCに出場していた松田詩野、脇田紗良がそうで、昨年2020年がジュニア最後の年だったにも関わらず、大会がキャンセルとなり不完全燃焼でジュニア卒業となっていた。

 

そんな彼女達を含め、今回の新しい年齢制限で2022年に復活する選手(2002年生まれ)も多く、来シーズンのジュニアシーンが更に盛り上がりを見せそうだ。

 

 

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