五十嵐カノア、今大会出場で五輪代表確定。エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス大会2日目。

五十嵐カノア Photo: ISA /Sean_Evans

 

 

エルサルバドル、2021年5月31日 – サーフィン・オリンピックの最終予選である「2021サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス」大会2日目。

 

本日は、ラ・ボカナで、男子メインラウンド1のH25からH36まで。その後女子のメインラウンド2が16ヒート行われ、エルスンザルでは、女子のメインラウンド1のH25 からH32まで。その後に男子のメインラウンド2が18ヒート行われた。

 

 

五十嵐カノア ©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

 

本日は、昨日出番のなかった五十嵐カノアがメインラウンド1のH25に登場。男子メインラウンド2のH5 に村上舜、H9に大原洋人。女子メインラウンド2のH5に都筑有夢路、H11に前田マヒナ、H12に松田詩野が登場した。

 

五十嵐カノアはラウンド1とラウンド2の2ヒートを戦い、ラウンド2を戦った大原洋人、村上舜、前田マヒナの4名が1位通過でメインラウンド3へ。 松田詩野、都筑有夢路は3位で敗者復活戦のリパチャージR2へ回った。

 

Sean_Evans
Sean_Evans

 

カノアはスローなコンディションの中、レフトブレイクに的を絞り、バックハンドでクリティカルなセクションに3度のリエントリーをメイクし5.83をスコア。

 

残り時間3分で掴んだラストウェイブではさらにサイズのあるレフトにチャージ。ダイナミックなサーフィンを披露して7.17をスコアしてラウンド2に進出。午後のエルスンザルでは、本日2度目の登場となったカノアは8.33のエクセレントスコアをたたき出して、ラウンド3へと勝ち上がった。

 

CT枠からオリンピックの内定を得ていた五十嵐は、今大会に出場したことでオリンピックの日本代表が確定した。

 

Sean_Evans

 

五十嵐カノア

波が良くて、プレッシャーもなくて、チャンスは少なかったけど、まあまあ良いサーフィンが見せれて良かったです。ファーストヒートはいつも波数が少ない感じなんですが、その状況でもリラックスして、良い波をつかむことに集中して前に進んでいきます。オーストラリアのCTからの試合ですが、体は疲れていてもメンタルは疲れていないので、チームと一緒にいてエネルギーが出るので大丈夫です。

 

 

村上舜 ©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

 

村上舜は1位でラウンドアップ。

作戦としては最初の5分とか7分ぐらいで、グッドスコアを出せたら良いなと思っていました。作戦通り、開始から5点出せて、バックアップも6点出せて、すごく良いヒート運びだったと思います。

会場が二つあるので、サーフボードも対応するのが難しいんですけど、徐々に乗り方とかもわかってきてボードチョイスも決まってきて。だんだん集中できてきています。これから波が上がってくるようですが、10日前から入っていて、大きい波もやっているので準備万端です。

 

大原洋人 ©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

 

大原洋人はラスト30秒で、大逆転1位でラウンドアップ。

今日もラウンド1同様、最初のほうに全然波に乗れなくて、最後に逆転する形になってしまったんですけど。とりあえずラウンドアップできて良かったです。ライブスコアで見ていた人は「洋人負けた!」って思った人が多かったんじゃないかなと思いますけど。最後の30秒ぐらいで良い波に乗れて良かったです。次のラウンドとかは最初からスコアを出して、落ち着いて試合ができるようにしたいと思っています。

 

Photo: ISA /Ben_Reed
Photo: ISA /Ben_Reed
松田詩野©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

 

松田詩野は惜しくも3位でリパチャージへ

もう少し上手くやれば勝ちあがれたヒートでした。でも、(リパチャージに回ったことで)ファイナルへ行くルートは変わってしまったんですけど、リパチャージで一つ一つ集中していって、勝ち上がっていこうと思います。

夕方は潮回りや風の影響で難しいコンディションだったんですけど、次は良いスコアをどんどん積み重ねていくというイメージで頑張ろうと思います。サーフィンの調子は良いので勝ち上がれるように頑張ります。

 

前田マヒナPhoto: ISA /Ben_Reed
前田マヒナ ©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

前田マヒナ

今日はすごく難しかった。とりあえずラウンドアップしたけど、これからもっと点数を上げて強く戦いたいです。カナダの選手が二人いてチームアップしてくることも考えられたけど、自分はこれまでにISAの試合の経験もあるし、気にしないで自分のサーフィンをやって1番になることを考えてやりました。ヒートバイヒートでラウンドアップしていくことだけを考えています。

 

都筑有夢路 ©︎日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN

 

都筑有夢路は3位でリパチャージへ

「いい波に乗れなかったので、次はいい波を探せるように頑張ります。まだ波の感じが掴みきれてない感じなんですけど、これから調節していきたいです。

 

 

 

いよいよ明日からメインラウンド3がスタート。選手たちの数も絞られてきて、波乗りジャパンもいよいよCT選手たちと対戦することとなる。

 

男子ラウンド3ヒート3にクレジットされた村上舜は、イタロ・フェレイラ、マット・マクギリヴレイというCT選手と対戦。ヒート5の大原洋人は、インドネシアのケトゥ・アグスらCT選手は居ないヒート。CT選手である五十嵐カノアは、ヒート7でフィリーペ・トリード、ミシェル・ボレーズらと対戦する。

 

女子ラウンド3では、前田マヒナがヒート5でページ・ハレブらと対戦。敗者復活戦のリパチャージR2に進んだ松田詩野と都筑有夢路は、都筑がH5、松田がH12にクレジットされている。明日はリパチャージのラウンド2は行われないので松田と都筑のヒートはない。

 

そんな中で前回の宮崎同様で、CT選手たちは早々にリパチャージに回る。女子はCT選手でR3に勝ち進んでいるのはステファニーとサリーだけ。男子でもメディーナをはじめ、ライアン・カリナン、オーウェン・ライト、レオナルド・フィオラバンティなどはリパチャージ2へ回っている。

 

彼らの土俵ではない場所では、リラックスしてイベントを楽しんでいるという感じだろうか。彼らの心は次の戦いの場となるサーフランチへといったところか。

 

 

 

明日のスケジュール

LA BOCANA
コンペティション
8AM~11AM
男子メインイベント・ラウンド3の9ヒート
11AM – 1:40PM
女子メインイベント・ラウンド3の8ヒート
1:40PM – 4PM
男子リパチャージ・ラウンド1の 9ヒート
ヒート数 1-3-5-7-9-11-13-15-17

EL SUNZAL
コンペティション
8AM~1:20PM
女子リパチャージ・ラウンド1の16ヒート
1:20 – 4:20PM
男子リパチャージ・ラウンド1の 9ヒート
ヒート数 2-4-6-8-10-12-14-16-18

 

ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。

https://isasurf.org/