カバリタ、NSW/AUS(2021年6月20日日曜日)昨日からオーストラリアのカバリタビーチで行われていた「オークベリー・ツイード・コースト・プロ・ジュニア」が終了。
このイベントは、オーストラリアで12ヶ月以上ぶりに開催されたWSLプロジュニア・イベントで2~3フィートのクリーンなコンディションで行われ、オーストラリアに留学中の馬庭彩が、オーストラリアの強豪選手を抑えて見事優勝した。
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高校からサーフィン修行のため、オーストラリアに留学している馬庭は、数々のCTサーファーが通っていたという、サーフィンに力を入れている「Palm Beach Currumbin state high school 」に通って、サーフィンの腕前に磨きをかけていた。
馬庭彩は、大会初日には、カバリタで初めてサーフィンしたにも関わらず、2ウェイブコンビネーションでハイエスト・スコアを記録。2日目にはファイナル出場を決め、イベントを通して注目を集めていた選手だった。
NSAの強化指定選手に選ばれ、JPSAのプロ資格も取得している、茅ヶ崎出身の馬庭は、サーフィンに専念するために2年前に家族とともにゴールドコーストに移住。今日はその成果を発揮して初優勝を果たした。
明日からカバリタビーチで開催されるQS5,000イベントに向けて、馬庭彩はこの好調を維持したいと考えている。
「この優勝をとても嬉しく思います」と馬庭彩が言った。「家族やトレーナー、コーチなど多くの人が私をサポートしてくれていたので、今回の優勝ですべてが報われた気がします。ジュニアの大会にはまだ数回しか出場していないので、1位になれたことは幸運だと思います。
今は家族と一緒にキラに住んでいて、ゴールドコーストの高校に通っていますが、これまでここでサーフィンをしたことはありませんでした。今ではとても特別な場所になっていますし、素晴らしい波と素敵な人々がいる美しい場所なので、また戻ってくるつもりです。
明日のQSイベントに向けて、今回の優勝は間違いなく自信につながります。今週、ここツイード・コーストで再び試合ができることをとても楽しみにしています」。
ファイナルは、1位から3位までの差がわずか0.35ポイントというクロスゲームとなり、ファイナルのベスト・スコアを持つエリー・ハリソンと、今回好調なザーリ・ケリーというフォーム・サーファーたちを抑えて見事、馬庭が優勝した。
明日は、馬庭彩も出場する「オークベリー・ツイード・コーストプロ」のQS5000イベントが開催される。このイベントは金曜日まで開催され、オーストラリアとニュージーランドの新進気鋭のコンペティター達が、エリート・チャンピオンシップ・ツアーへの登竜門であるWSLチャレンジャー・シリーズへの出場権をかけて戦う。
がんばれ!日本!がんばれ!馬庭彩!
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/wjun/3873/oakberry-tweed-coast-pro-junior