開会式に参加する波乗りジャパン。各国の代表選手たちによるウオームアップ・セッションが会場で行われている

サーファーたちが初めてオリンピックの開会式に登場するまで数時間となった。サーフィン競技は25日から予定されており、小波ながら海は活気に満ちている。ボードをテストしたり、練習セッションが行われている。

 

WSLでは「The Shida Daily:」と題してオリンピック会場での出来事を選手たちがSNSに投稿する情報を元のページをアップしている。今回はその辺りの情報から幾つか気になった情報をピックアップして紹介したい。

 

 

波乗りジャパンがついに開会式に

 

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今夜、23日午後8時から東京・国立競技場で開会式が行われる。国内での夏季大会は1964年東京五輪以来、2度目で、今回の東京五輪では33競技339種目で熱戦を繰り広げる。そんな開会式の出席する波乗りジャパン。彼らの出で立ちが波乗りジャパンのSNSにアップされた。56年前とは上下のコーディネートカラーが逆で、今回は白いジャケットに真っ赤なパンツ。サーフィンの歴史的瞬間。感動的な瞬間を見逃すな。

 

メイヘム・フィッシュに乗るガブリエル・メディーナを発見

会場でウォームアップするガブリエル・メディーナ  ISA /Sean_Evans
ガブリエル・メディーナ  ISA /Sean_Evans

 

現在世界ランキング1位のガブリエル・メディーナは、ロストのRound Nose Fishでウォーミングアップしているところを目撃された。通常、彼はCabianca Surfboardsに乗っているが、Lost Surfboardsのマット・バイオロスがデザインした比較的型破りなデザインのボードに乗っていた。彼はこのボードを試合で使うのか。

 

カリッサ・ムーア、オリンピック・ジャージを手にする

 

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ハワイ出身のカリッサは、自分の公式ジャージを手に取り、「日に日に実感が湧いてきます」と語っている。

 

ムーアは明らかにメダル候補で、彼女よりも多くの競技で成功を収めているのは、7度の世界チャンピオンであるステファニー・ギルモアだけ。しかし、ギルモアが多くのタイトルを獲得しているのに対し、ムーアはエアーマニューバーという秘密兵器として持っている。それがこの千葉の波でどんな役割を果たすのか非常に興味深いものがある。

 

彼女は、マット・バイオロスのシェイプしたボードを使用しているが、このボードは、地球上の最高のエアリストたちが愛用している。新たなジャージ、新たなボード、そして新たなうねりが到来し、すべてがムーアの金メダル獲得に向けて準備されているのか。

 

 

オーウェン・ライトはドレスアップして準備万端

 

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チーム・オーストラリアのオーウェン・ライトは、公式チーム・キットを身にまとい、数回のウォームアップ・セッションを行っている。

ライトのSNSの投稿にもあるように、予想通り波は小さかったが、嬉しいことにうねりが入ってきており、パンピング・ウェーブでのオリンピック・サーフィンが見られる可能性がある。長身のライトにとってはサイズアップは嬉しい限り。クラシックなパワー・サーファーで、バックサイドの巨大なアンダー・ザ・リップ・ハックが十八番。

 

ブリサ・ヘネシーの選手村ツアー

 

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アスリートにとって最も素晴らしい経験のひとつは、オリンピック村に滞在することだ。世界中から集まった多くのエリートスポーツ選手たちが、宿泊施設を共有し、お互いに知り合うことができる状況は他にはない。でも今回はコロナということで厳しいかも。コスタリカのブリサ・ヘネシーが、SNS でその舞台裏を紹介してくれた。

 

前田マヒナの超巨大な横断幕の設置が完了。

前田マヒナと彼女の日本のチームメイトである五十嵐カノア、大原洋人、都筑有夢路は、開会式が目前に迫り、オリンピックでのサーフィンの夢が実現しようとしている。開催国を代表して、前田マヒナを応援する巨大な横断幕が会場を見下ろす小高い山に設置された。彼女は自分に与えられたロッカーを万全にして、サーフィン人生最大の瞬間を目前にしている。

 

ISA /Sean_Evans
ISA /Sean_Evans
ISA /Sean_Evans

大原洋人

「この舞台でゼッケンを着て試合をするという感覚は、誰もが味わったことがないので、そういう意味ではみんな平等。自分は地元の利を生かして、頑張りたい。」といった大原洋人。自分のホームで行われるオリンピックの準備は万全。あとは自分のサーフィンを見せるだけだ。

 

コロヘ・アンディーノ ISA / Ben Reed
ジョン・ジョン・フローレンス ISA / Ben Reed

 

怪我の回復が心配されたアメリカチーム男子二人。ご存知の通り、会場する前に静波のプールと海で事前合宿を行っていた。まだ調整しながらのサーフィンのようだったが、本番までに完全に仕上げてくるのだろう。

 

やはり、今大会の男子の注目は、強豪ブラジルのメディーナとイタロ、そして、このアメリカのジョン・ジョンとコロヘ。そこに日本チームのカノアと大原洋人がどこまで喰らい付いて行くか。またオーウェンとジュリアンのオーストラリア勢、エルサルバドルの最終選考試合で素晴らしいエアを見せて注目を集めたレオン・グラッツァー(GER)もコンディションによっては危険な存在となるかもしれない。

 

 

試合の模様は、民放テレビ局のオリンピック公式動画サイトgorin.jp』でライブ中継が行われます。大会初日の25日から決勝の28日までの予定が組み込まれています。https://www.gorin.jp/live/game/SRF/

 

Tokyo 2020 Olympic Games

Tokyo 2020